シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


31640046 

△応用化学特別講義Ⅱ
Special Lecture in Applied Chemistry Ⅱ
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  佐藤 譲宣

<概要/Course Content Summary>

地球温暖化に関する現象,世界の動向を理解した上で,地球環境保全に資する産業技術のあり方,特に,温室効果ガスである二酸化炭素回収,貯留(Carbon dioxide Capture and Strage;CCS)の考え方,CO2排出量削減に必要な手段として,省エネルギー,再生可能エネルギー等について,化学工学における単位操作技術を応用した適用事例を検証していく。且つ,その中でも重要な二酸化炭素回収技術について,その原理,機構について検討することにより実際のプロセスを提案できる様な能力を養う。更には,二酸化炭素を原料にした有効利用に関しても紹介し,問題点の把握と解決策について考える。

<到達目標/Goals,Aims>

知識:地球温暖化の現状,世界の動向,課せられた問題を理解するとともに,地球環境の保全に資する産業技術に関する状況を理解できる様になる。 
態度:地球環境の保全に資する産業技術に関する状況を理解し,地球温暖化抑制に向けた妥当な解決方策を学問的に探究できる様になる。 
技能:地球温暖化防止技術の一つである二酸化炭素回収技術について,代表的な単位操作を用いた設計,計算ができるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 講義概論  (授業時間外の学習/ Assignments) 地球温暖化とは何かを考える 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 地球温暖化について(Ⅰ)  (授業時間外の学習/ Assignments) 地球規模における気候変動問題について国レベルでの動きを調べる 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 地球温暖化について(Ⅱ)  (授業時間外の学習/ Assignments) 温室効果ガスの種類とそれらの排出量について調べる 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) エネルギーから見た地球温暖化(Ⅰ)  (授業時間外の学習/ Assignments) 再生可能エネルギーに関して調べる 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) エネルギーから見た地球温暖化(Ⅱ)  (授業時間外の学習/ Assignments) 産業分野におけるエネルギー消費量に関して調べる 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 二酸化炭素低減策について   (授業時間外の学習/ Assignments) CCUSとは何か 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 授業内レポート  (授業時間外の学習/ Assignments) 与えられたテーマについて調査し,意見をまとめる 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 二酸化炭素回収技術(Ⅰ)  (授業時間外の学習/ Assignments) 二酸化炭素の大模排出源とその理由について 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 二酸化炭素回収技術(Ⅱ)  (授業時間外の学習/ Assignments) 二酸化炭素の回収技術について 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 二酸化炭素回収技術(Ⅲ)  (授業時間外の学習/ Assignments) 回収技術に必要なエネルギー消費量とは 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 二酸化炭素固定化・貯留技術(Ⅰ)  (授業時間外の学習/ Assignments) 回収された二酸化炭素の取り扱いについて 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 二酸化炭素固定化・貯留技術(Ⅱ)  (授業時間外の学習/ Assignments) 二酸化炭素の固定化方法とは 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 二酸化炭素有効活用について  (授業時間外の学習/ Assignments) 二酸化炭素を原料とした主な製品,二酸化炭素を原料にできる製品を考える 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents)  授業内レポート  (授業時間外の学習/ Assignments) 与えられたテーマについて考察し,意見をまとめる 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents)  まとめ・講評  (授業時間外の学習/ Assignments) 今後地球温暖化対策として必要な課題を把握し,その解決策を具体的に提案するために必要なことは何か考える 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  20%  受講生からの発問など,能動的・積極的な学習態度を評価する 
中間レポート試験  40%  それまでの講義の理解度と問題把握に関する理解度を確認する 
期末レポート試験・論文  40%  地球温暖化を抑制する学問的課題を,具体的な問題を通して考察することのできるような能力を重視する 

知識の多寡ではなく,将来にわたって,予見し得る現象の予測とそれに伴う未解決の課題を発掘し,問題を解決できる能力を身につけることを重視します.そのために,講義の中での意見提言や質疑応答による理解の深堀など,積極性,能動性を高く評価します.

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A+ A B+ B C+ C F
12 33.3 41.7 0.0 0.0 8.3 8.3 8.3 0.0 3.5

<テキスト/Textbook>

必要に応じてCCSに関する講義メモをホームページ上で配布する予定

<参考文献/Reference Book>

必要に応じてホームページ上で配布する予定

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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