シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


31630026 

△熱流体工学特論
Advanced Lectures in Thermo-fluid Engineering
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  稲岡 恭二

<概要/Course Content Summary>

熱流体機器においては,流体力学,熱力学,伝熱工学などの基礎知識を集結させた,総合的な原理を利用している。新たな熱流体機器を開発したり,また機器に発生する諸問題を解決するためには,それら基礎工学に関する十分な知識が必須なことは勿論,それらと現実に起こる現象とのつながりを十分に把握しておく必要がある。言い換えれば,実際の現象と机上の基礎学問の間を幾らか埋めておく必要がある。そこで,本授業では,熱と流れが関連して生じる熱流体移動現象を対象として,前半において,まず,それらの基礎的事項を改めて整理する。後半においては,具体的な熱流動系の概説と基礎的事項を原理とする様々な技術について具体例を参照し概説する。

<到達目標/Goals,Aims>

知識:熱と流れが関連する熱流体移動現象を対象に,基礎的事項を理解できるようになる。 
態度:熱流体移動現象を分析するための妥当な方策について,学問的に探求できるようになる。 
技能:複雑な熱流体現象に対して,自らの力でそれらを定性的・定量的に紐解き,現象の根本原理を説明できるようになることが目標である。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) 伝熱促進の基礎と応用の概要  (授業時間外の学習/ Assignments) プリント該当部の復習 
 
(実施回/ Week) 第2回  (内容/ Contents) 対流の基礎1(速度,温度)  (授業時間外の学習/ Assignments) プリント該当部の復習 
(実施回/ Week) 第3回  (内容/ Contents) 対流の基礎2(物質伝達)  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート課題1 
(実施回/ Week) 第4回  (内容/ Contents) 相似則と壁面諸量  (授業時間外の学習/ Assignments) 第1回から第4回までの総復習 
(実施回/ Week) 第5回  (内容/ Contents) 外部流れの熱流動特性1  (授業時間外の学習/ Assignments) プリント該当部の復習 
(実施回/ Week) 第6回  (内容/ Contents) 外部流れの熱流動特性2  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート課題2 
(実施回/ Week) 第7回  (内容/ Contents) 内部流れの熱流動特性1  (授業時間外の学習/ Assignments) プリント該当部の復習 
(実施回/ Week) 第8回  (内容/ Contents) 内部流れの熱流動特性2  (授業時間外の学習/ Assignments) 第5回から第8回までの総復習 
(実施回/ Week) 第9回  (内容/ Contents) 壁乱流と熱伝達1  (授業時間外の学習/ Assignments) プリント該当部の復習 
(実施回/ Week) 第10回  (内容/ Contents) 壁乱流と熱伝達2  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート課題3 
(実施回/ Week) 第11回  (内容/ Contents) 自由噴流  (授業時間外の学習/ Assignments) プリント該当部の復習 
(実施回/ Week) 第12回  (内容/ Contents) 衝突噴流熱伝達  (授業時間外の学習/ Assignments) 第9回から第12回までの総復習 
(実施回/ Week) 第13回  (内容/ Contents) 熱交換器  (授業時間外の学習/ Assignments) プリント該当部の復習 
(実施回/ Week) 第14回  (内容/ Contents) ヒートパイプ  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート課題4 
(実施回/ Week) 第15回  (内容/ Contents) 総括  (授業時間外の学習/ Assignments) 総復習 

講義では基礎的事項を重視しますが,受講生の理解度によっては,より現実的な内容に注目し,計画を変更する場合があります。また,自発的な学問探求を促進する目的で,受講者と相談の上,結果として講義スタイルを変更する場合があります。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

レポート課題  50%  課題の理解度とまとめ方 
小テスト  50%  講義の理解度と学習内容 

講義期間中に4回の英語の原著論文に関するレポート課題(50点)と,4回の小テスト(50点)を行う。それらの合計点で評価する。レポート課題はA3一枚にまとめること。論文に書かれている内容を正確に読み取っているかどうか,それを論理的に分かりやすく解釈してまとめているかどうか,を評価する。小テストでは,配布プリントの内容はもちろん,それをきっかけに自学自習した事柄を含め評価する。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A+ A B+ B C+ C F
10 10.0 30.0 30.0 10.0 20.0 0.0 0.0 0.0 3.5

<テキスト/Textbook>

  配布プリントを用いる。 

 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
Copyright(C) 2020 Doshisha University All Rights Reserved. 無断転載を禁止します。