シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11640089 

△遺伝子工学
Genetic Technology
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  北岸 宏亮

<概要/Course Content Summary>

「遺伝子工学」の授業では,遺伝子の分子生物学の基礎(核酸の構造と機能,遺伝子と遺伝情報の流れ,タンパク質の生合成とその制御)を学習し,その後,応用技術としての遺伝子工学(遺伝子組み換え技術,遺伝子解析技術,トランスジェニック動物の作製法)について学習する。この授業を通じ,遺伝子に関する基礎科学と応用技術を理解し,あわせて健全な生命観を醸成することを目標とする。なお,本科目は「学習・教育目標B化学分野における専門知識の習得(2)専門応用]に含まれ,分子生物学, 生命工学分野の専門応用知識を学習することになる。

<到達目標/Goals,Aims>

(1) 遺伝学の基礎的な部分に関して,高校で生物を履修していない学生でも理解できるようになる。 
(2) 生物における遺伝現象がどのように制御されているのかを理解できるようになる。 
(3) DNA, RNA, タンパク質などの生体分子の相互の関わり合いが理解できるようになる。 
(4) バイオテクノロジーの基礎を理解できるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) 表現型と遺伝子型  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート課題 
(実施回/ Week) 第2回  (内容/ Contents) DNA研究の歴史的経緯  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート課題 
(実施回/ Week) 第3回  (内容/ Contents) DNAとRNAの構造と性質  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート課題 
(実施回/ Week) 第4回  (内容/ Contents) セントラルドグマ(複製,転写,翻訳)の概要  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート課題 
(実施回/ Week) 第5回  (内容/ Contents) 染色体とは何か  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート課題 
(実施回/ Week) 第6回  (内容/ Contents) ゲノムのエピジェネティック制御  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート課題 
(実施回/ Week) 第7回  (内容/ Contents) DNA複製のしくみ  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート課題 
(実施回/ Week) 第8回  (内容/ Contents) 転写のしくみとmRNA  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート課題 
(実施回/ Week) 第9回  (内容/ Contents) 翻訳のしくみとタンパク質の行方  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート課題 
(実施回/ Week) 第10回  (内容/ Contents) 転写の調節  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート課題 
(実施回/ Week) 第11回  (内容/ Contents) 遺伝子組み換え技術とPCR  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート課題 
(実施回/ Week) 第12回  (内容/ Contents) 大腸菌によるタンパク質合成  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート課題 
(実施回/ Week) 第13回  (内容/ Contents) 幹細胞とトランスジェニック動物  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート課題 
(実施回/ Week) 第14回  (内容/ Contents) 遺伝子解析の技術  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート課題 
(実施回/ Week) 第15回  (内容/ Contents) 問題演習とまとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) まとめと復習 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

レポート提出  20%  定期的に出す課題に対して自分で調査して記述できているか。 
期末筆記試験  80%  遺伝子工学全般に関する理解度を評価する。 

レポート課題では講義内容に関連する課題に対して真剣に取り組んだか,期末試験では講義の全般的な理解度が評価のポイントとなる。到達目標の到達度を上記の点数配分により100点満点で総合的に評価し,到達目標における基礎的事項を身につけていると判断できる60点以上を合格(D以上)とする。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
64 28.1 23.4 18.8 21.9 7.8 0.0 2.4

<テキスト/Textbook>

特定のテキストは使用しない。板書を書き写すためのノート類を準備して授業にのぞむこと。なお途中e-classを利用して資料をアップロードすることがある。

<参考文献/Reference Book>

J.D.Watosonほか著, 中村桂子監訳, 滋賀陽子ほか訳  『ワトソン遺伝子の分子生物学』第6版 (東京電機大学出版局、2010)ISBN:978-4-501-62570-2 
 

 

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