シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11640093 

△有機機能物質化学
Functions of Organic Materials
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  水谷 義

<概要/Course Content Summary>

有機分子はいろいろな機能をもっている。われわれ生物も主として有機分子の機能のおかげで,ものを考えたり,体を動かしたり,感覚を働かせたりできる。また,工業的な材料として用いられている液晶,プラスチック,塗料,洗剤,医薬品なども有機分子である。有機分子が優れた機能を発現するには,分子が正しく寄せ集まったり,分子の形が正しく折り畳まれたりすることが必要であり,そのようなことを実現するためには,化学や物理のいろいろな知識が必要となる。本講義では,化学,生物,電気材料,機械材料分野で必要とされている機能をもつ有機分子を取り上げ,主に分子間の相互作用を理解することによって,優れた機能分子を新しく合成する方法について講述する。製造業の研究所での材料開発の経験を有する教員が,有機材料の開発について企業の視点も交えて解説する。 

<到達目標/Goals,Aims>

より具体的には,次のような項目が達成目標である。 
(1)タンパク質の構造と機能について修得する。 
(2)ホスト―ゲスト化学の原理を学習する。 
(3)触媒の働きとその設計方法を学習する。 
(4)有機電子材料について,その構造と機能を理解する。 
(5)機械材料としての有機分子についての基礎を理解する。 
有機機能物質化学Ⅰを理解するためには,物理化学,有機化学,生化学,無機化学の基礎をマスターしている必要がある。 
なお,本科目は「学習・教育目標 B 化学分野における専門知識の習得(2)専門応用」に含まれ,有機化学分野の専門応用知識を学習することになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 化学と生物科学,材料科学  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習と復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) クラウンエーテル ホスト―ゲスト化学  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習と復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) シクロデキストリン 触媒反応  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習と復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 疎水相互作用Ⅰ  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習と復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 疎水相互作用Ⅱ  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習と復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 疎水相互作用の応用  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習と復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 電子材料としての有機分子Ⅰ  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習と復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 電子材料としての有機分子Ⅱ  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習と復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 太陽電池  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習と復習 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 液晶   (授業時間外の学習/ Assignments) 予習と復習 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 高分子ゲル   (授業時間外の学習/ Assignments) 予習と復習 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) バイオセラミックスと複合材料Ⅰ  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習と復習 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) バイオセラミックスと複合材料Ⅱ  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習と復習 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) まとめと復習  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習と復習 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめと復習  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習と復習 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

期末評価  80%  機械,電子,生物材料全体の理解を問う 
中間レポート  20%  生物,電子,機械材料に関するまとめを行う 

概要で述べた具体的達成目標をどの程度満足しているかを,上記の方法で総合的に判断し,100点満点で評価して,60点以上(D以上)を合格とする。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
44 63.6 29.5 2.3 0.0 4.5 0.0 3.5

<テキスト/Textbook>

  プリントを用いる。 

 

 

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