<概要/Course Content Summary>
アフリカとアジアの地域比較を通じて,アフラシアというメガ地域を構想する。これから百年後,世界の人口はおよそ120億人に達するとされるが,そのうち4割がアフリカで暮らし,4割がアジアで暮らし,2割がその他の場所で暮らすことになるだろう。とりわけアフリカの人口はこの間に4倍増すると考えられる。日本を含むアジアで暮らす人びとは,これからアフリカの若者たちとどのような関係を切り結んでいったらよいのか。そのような問題意識から,講義担当者が執筆した最新の書物を素材として,世界の「南」の地域が直面している課題と未来の可能性を学んでいく。授業の後半では,汎アフリカ主義,汎アジア主義,イスラームの思想が22世紀の世界にどのような影響を与えることができるかを考え,歴史の知識に基づく新たなグローバル・コミュニケーションの方法を身につける。
<到達目標/Goals,Aims>
グローバルな視野で世界の未来を考えることができるようになる。人口学,地理情報システム(GIS),グローバル経済史,国際関係論の基本的な考え方を身につけ,私たちが生きる社会の未来を百年単位で考えることができるようになる。グローバル・コミュニケーションの前提として,西洋中心のバイアスから離れ,アフリカやアジアの社会の特徴をつかむ。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(実施回/ Week)
1
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(内容/ Contents)
導入
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
2
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(内容/ Contents)
地球規模の民主主義
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
3
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(内容/ Contents)
2100年の世界地図(1)22世紀に向かう人口変化
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
4
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(内容/ Contents)
2100年の世界地図(2)定常状態への軟着陸
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
5
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(内容/ Contents)
2100年の世界地図(3)新たな経済圏と移民
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
6
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(内容/ Contents)
後にいる者が先になる(1)ユーラシアの接続性
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
7
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(内容/ Contents)
後にいる者が先になる(2)海と大陸のフロンティア
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
8
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(内容/ Contents)
後にいる者が先になる(3)分岐か,収斂か
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
9
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(内容/ Contents)
アフラシアの時代(1)反植民地主義と汎地域主義
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
10
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(内容/ Contents)
アフラシアの時代(2)イスラーム世界
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
11
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(内容/ Contents)
アフラシアの時代(3)「南」のコミュニケーション
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
12
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(内容/ Contents)
共同体を想像する
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
13
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(内容/ Contents)
授業内容を踏まえた学生のプレゼンテーション
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
14
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(内容/ Contents)
授業内容を踏まえた学生のプレゼンテーション
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
15
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(内容/ Contents)
授業をふりかえる総合討論
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)
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50%
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期末レポート試験・論文
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50%
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授業内容の理解と応用力を試す
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<テキスト/Textbook>
峯陽一 『21世紀の世界地図』 (岩波書店、2019)
2019年夏に刊行予定
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<備考/Remarks>
担当教員への連絡は,基本的に授業直後の時間帯に行うこと。それ以外の場合はDUETのメッセージ機能やe-classから連絡を試みること。それでも連絡が取れない場合は教員の所属学部事務室にて相談すること。
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