シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11700405-054 

△発達と学習の心理学-54
Psychology of Development and Learning-54
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  羽野 ゆつ子

<概要/Course Content Summary>

社会が高度化し,多様化したことで,教育の現場では,幼児・児童・生徒の心身の発達過程,学びのメカニズム,動機づけ,学級集団での社会性などの心理特性を十分に理解することがことさら必要となっている。その知見をふまえ,自ら学び,考え,創造する態度を養い,生涯にわたって成長する生徒を育てることが重要である。この講義では,幼児・児童・生徒の発達と学習のメカニズムを理解し,教師として教育現場で必要な心理学的な知識を概説する。

<到達目標/Goals,Aims>

子どもが学び発達する様相を理解し,子どもと接する際に心理学的な視点からその発達と学習活動を支え,かかわることができるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1  (内容/ Contents) 発達と学習の心理学と教育心理学  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料の復習とテキスト1章の予習 
(実施回/ Week) 2  (内容/ Contents) 発達(1) 人と関わる心の育ち① 新生児から乳児期を中心に  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料とテキスト1章の予習・復習 
(実施回/ Week) 3  (内容/ Contents) 発達(2) 人と関わる心の育ち② 幼児期から児童期を中心に  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料とテキスト1章の復習・2章の予習 
(実施回/ Week) 4  (内容/ Contents) 発達(3) ピアジェの認知発達理論   (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料とテキスト2章の復習 
(実施回/ Week) 5  (内容/ Contents) 発達(4)道徳性の発達から発達理論を考える  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料とテキスト1,2章の復習 
(実施回/ Week) 6  (内容/ Contents) 発達(5)自己理解の発達  (授業時間外の学習/ Assignments) レポー配付資料とテキスト4章の復習 
(実施回/ Week) 7  (内容/ Contents) 学習(1)学習意欲  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料の復習 
(実施回/ Week) 8  (内容/ Contents) 学習(2)行動主義  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料とテキスト5章1節2節の復習 
(実施回/ Week) 9  (内容/ Contents) 学習(3)認知主義  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料とテキスト5章3節,11章の復習 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 学習(4)構成主義・社会的構成主義  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料とテキスト6章1節2節の復習 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 学習(5)状況論的学習  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料とテキスト6章3節の復習 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 学習(6)参加による学習  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料とテキスト7章の復習 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 学習(7)学力と学習意欲をめぐる教育課題  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料とテキスト9章の復習 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) ケアリング  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料とテキスト13章の復習と,レポート課題 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめと課題  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料とテキストによる復習 

進行によって授業計画が変更される場合がある。その際は,授業時に説明する。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(授業内小レポート等)  70%  テーマについて,講義内容をふまえて,適切なキーワード(専門用語)を用いて,具体的な事例に即して論じることができる。 
期末レポート試験・論文  30%  発達と学習に関する講義内容の理解にもとづく考察: 講義内容をふまえて,発達と学習それぞれの心理学研究を概観し,広い意味での教育実践と結びつけて考察できる。 
特記事項    授業で募集する実験や調査などへの参加による学習,もしくはそれに替わる課題により総合的に判断し,評価に加味する場合がある。 

平常点:テーマについて,講義内容をふまえて,適切なキーワード(専門用語)を用いて,具体的な事例に即して論じることができる。5%/回×14回で70%とする。 
期末レポート:講義内容をふまえて,発達と学習それぞれの心理学研究を概観し,広い意味での教育実践と結びつけて考察できる。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
94 13.8 25.5 27.7 13.8 19.1 0.0 2.0 *

<テキスト/Textbook>

羽野ゆつ子・倉盛美穂子・梶井芳明  『あなたと創る教育心理学-新しい教育課題にどう応えるか-』初版  (ナカニシヤ出版、2017年)

 

<参考文献/Reference Book>

ハワード・ガードナー  『MI:個性を生かす多重知能の理論』(新曜社、2001)
 

Lave,J. & Wenger,E.  『状況に埋め込まれた学習 -正統的周辺参加-』(産業図書、1993年)「参加による学習」の参考文献 
 

佐伯胖  『共感-育ち合う保育のなかで-』(ミネルヴァ書房、2007年)ISBN:9784623049035 「障害をもつ子どもの発達と学習」の参考文献 
 

ユーリア・エンゲストローム(山住勝広・山住勝利・蓮見二郎訳)  『ノットワークする活動理論 -チームから結び目へ-』(新曜社、2013)「システムとしての学習」の参考文献 
 

 

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