シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11650115 

△生物資源学
Biological Resources
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  大園 享司

<概要/Course Content Summary>

生物資源である微生物と宿主の共生系を題材として、現代生態学の基本的な概念や理論について統合的に講述する。特に病原生物に注目し、生物間相互作用、生理生態学、機能生態学、個体群統計学、集団遺伝学、群集生態学、進化生態学、生態系生態学を横断的に俯瞰し、共生系の構造・機能、種間競争や栄養構造への影響、遺伝的多様性と進化動態、生態系機能への波及効果などのトピックを扱う。地球環境変動と生態系保全などの応用的な課題への適用についても考察する。

<到達目標/Goals,Aims>

生物資源,生物多様性,および生態系に関する基礎的な知識と解析手法を習得することで,生態学の研究課題に取り組む上で必須となるデータ読解力と論理的思考能力を養う。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ガイダンス  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト巻頭言に事前に目を通しておくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 微生物の多様性と系統分類  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第1・2章に事前に目を通しておくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 病原生物の生活史と宿主  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第3・4章に事前に目を通しておくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 感染症の発生と伝播  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第5・6章に事前に目を通しておくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 病原生物の相互作用と食物網・物質循環  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第7・8章に事前に目を通しておくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 遺伝子の水平伝播・侵入生物  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第9・10章に事前に目を通しておくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 共進化  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第11・12章に事前に目を通しておくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 野生植物の感染症  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第13・14章に事前に目を通しておくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 野生動物の感染症  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第15・16章に事前に目を通しておくこと 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 魚介類の感染症  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第17・18章に事前に目を通しておくこと 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) ウイルス病  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第19・20章に事前に目を通しておくこと 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) ヒトの感染症  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第21・22章に事前に目を通しておくこと 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) エイズとマラリア  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第23・24章に事前に目を通しておくこと 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 感染症の対策と管理  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第25・26章に事前に目を通しておくこと 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 講義内容と理解度の確認  (授業時間外の学習/ Assignments) ここまでの講義内容と理解度を確認する 

授業を受ける前に、教科書の該当箇所に目を通しておくと理解しやすい。授業を受けたその日のうちに、授業のノートやメモを復習し、興味を持った点、疑問点や問題点、自分の専門分野との関連などの要点を整理しておくこと。受講生自身の興味や、授業で気付いた要点をもとに、自分なりのテーマを設定し、それに関連する書籍や論文を調べていくことで、学習をより効果的に深めていくことができる。 
進捗状況に応じて,講義の順番を入れ替える場合がある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  40%  課題への取り組みにより評価する 
期末試験  60%  講義内容の理解度により評価する 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
47 27.7 38.3 25.5 4.3 4.3 0.0 2.8

<テキスト/Textbook>

  『感染症の生態学-シリーズ現代の生態学6-』 (共立出版、2016)

 

<参考文献/Reference Book>

  『基礎から学べる菌類生態学』(共立出版、2018)
 

  『グラスエンドファイト-その生態と進化-』(東海大学出版会、2012)
 

ジャレド・ダイアモンド  『銃・病原菌・鉄(上・下)-1万3000年にわたる人類史の謎-』(草思社文庫、2012)
 

<備考/Remarks>

初回の講義でアサインメントを指示するので、受講予定者は必ず出席すること。学期中に少なくとも一人1回、分担箇所の内容を全体の前で報告する課題を行う。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
Copyright(C) 2020 Doshisha University All Rights Reserved. 無断転載を禁止します。