シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11700204 

△精神生理学
Psychophysiology
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  藤村　友美

＜概要/Course Content Summary＞

精神生理学とは，行動や心理状態を実験的に操作し，脳や身体への影響を調べることによって，心理過程と生理過程の対応関係を明らかにしようとする学問である。本講義では，身体の生理学的基礎を踏まえ，生体反応の種類とその測定方法について概説する。さらに，睡眠や感情の精神生理学的研究から，心理過程と生理過程の関連について，具体的な事象を通して学ぶ。最後に，虚偽検出や産業場面における精神生理学の応用研究を紹介する。

＜到達目標/Goals,Aims＞

生理学的基礎と生体反応の測定原理および精神生理学の古典的研究を正しく理解し，明らかにしたい心的過程に適切な精神生理学的手法を選択し用いることができる。

＜授業計画/Schedule＞

（実施回/
Week） 		（内容/
Contents） 		（授業時間外の学習/
Assignments）
（実施回/ Week） １  （内容/ Contents） 精神生理学と生理心理学  （授業時間外の学習/ Assignments） 予習（1時間） 
（実施回/ Week） ２  （内容/ Contents） 神経系の構造と機能  （授業時間外の学習/ Assignments） 復習（1時間） 
（実施回/ Week） ３  （内容/ Contents） 生理的現象の基礎  （授業時間外の学習/ Assignments） 復習（1時間） 
（実施回/ Week） ４  （内容/ Contents） 中枢神経系の活動（1）脳波，事象関連脳電位  （授業時間外の学習/ Assignments） 復習（1時間） 
（実施回/ Week） ５  （内容/ Contents） 中枢神経系の活動（2）脳機能イメージング法  （授業時間外の学習/ Assignments） 復習（1時間） 
（実施回/ Week） ６  （内容/ Contents） 自律神経系の活動（3）心臓循環器系  （授業時間外の学習/ Assignments） 復習（1時間） 
（実施回/ Week） ７  （内容/ Contents） 自律神経系の活動（4）呼吸活動，皮膚電気活動  （授業時間外の学習/ Assignments） 復習（1時間） 
（実施回/ Week） ８  （内容/ Contents） 骨格筋，視覚―運動器系反応  （授業時間外の学習/ Assignments） 復習（1時間） 
（実施回/ Week） ９  （内容/ Contents） 内分泌系，免疫系反応  （授業時間外の学習/ Assignments） 復習（1時間） 
（実施回/ Week） １０  （内容/ Contents） 睡眠  （授業時間外の学習/ Assignments） 復習（1時間） 
（実施回/ Week） １１  （内容/ Contents） 感情  （授業時間外の学習/ Assignments） 復習（1時間） 
（実施回/ Week） １２  （内容/ Contents） 社会，健康  （授業時間外の学習/ Assignments） 復習（1時間） 
（実施回/ Week） １３  （内容/ Contents） 精神生理学の応用（1）虚偽検出  （授業時間外の学習/ Assignments） 復習（1時間） 
（実施回/ Week） １４  （内容/ Contents） 精神生理学の応用（2）産業応用  （授業時間外の学習/ Assignments） 復習（1時間） 
（実施回/ Week） １５  （内容/ Contents） 講義のまとめ  （授業時間外の学習/ Assignments） 講義の復習 

授業計画は，受講生の理解度や進捗状況等に応じて変更することがある。

＜成績評価基準/Evaluation Criteria＞

平常点  50%  毎回出席をとる。講義内容に関する質問，意見，感想を提出してもらう。 
期末レポート試験・論文  50%  授業の理解度をはかるためのレポート試験を実施する。 
特記事項    講義中に募集する研究への参加，もしくはそれに替わる課題により，総合的に判断し，評価に加味する。 

 

＜成績評価結果/Results of assessment＞   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価（%)

評点
平均値

備考
A B C D F 他
81 19.8 27.2 17.3 18.5 17.3 0.0 2.1

＜テキスト/Textbook＞

  使用しない。 

 

＜参考文献/Reference Book＞

片山 順一・鈴木 直人 (編)   『生理心理学と精神生理学－第Ⅱ巻 応用－』(北大路書房、2017)
 

坂田 省吾・山田 冨美雄 (編)  『生理心理学と精神生理学－第Ⅰ巻　基礎－』(北大路書房、2017)
 

堀忠雄  『生理心理学－人間の行動を生理指標で測る－』(培風館、2008)
 

毎回の講義にて資料を配布する予定である。

＜備考/Remarks＞

「見る」「聴く」「話す」「四肢を使って作業する」など，心身の機能障がいのため「社会的障壁」となる内容については，「合理的配慮」として代替措置をとることが可能なものもある。 
 
お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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