シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11645014 

△有機化学Ⅱ
Organic Chemistry II
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  太田 哲男

<概要/Course Content Summary>

有機化学は化学の根幹をなす分野の一つであり,生命を理解することはもとより材料の設計や理解においてもその知識が必要とされる。本講義では,有機化学の基礎的事項を理解することから始まり,有機化合物を官能基で分類し,それぞれの性質や合成法について学習を進める。有機化学ⅠおよびⅡを履修することで基礎的な有機化学を修得することを目標としている。 
【受講に際して求められる知識】有機化学Ⅰの履修が必須である。

<到達目標/Goals,Aims>

(1) 有機化学の基礎的事項を理解する。 
(2) 化学反応の反応機構を電子論の立場から理解する。 
(3) 命名法を修得する。 
(4) 官能基の種類とそれぞれの合成法や反応を知る。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1回目  (内容/ Contents) 官能基化学各論1:アルカン  (授業時間外の学習/ Assignments) 分子をイメージできるようにする(4時間) 
(実施回/ Week) 2回目  (内容/ Contents) 官能基化学各論2:シクロアルカン  (授業時間外の学習/ Assignments) 立体化学,シクロヘキサンの構造を理解する(4時間) 
(実施回/ Week) 3回目  (内容/ Contents) 官能基化学各論3:アルケン1  (授業時間外の学習/ Assignments) π電子の働きを理解する(4時間) 
(実施回/ Week) 4回目  (内容/ Contents) 官能基化学各論4:アルケン2  (授業時間外の学習/ Assignments) アルケンに対する付加反応をマスターする(4時間) 
(実施回/ Week) 5回目  (内容/ Contents) 官能基化学各論5:アルキン  (授業時間外の学習/ Assignments) アルキンに対する付加反応をマスターする(4時間) 
(実施回/ Week) 6回目  (内容/ Contents) 官能基化学各論6:芳香族1  (授業時間外の学習/ Assignments) 芳香族親電子置換反応を理解する(4時間) 
(実施回/ Week) 7回目  (内容/ Contents) 官能基化学各論7:芳香族2  (授業時間外の学習/ Assignments) Sandmeyer反応を知る(4時間) 
(実施回/ Week) 8回目  (内容/ Contents) 官能基化学各論8:ハロアルカン1  (授業時間外の学習/ Assignments) 求核置換反応の種類を知る(4時間) 
(実施回/ Week) 9回目  (内容/ Contents) 官能基化学各論9:ハロアルカン2  (授業時間外の学習/ Assignments) 脱離反応の種類を知る(4時間) 
(実施回/ Week) 10回目  (内容/ Contents) 官能基化学各論10:ハロアルカン3  (授業時間外の学習/ Assignments) ハロアルカンの反応を知る(4時間) 
(実施回/ Week) 11回目  (内容/ Contents) 官能基化学各論11:アルデヒド,ケトン1  (授業時間外の学習/ Assignments) 求核付加反応を知る(4時間) 
(実施回/ Week) 12回目  (内容/ Contents) 官能基化学各論12:アルデヒド,ケトン2  (授業時間外の学習/ Assignments) 還元剤,Grignard試薬を知る(4時間) 
(実施回/ Week) 13回目  (内容/ Contents) 官能基化学各論13:カルボン酸とその誘導体1  (授業時間外の学習/ Assignments) 求核付加-脱離反応を知る(4時間) 
(実施回/ Week) 14回目  (内容/ Contents) 官能基化学各論14:カルボン酸とその誘導体2,縮合反応  (授業時間外の学習/ Assignments) 相互の反応ツリーを理解する 
アルドール反応,α位の特殊性を知る(4時間) 
(実施回/ Week) 15回目  (内容/ Contents) まとめと総括  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習と試験勉強(4時間) 

受講者の理解度に合わせて,進度を変更する場合がある。 
e-classを用いる講義形式で,発言・発表を求めることはない。 
毎回,レポートの提出を求める。 
また,まとめ時に期末確認テストを行う。Formsで行う可能性が高い。 
e-classにより進めていくが,連絡に際しては,大学のメールアドレスを利用する。 
有機化学Ⅰと同様に,ZoomやTeamsでの補助を考えている。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

期末理解度確認テスト  30%  到達目標の基礎的事項を問う 
レポート  70%  前回学習内容の理解度を毎講義の初めに問う 

到達目標の基礎的事項を修得すると合格とする。その基準は上記の成績評価の合計を100点満点として60点が目安である。また,上記の比率は場合により変化することがある。 
小テストのフィードバックは,毎回その直後に行う。期末試験のフィードバックは,小テストから容易に推測できるので,行わない。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
112 47.3 30.4 12.5 4.5 5.4 0.0 3.1

<テキスト/Textbook>

  特になし 

 

<参考文献/Reference Book>

加納 航治  『基本有機化学』第1版 (三共出版、2009)ISBN:978-4-7827-0599-5 
 

ボルハルト・ショアー  『現代有機化学 上下』第8版 (化学同人、2019)ISBN:978-4-7598-0963-3 高価,不足はない。大学院入試レベル。 
 

奥山格・石井昭彦・箕浦真生  『有機化学』改訂2版 (丸善出版、2016)痒い所に手が届く。 
 

<備考/Remarks>

担当教員(生命医科学部 医情報学科 太田)への連絡は,e-mail,電話や来室に対応できるが,居室にいないことも多いので,あらかじめe-mailによる連絡が適当である 
e-mail:tota@mail.doshisha.ac.jp,電話 0774-65-6548 (内線なら6548),居室 医心館北棟IN518N 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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