シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11645016 

△化学工学量論演習Ⅰ
Seminar in Chemical Engineering Stoichiometry I
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  山本 大吾

<概要/Course Content Summary>

化学プロセスの健全な設計・構築・操作には,物質収支およびエネルギー収支は欠かせない。化学工学の本質とも言えるこうした量論的概念のうち,本講義では,プロセス各部における物質収支の習得を目的とする。物質の物理的・化学的特性を踏まえた化学量論に関する情報を十分に理解かつ活用し,物質収支の基本から反応を伴うリサイクル系までの問題解決能力を,演習を通じて養うことを学習到達目標とする。なお,エネルギー収支ならびに両収支の組合せに関しては,2年生春学期「化学工学量論演習Ⅱ」で学習する。

<到達目標/Goals,Aims>

本講義を受講する学生は,化学工学者にとって必須である,数式から適切な値を計算するスキルを身につけることができる。また,様々な物質収支に関する問題を定式化し,解くことができる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 導入&関数電卓を用いた計算(第2章)  (授業時間外の学習/ Assignments) 関数電卓の基本操作の確認 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 単位と次元-1-(第4章)  (授業時間外の学習/ Assignments) 実力テストの範囲の復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) プロセス変数-1-(第5章)  (授業時間外の学習/ Assignments) 実力テストの範囲の復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 物質収支の基礎-1-(第7章)  (授業時間外の学習/ Assignments) 実力テストの範囲の復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 第7章のまとめ&演習   (授業時間外の学習/ Assignments) 実力テストの範囲の復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 力試し(院試の過去問など)  (授業時間外の学習/ Assignments) 実力テストの範囲の復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 複雑なプロセスに対する物質収支-1- (第8章)  (授業時間外の学習/ Assignments) 実力テストの範囲の復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 複雑なプロセスに対する物質収支-2- (第8章)  (授業時間外の学習/ Assignments) 実力テストの範囲の復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 力試し(反応+リサイクルの工程を含むプロセスの物質収支)  (授業時間外の学習/ Assignments) 実力テストの範囲の復習(2時間) 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 化学プロセスの計算(第14章)  (授業時間外の学習/ Assignments) 実力テストの範囲の復習(2時間) 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) プロセス変数-2-(第5章)  (授業時間外の学習/ Assignments) 実力テストの範囲の復習(2時間) 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 中間評価:10週目までの内容の理解度チェック  (授業時間外の学習/ Assignments) 10週目までの範囲の復習(4時間) 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 単位と次元-2-(第4章)  (授業時間外の学習/ Assignments) 実力テストの範囲の復習(2時間) 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 気体の状態方程式-1-(第6章)  (授業時間外の学習/ Assignments) 実力テストの範囲の復習(2時間) 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 気体の状態方程式-2-(第6章)  (授業時間外の学習/ Assignments) 実力テストの範囲の復習(2時間) 
(実施回/ Week)   (内容/ Contents) 期末評価:15週目までの内容の理解度チェック  (授業時間外の学習/ Assignments) 15週目までの範囲の復習(4時間) 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(毎週のテスト(実力テスト))  60%  毎週のテスト(実力テスト:約30分間)の得点が平常点となるため,日々復習すること。 
中間評価  25%   
期末演習  15%   

実力テストおよび中間・期末評価の点数がそのまま成績評価に反映される。 
合計100問以上の小問の正解数によって成績評価が決まるため, 
講義内容の習熟度によって成績評価が極めて厳正に判断されると言える。 
※大まかにいえば,期末評価を終えた段階で60問以上正解していればD判定であり, 
 70,80,90問以上正解でC, B, A判定となる。 
 
日々の頑張り(復習・授業態度)が実力テストの点数としてすぐに結果として「見える」ため, 
まずは最初の実力テストに向けた復習を頑張って,高得点を獲ってもらいたい。 
それが自信やモチベーションUPにつながり,好循環を生み出し,成績UPにつながると考える。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
116 13.8 18.1 24.1 23.3 20.7 0.0 1.8

<テキスト/Textbook>

須藤雅夫 編著  『基礎 化学工学』 (共立出版、2012)

 

<参考文献/Reference Book>

D.M. ヒンメルブラウ,大竹 伝雄  『化学工学の基礎と計算』第4版 (培風館、2005)
 

 

 

<備考/Remarks>

関数電卓はCASIO(fx-375ES)or(fx-375ES A)を強く推奨する。 

 

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