シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11933010-003 

△アカデミックライティング2-3
Academic Writing 2-3
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  演習/Seminar

  荒島 和子

<概要/Course Content Summary>

アカデミックライティング 1で習得した基礎的なライティング能力をさらに伸ばし,本格的なレポートを書く技能を養う。具体的には,受講者が関心を持つ特定のテーマにおいて研究課題を設定し,必要な調査を行なう実証型レポートを書く。まずはレポート計画を立案し,スケジュールに沿って個人ごとに作業を行うが,定期的にプレゼンを行って(合計3回実施する予定),受講生と教員からコメントを得る。その後,調査方法や分析・レポート構成を修正し,完成度を高めていく。この作業を繰り返し行うことによって,専門的なレポートを書くための基礎づくりを行う。

<到達目標/Goals,Aims>

・文献調査を行ってなんらかの問いを立てることができる。 
・自分の研究課題に対して,適切な研究方法と分析を実施することができる。 
・調査結果を文章にまとめることができる。 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 授業ガイダンス  (授業時間外の学習/ Assignments) レポートのテーマを考える  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) テーマの選定と参考文献の情報収集+引用の復習  (授業時間外の学習/ Assignments) 各自のレポート計画立案 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 研究方法と研究倫理  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上+プレゼン準備 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 【個人発表/第1回目】レポートのテーマと参考文献のプレゼン  (授業時間外の学習/ Assignments) 各自のレポート計画に基づく作業 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 質問紙調査とインタビュー調査の方法  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) データの集計とまとめ方  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上+プレゼン準備 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 【個人発表/第2回目】研究計画のプレゼン  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 調査結果のまとめとアウトライン(1回目)作成  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 調査結果のまとめとアウトライン(2回目)作成   (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 教科書のフォーマットを用いた序論の書き方  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) レポート全体の論理的構造を考える  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上+プレゼン準備 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 【個人発表/第3回目】レポートの概要プレゼン  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート執筆作業 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) レポートの第1稿完成と文法チェック  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) レポートの修正と仕上げ(レポート提出)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) フィードバックと総括   (授業時間外の学習/ Assignments) なし 

・授業の進度は受講生の人数や課題などの提出状況によって変わることがある。  
・毎回の授業の初めに,前回の授業で提出されたフィードバックを行う。  
・第一回目講義のガイダンスで具体的な進め方や教材について説明をするので,各担当講師の指示に従うこと。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  10%  出席,クラスへの参加度  
課題の発表および提出  40%  プレゼン内容,レポート構成,テーマの選定 
最終レポートの提出  50%  全体の構成,文章表現,論理的整合性 

・5 回(授業回数の1/3)以上の欠席は単位を認定しない。30分以上の遅刻は欠席扱いとする。遅刻3回で,欠席1回とみなす。  
・レポートや課題の評価は,提出期限や提出条件の順守も評価の対象とする。  
・レポートの評価は,レポート(内容・構成・文法)他に,発表,テーマの選択,アウトライン,参考文献の情報提示などの部分も評価の対象とする。

<テキスト/Textbook>

井下千以子  『思考を鍛えるレポート論文作成法』第3版  (慶應義塾大学出版会、2019) 春学期に購入した教科書をそのまま使用します。 

 

テキストについては担当講師より授業開始時に指示します。 
アカデミックライティング1で用いた教科書を常に参照するようにしてください。

<参考文献/Reference Book>

二通信子他  『留学生と日本人学生のためのレポート・論文表現ハンドブック』(東京大学出版会、2009)
 

二通信子他  『 留学生のための論理的な文章の書き方・改訂版』(スリーエーネットワーク、2003)
 

浜田麻里他  『大学生と留学生のための論文ワークブック』(くろしお出版、1997)
 

アカデミック・ジャパニーズ研究会  『大学・大学院留学生の日本語(4) 論文作成編』(アルク、2002)
 

<備考/Remarks>

受講生は, Word を使ってレポート文書を作成します。グラフの作成などのためにExcelを使用することもあります。その他,図書や論文の検索サイトを使って参考文献を探すなど,ほぼ毎週,授業内では履修者全員がPCを用いた作業をします。毎回,授業の冒頭で,レポート執筆に必要な練習や課題に取り組むので,遅刻はしないようにしましょう。PC教室以外の教室で開講する場合は,PCを持参または大学で借りるようにしてください。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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