シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11700209 

△神経科学の基礎
Basic Lectures in Neuroscience
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  森岡 陽介

<概要/Course Content Summary>

 近年,学術領域だけでなく,一般においても脳科学に対する関心が高まっている。そして急速な神経科学の発展の中で,心理学の知識・手法の需要が高まっている。 
 本講義では,健常者および脳損傷者を対象として得られた基礎的・臨床的事実にもとづき,最新の神経科学の知見に触れながら言語,認知,記憶などの高次機能を支配する中枢機構に関する知識の習得を目指す。 
 
キーワード:脳機能,中枢神経,機能局在

<到達目標/Goals,Aims>

1)人間の脳の構造を理解するとともに,高次精神機能と脳のかかわりについて理解することができる。 
 
2)神経科学の基礎的な知識を獲得すると同時に,最新の研究成果について学習し,心理学または関連領域がどのように神経科学の発展に貢献できるかという可能性について考察できる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) オリエンテーション  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料について復習(4時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 脳機能の測定方法について  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料について復習(4時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 中枢神経系の区分について  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料について復習(4時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) シナプスと神経伝達物質  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料について復習(4時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) シナプスと神経伝達物質 ~シナプスの可塑性とは~  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料について復習(4時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 機能局在説について  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料について復習(4時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 機能局在説と半球の左右非対称性について  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料について復習(4時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 感覚とその神経機構  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料について復習(4時間 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 視覚とその神経機構  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料について復習(4時間 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 言語とその神経機構  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料について復習(4時間) 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 記憶とその神経機構  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料について復習(4時間 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 記憶とその神経機構2  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料について復習(4時間 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 感情とその神経機構  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料について復習(4時間 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 精神疾患と中枢神経系における機序  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料について復習(4時間 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 全体のまとめと課題  (授業時間外の学習/ Assignments) これまでの内容について総復習(4時間) 

14週目もしくは15週目にレポート課題を実施する。進行により予定は変更される場合がある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(各回の確認課題への取り組み等)  40%  不定期で講義内容に関するミニッツ・ペーパーを実施する。そのため,無為に出席して「聞く」だけでなく,積極的に「聴く」受講態度が必要となる。 
期末レポート試験・論文  60%  講義テーマに沿って,レポート課題を課す。単なる暗記だけではなく,自分自身の見解を要する設題とする。 
特記事項    授業で募集する実験や調査などへの参加による学習もしくはそれに替わる課題により総合的に判断し評価に加味する。 

単に専門用語だけを暗記するのではなく,各脳部位,あるいは神経伝達物質がどのように関係して高次機能を成立させているのかについて,どれだけ深く理解できているのかを評価します。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
124 18.5 29.0 15.3 16.9 20.2 0.0 2.1

<テキスト/Textbook>

  テーマごとにプリント(パワーポイントのハンドアウト)を配布する。 

 

<参考文献/Reference Book>

カールソン  『神経科学テキスト-脳と行動-』10 (丸善、2010)
 

<備考/Remarks>

「見る」「聴く」「話す」「四肢を使って作業する」など,心身の機能障がいのため「社会的障壁」となる内容が含まれる場合がありますが,「合理的配慮」として代替措置をとることが可能なものもあります。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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