2020年度

＜概要/Course Content Summary＞

　生徒指導及び進路指導・キャリア教育は，児童生徒の「生きる力」の育成を図る上で，重要な教育機能を持つ活動である。本授業では，生徒指導及び進路指導・キャリア教育の意義や原理を学ぶだけでなく，生徒指導及び進路指導・キャリア教育の在り方や進め方を，①開発的な視点（すべての児童生徒が対象）と，②予防的・課題解決的な視点（課題を抱えるリスクのある児童生徒・課題を既に抱えている児童生徒が対象）から学ぶ。　
　公立学校において長きにわたって教職経験を有する教員が，今日の学校における生徒指導及び進路指導の実際をふまえて，その理論と方法について講義を行う。

＜到達目標/Goals,Aims＞

　本授業では，生徒指導及び進路指導・キャリア教育の意義や原理について理解するとともに，これらの実践的指導力につながる知識や技能を身につけることをテーマとする。より具体的には，生徒指導においては，(1)その意義や原理，(2)すべての児童生徒を対象とした生徒指導の進め方，(3)個別の課題を抱える個々の児童生徒への生徒指導・支援の在り方，が理解できるようになること，進路指導及びキャリア教育においては，(1)その意義や理論，(2)すべての児童生徒を対象とした進路指導・キャリア教育の在り方や進め方，(3)個々の課題に応じた個別の児童生徒への進路指導・キャリア教育の在り方や進め方，が理解できるようになることを到達目標とする。

＜授業計画/Schedule＞

授業内容の変更が教育的に望ましいと判断される場合は，受講生と相談の上，一部変更することもあり得る。

＜成績評価基準/Evaluation Criteria＞

○教職に対する興味・関心を強く持ち，積極的な授業への参加と小レポート提出及び小テストを重視する。　
○中・高等学校の具体的実践事例をもとにした講義を中心とするので，受講生のこれまでの教育経験を振り返り，自分自身の考え方を再構築してもらいたい。　
○小レポートには，テーマに対しての自分なりの考えや思いをしっかり表現してくれることを望む。　
○授業内容に即したグループ討議を適宜実施する。

＜成績評価結果/Results of assessment＞   成績評価の見方について/Notes for assessment

＜テキスト/Textbook＞

特に指定しません。適宜プリントを配布します。

＜参考文献/Reference Book＞