シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△Intercultural Communication
Intercultural Communication
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  松木 啓子

<概要/Course Content Summary>

グローバル時代の異文化コミュニケーションの問題を言語や文化の違いを横断する人類共通の普遍的側面とそれぞれの違いに基づく個別的側面から探求する。まず最初に,文化人類学,言語人類学の視点から英語圏と日本語圏文化の「共通項」を考える。その後,英語圏の文化,社会,歴史に根付くアイデンティティ,言語観,言語イデオロギーを日本語の場合と比較しながら探求していく。特に,アメリカやイギリスにおける公共圏のコミュニケーションのあり方をめぐる「ポライトネス観」,アメリカの「イングリッシュ・オンリー運動」や「プレーン・イングリッシュ運動」の事例を通して,英語を母語とする人が前提としている文化や価値観について理解を深める。この授業はすべて英語で行われる。(注 2020年度のオンデマンド型講義については,随時日本語が使われる場合がある。)

<到達目標/Goals,Aims>

①英語を母語とする人が前提としている文化や価値観について理解を深める。 
②今日のグローバル時代のコミュニケーションにおける文化的,社会的課題について理解を深める。 
③学生は英語圏の文化,歴史に根付く言語観,言語イデオロギーの重要性を理解できる。 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) イントロダクション:異文化コミュニケーションの課題  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習1時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「感覚,知覚,解釈」(1)-言語と文化をめぐる普遍性と多様性について  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習1時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「感覚,知覚,解釈」(2)-非言語コミュニケーションをめぐる普遍性と多様性について  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習1時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「言語と文化」(1)-英語と日本語をめぐる言語と文化の問題について:カテゴリー化の重要性  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習1時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「言語と文化」(2)-英語と日本語をめぐる言語と文化の問題について:メタファーの重要性  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習1時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「言語と社会」:イングリッシュ・オンリー運動をめぐる英語とアイデンティティについて  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習1時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「文化と非言語コミュニケーション」-時間と空間をめぐる文化とコミュニケーションについて  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習1時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 中間レポート課題提示,そして,前半授業の振り返り  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習1時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 中間レポート課題提出日 
「That's not what I meant」(1)-言語とメタ言語について 
(授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習1時間 
 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 「That's not what I meant」(2)-英語コミュニケーションの曖昧性について  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習1時間 
 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 「That's not what I meant」(3)-ポライトネスから考える英語コミュニケーションいついて  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習1時間 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 「That's not what I meant」(4)-ポライトネスから考える英語と日本語コミュニケーションについて  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習1時間 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 言語イデオロギーの文化的背景」―功利主義をめぐる価値観:プレーン・イングリッシュ運動から考える英語圏の文化と歴史  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習1時間 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 期末レポート課題提示,そして,後半授業の振り返り  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習1時間 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 期末レポート課題提出日,そして,全体授業の振り返り  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習1時間 

今学期はオンデマンド授業となります。アップロードされた授業の配信,および,その他の諸連絡についてはDUETとe-classのいずれかで行いますが,初回配信授業内で改めて確認致します。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

中間レポート試験  50%  前半の授業内容を踏まえて,提示する課題について一週間でまとめるレポートを提出してもらいます。 
期末レポート試験・論文  50%  後半の授業内容を中心にしながらも,全体の授業を踏まえて,提示する課題について一週間でまとめるレポートを提出してもらいます。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
67 26.9 43.3 17.9 0.0 11.9 0.0 2.7

<テキスト/Textbook>

D. Tannen  『何故言葉が伝わらないのか-Thats Not What I Meant-』 (金星堂) Other reading materials will be distributed in class. 

 

平易な英語で,コミュニケーションの重要なポイントが学べるテキストです。異文化コミュニケーションを考える上で非常によいテキストですので,是非完読して欲しい。

<参考文献/Reference Book>

Liu, S他 , Introducing Intercultural Communication .   (Sage Publishers, 2011) .  Reference books will be introduced in class. 

 

<備考/Remarks>

購入テキスト以外の,参考資料の配信については,授業内で改めて明示します。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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