シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11640150 

△物理化学演習Ⅰ
Seminar in Physical Chemistry I
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  演習/Seminar

  遠藤 太佳嗣

<概要/Course Content Summary>

 演習問題を通して,物理化学II,IIIの内容である,化学熱力学と反応速度論を総復習する。 
 なお,本科目は「学習・教育目標:B 化学分野における専門知識の修得 (1)専門基礎」に含まれ,物理化学分野の専門基礎を学習することになる。また同時に,「学習・教育目標:B 化学分野における専門知識の修得 (3)化学工学」を含み,化学工学的な内容も併せて学習する。

<到達目標/Goals,Aims>

 演習問題を通して,使えるレベルまで化学熱力学と反応速度論を理解できるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) 学習内容の概要説明 
小テスト:エネルギー 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書p9-18の予習,及びレポート提出 
(実施回/ Week) 第2回  (内容/ Contents) 前回の小テストの解説 
小テスト:気体 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書p29-55の予習,及びレポート提出 
(実施回/ Week) 第3回  (内容/ Contents) 前回の小テストの解説 
小テスト:第一法則 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書p66-102の予習(p83-92は除く),及びレポート提出 
(実施回/ Week) 第4回  (内容/ Contents) 前回の小テストの解説 
小テスト:熱機関とエントロピー 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書p103-106,p117-136(p134-135は除く)の予習,及びレポート提出 
(実施回/ Week) 第5回  (内容/ Contents) 前回の小テストの解説 
小テスト:自由エネルギー 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書p137-156(p142-144は除く)の予習,及びレポート提出 
(実施回/ Week) 第6回  (内容/ Contents) 前回の小テストの解説 
小テスト:標準反応H/S/G 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書p83-92, p134-135, p142-144の予習,及びレポート提出 
(実施回/ Week) 第7回  (内容/ Contents) 単元テスト  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書p9-18,p29-156の総復習 
(実施回/ Week) 第8回  (内容/ Contents) 前回の単元テストの解説 
小テスト:相転移 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書p163-182の予習,及びレポート提出 
(実施回/ Week) 第9回  (内容/ Contents) 前回の小テストの解説 
小テスト:混合① 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書p187-211の予習,及びレポート提出 
(実施回/ Week) 第10回  (内容/ Contents) 前回の小テストの解説 
小テスト:混合② 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書p212-243の予習,及びレポート提出 
(実施回/ Week) 第11回  (内容/ Contents) 前回の小テストの解説 
小テスト:化学平衡 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書p257-286の予習,及びレポート提出 
(実施回/ Week) 第12回  (内容/ Contents) 前回の小テストの解説 
小テスト:反応速度① 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書p876-906の予習,及びレポート提出 
(実施回/ Week) 第13回  (内容/ Contents) 前回の小テストの解説 
小テスト:反応速度② 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書p907-928の予習,及びレポート提出 
(実施回/ Week) 第14回  (内容/ Contents) 単元テスト  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書p163-286,p879-928の総復習 
(実施回/ Week) 第15-16回  (内容/ Contents) 前回の単元テストの解説 
講評 
(授業時間外の学習/ Assignments) 総復習,レポート作成 

 全体の授業計画としては,最初の半分で化学のための熱力学の基礎を,残り半分で化学熱力学の変化への適用と反応速度論を取り扱う。一回の授業では,基本的に,「学生による前回のテストの解説」→「小テスト」となる。教員による補足的な講義・解説も随時行う。なお,上記の計画は,学生の理解度などにあわせて変更することがある。 
 授業時間内外でe-classを活用する。授業に関する連絡もe-classを通して行うことがあるので,確認を怠らないこと。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

予習レポート  20%   e-classを通じて,次回の小テストに関連する,物理化学II,IIIで解いた問題の類題を解く。次の授業の前日までに取り組み,正しく解答できたかをみる。 
小テストと復習レポート  20%   配布した小テストを,授業時間内に正しく解けるかを見る。解答はe-classを通じて行う。教科書,ノート,印刷物全てもち込み可だが,IT機器の利用はe-classに限る。 
 復習レポートは,小テストと同様の内容で,正しく解けるかを見る。こちらもe-classを通じての提出となり,次の授業の前日までに取り組み,正しく解答できたかをみる。 
単元テスト  60%   全2回行う(30%×2回)。配布した小テストの類題が自力で解けるかが中心となる。関数電卓は必須だが,教科書,ノートの持ち込みは不可とする。 
 なお,やむを得ず単元テストを欠席した者は,教員(居室SC222)まで単元テストを取りに来て,次回の授業が始まるまでに教員に提出すれば(前日までならメールボックスへの提出も可),評価の対象になる。「欠席届とそれを証明するもの」の有無,及びその理由によって,正規の5~8割で評価する。 

 予習レポート20点 + 小テストと復習レポート20点 + 単元テスト30点×2回 = 合計100点(±平常点)で評価する。合格者の評価基準は,D: 50~60点未満,C: 60~70点未満,B: 70~80点未満, A: 80点~とする。ただし,受講者全体の点数が低い時は,合計点に,1以上の適当な係数をかける場合がある。 
 
※平常点として,授業への取り組み方によって加減点を行う。評価の対象の例としては,「黒板での解答」,「任意レポート」などがある。黒板での解答は,巧拙も評価の対象となる。また,学生からのフィードバックが公開される可能性がある。任意レポートの内容は,「化学熱力学,或いは,反応速度論に関わる論文を探して読み,その要点と感想をまとめる」こととする。論文検索は,Google ScholarやScopusなどがある。関連テーマの複数の論文を対象にしても良く,英語論文を含むならばなお良い。 
※小テスト時間内に,IT機器でe-class以外を表示させた場合は,不正扱いとする。小テストは教室で受けるものとし,時間内の途中退出は不可とする。 
※単元テストでは,学生証を廊下側に見えるように置くこと。単元テスト中,或いは点数の異議の際に不正があった場合は,即不可となり,他授業への影響もあり得る。単元テストの次の回に,テストの返却と学生による問題の解説があるが,点数の異議は,その回の授業直後まで以外には基本認めない。また,テストの代理受け取りも認めない。また,テストの代理受け取りも認めない。解答は,過程が書けていなければ不正解となる。電卓を使っても,過程は省略しないこと。また,単位なし・単位間違いは2 割程度の減点となる。答えが0でも単位がある場合はつけること。なお,それ以外の部分点は基本的にはつけない。 
※救済措置は設けない。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
62 16.1 21.0 32.3 16.1 14.5 0.0 2.1

<テキスト/Textbook>

Peter Atkins・Julio de Paula 著中野元裕・上田貴洋・奥村光隆・北河康隆 訳  『アトキンス物理化学(上)』第10版  (東京化学同人、2017)

 

Peter Atkins・Julio de Paula 著中野元裕・上田貴洋・奥村光隆・北河康隆 訳  『アトキンス物理化学(下)』第10版  (東京化学同人、2017)

 

<参考文献/Reference Book>

Charles Trapp, Marshall Cady, Carmen Giunta , アトキンス 物理化学 問題の解き方(学生版) 英語版 ,  第10版 .   (Oxford University Press, 2017) . 

 

竹内淳  『高校数学でわかるボルツマンの原理-熱力学と統計力学を理解しよう-』第1版 (講談社、2008)
 

<備考/Remarks>

 関数電卓を毎回持ってくること。 
 また,物理化学II,IIIを受講した際のノートを持ってくることを強く推奨する。 

 

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