2020年度

＜概要/Course Content Summary＞

技術とコミュニケーションとの結びつきについて様々な側面から検討する。技術の進歩は社会における情報の蓄積と共有を前提としており，人間のコミュニケーションの本質と大きく関わっている。一方で，グローバル化・情報化された現代社会の中で，私たちのコミュニケーションは技術に大きく依存している。多様化，複雑化していく世界の中でコミュニケーションの効率と質を上げるには，これらの点についての正しい理解が必要となる。そのために人類学的，言語学的，社会学的，計算機科学的な観点から自ら考えて分析する能力を養う。

＜到達目標/Goals,Aims＞

・コミュニケーション技術の歴史的発展について基本的な知識を身につける。　
・現代のコミュニケーションの形と，それらの基盤となっている技術を知る。　
・知識を共有する営みを支える様々な技術に映し出された「ヒトの姿」に対する視点を持つ。

＜授業計画/Schedule＞

受講者の理解度などに応じて上記授業内容や項目の順序に多少変更を行うことがあり得る。　
なお予習・復習について示した時間はあくまで目安であり，これより多くの学習時間が必要となることもあり得る。

＜成績評価基準/Evaluation Criteria＞

複数の授業回で内容に関連する課題を提出してもらう。また，学期中に数回，小テストを実施する。授業回の3分の2以上の出席がない場合，学期末レポートの提出資格を失うことがある。その他の詳細については初回の授業時に指示する。

＜成績評価結果/Results of assessment＞   成績評価の見方について/Notes for assessment

＜テキスト/Textbook＞

毎回，次週の授業までに読んでくるべき資料について指示を行う。資料の配布方法については第1回の授業で説明する。