シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11640094 

△タンパク質化学
Protein Engineering
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  東 信行

<概要/Course Content Summary>

 この授業では,生体内で起こる現象を化学で説明し,人工的に再現することを目指す。とくに,2年次に履修する生命化学 I, II をもとに,生体内の化学現象を人工的にモデル化するための基礎的事項を解説する。 
 具体的には,生体を構成する生体高分子の中のタンパク質の高次構造と多彩な機能を知り,とくに酵素タンパクに焦点を当て,その酵素活性のメカニズムを知り,それらをモデル化するための分子ならびに分子システムの設計指針を習得することを最終的な目標とする。 
 なお,本科目は「学習・教育目標 B 化学分野における専門知識の修得(2)専門応用」に含まる。

<到達目標/Goals,Aims>

(1)タンパク質の高次構造についての基礎的事項が理解できるようになる。 
(2)タンパク質の構造と機能発現の相関が理解できるようになる。 
(3)酵素反応についての基礎的事項が理解できるようになる。 
(4) 酵素モデルとしての高分子触媒の基礎知識が理解できるようになる。 
(5)分子集合体(ミセル)の一般的特徴が理解できるようになる。 
(6)酵素モデルとしてのミセルの基礎知識が理解できるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) 1. タンパク質の高次構造  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習 
(実施回/ Week) 第2回  (内容/ Contents) 2. 高次構造の安定化と構造モデル  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習 
(実施回/ Week) 第3回  (内容/ Contents) 3. タンパク質の構造と機能  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習 
(実施回/ Week) 第4回  (内容/ Contents) 4. 酵素反応とその機構 
(1)酵素反応の仕組み 
(授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習 
(実施回/ Week) 第5回  (内容/ Contents) (2)生体高分子へのリガンドの結合  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習 
(実施回/ Week) 第6回  (内容/ Contents) (3)酵素反応速度論  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習 
(実施回/ Week) 第7回  (内容/ Contents) (4)酵素反応の阻害機構(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習 
(実施回/ Week) 第8回  (内容/ Contents) (4)酵素反応の阻害機構(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習 
(実施回/ Week) 第9回  (内容/ Contents) (5)酵素反応の実例(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習 
(実施回/ Week) 第10回  (内容/ Contents) (5)酵素反応の実例(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習 
(実施回/ Week) 第11回  (内容/ Contents) 5. 酵素のモデル化 
(1)高分子触媒 
(授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習 
(実施回/ Week) 第12回  (内容/ Contents) (2)ミセルの集合構造  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習 
(実施回/ Week) 第13回  (内容/ Contents) (3)ミセルの特性  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習 
(実施回/ Week) 第14回  (内容/ Contents) (4)酵素モデルとしてのミセル  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習 
(実施回/ Week) 第15回  (内容/ Contents) まとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

小テストまたは小レポート  20%  講義内容に関する演習課題について理解度のチェック 
期末評価  80%  講義内容全体にわたる理解度のチェック 
特記事項    到達目標の到達度を上記の点数配分により評価し,100点満点で評価して,到達目標における基礎的事項を身に付けていると判断できる60点以上を合格(D以上)とする。上に示した点数配分は状況によって変わることがある。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
64 28.1 28.1 29.7 10.9 3.1 0.0 2.7

<テキスト/Textbook>

  内容が多岐にわたるため,特定のテキストは使用しない。 

 

授業中に適宜プリントを配布する。

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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