シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11700316 

△パーソナリティ心理学(感情・人格心理学Ⅱ)
Personality Psychology (Psychology of Emotion and Personality II)
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  杉若 弘子

<概要/Course Content Summary>

人間の行動や意識的経験は,同じ状況においてさえ人によって少なからず異なるものである。一方で,状況が変化しても,その人に特有の比較的一貫した行動傾向や意識的経験が認められる。パーソナリティとは,このような個人差と個人内の一貫性に関わる概念である。本講では,パーソナリティの概念と形成過程,パーソナリティの類型や特性等,パーソナリティ研究において重要な役割を果たしてきた概念や理論の意義を問い直しつつ,今後の発展と応用可能性について講じていく。また,感情に関する理論及び感情喚起の機序,感情が行動に及ぼす影響を踏まえた行動のコントロールと適応についても触れる予定である。公認心理師と臨床心理士の資格を有する教員が,その技能と経験に基づく講義を展開する。 

<到達目標/Goals,Aims>

①関連領域の基礎知識を身につけることにより,個人差(個体差)について的確なとらえ方ができるようになる。 
②「個」に応じた介入や対応について考え,詳細な検討方法や新たな試みを発想できるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week)  1  (内容/ Contents) イントロダクション:「パーソナリティ」とは?  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料・参考書等による復習(1時間) 
(実施回/ Week)  2  (内容/ Contents) パーソナリティ研究の歴史的背景  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料・参考書等による復習(1時間) 
(実施回/ Week)  3  (内容/ Contents) パーソナリティの理論(1):類型論  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料・参考書等による復習(1時間) 
(実施回/ Week)  4  (内容/ Contents) パーソナリティの理論(2):特性論  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料・参考書等による復習(1時間) 
(実施回/ Week)  5  (内容/ Contents) パーソナリティを測定する(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料・参考書等による復習(1時間) 
(実施回/ Week)  6  (内容/ Contents) パーソナリティを測定する(2)   (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料・参考書等による復習(1時間) 
(実施回/ Week)  7  (内容/ Contents) 検証:血液型とパーソナリティ   (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料・参考書等による復習(1時間) 
(実施回/ Week)  8  (内容/ Contents) 中間まとめ:理解の確認と質疑  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料・参考書等による復習(2時間) 
(実施回/ Week)  9  (内容/ Contents) パーソナリティの理論(3):精神力動論  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料・参考書等による復習(1時間) 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) パーソナリティの理論(4):行動・学習理論  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料・参考書等による復習(1時間) 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) パーソナリティの一貫性:「人―状況論争」とその後の展開  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料・参考書等による復習(1時間) 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 行動制御とパーソナリティ  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料・参考書等による復習(1時間) 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 対人行動とパーソナリティ(1):感情が行動に及ぼす影響  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料・参考書等による復習(1時間) 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 対人行動とパーソナリティ(2):感情喚起の機序に関わる理論を踏まえた健康と適応  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料・参考書等による復習(1時間) 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 総括:「パーソナリティ」とは?  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料・参考書等による復習(2時間) 

授業計画は,進行により内容を変更することがあります。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  50%  講義資料へのアクセスと小テストによる評価 
期末レポート試験・論文  50%  学期全体の講義内容について理解度を評価 

点数配分をご覧いただくと分かりますように,小テストへの解答あるいは期末レポート試験の提出のみでは合格基準点(60%)に達しません。両方に取り組むことが大切です。小テストには,毎回,締め切りが設定されますので注意して下さい。なお,授業内で募集する実験や調査への参加による学習,もしくはそれに代わる課題などにより,総合的に判断し,評価に加味する場合があります。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
158 20.9 28.5 25.3 12.0 13.3 0.0 2.3 *

<参考文献/Reference Book>

必要に応じて紹介します。

<備考/Remarks>

(1)総合的な理解を促進する観点から,「感情心理学」とともに履修することが望ましい。 
(2)「心理学(1)(2)」あるいは「心理学概論(1)(2)」を履修済みであることが望ましい。 
(3)「見る」「聴く」「話す」「四肢を使って作業する」など,心身の機能障がいのために「社会的障壁」となる内容が含まれることがありますが,「合理的配慮」として代替措置が可能な場合もあります。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
Copyright(C) 2020 Doshisha University All Rights Reserved. 無断転載を禁止します。