＜概要/Course Content Summary＞
金属材料の機械的性質は，その金属組織に大きく影響される。さらに，金属組織は，材料作製プロセス（鋳造，塑性加工やその加工の際の温度や速度など）により様々変化する。すなわち，金属材料の機械的性質を理解するには，その金属組織の形成を理解することが必要不可欠である。本講義では，金属の重要な組織形成プロセスである「再結晶」に焦点を当て，そのメカニズムや影響因子から再結晶過程の測定方法までを概説する。
＜到達目標/Goals,Aims＞
再結晶のメカニズムとその影響因子を理解し，加工熱処理により金属材料の機械的性質の最適化する方法を考案できるようになる。すなわち，金属材料に対し，機械部品として必要な機械的性質を実現するための実験プロセスを構築できるようになる。
＜授業計画/Schedule＞
（実施回/
Week）
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（内容/
Contents）
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（授業時間外の学習/
Assignments）
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（実施回/ Week）
1
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（内容/ Contents）
再結晶と材料工学
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（授業時間外の学習/ Assignments）
教科書の精読(1h)
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（実施回/ Week）
2
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（内容/ Contents）
再結晶に及ぼす材料因子とプロセス因子の影響
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（授業時間外の学習/ Assignments）
教科書の精読(1h)
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（実施回/ Week）
3
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（内容/ Contents）
回復および再結晶過程の測定法
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（授業時間外の学習/ Assignments）
教科書の精読(1h)
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（実施回/ Week）
4
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（内容/ Contents）
1次再結晶の定式化
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（授業時間外の学習/ Assignments）
教科書の精読(1h)
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（実施回/ Week）
5-8
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（内容/ Contents）
集合組織と再結晶
―集合組織形成の機構とその測定方法について述べる
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（授業時間外の学習/ Assignments）
教科書の精読(4h)
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（実施回/ Week）
9-10
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（内容/ Contents）
再結晶の優先方位の形成機構
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（授業時間外の学習/ Assignments）
教科書の精読(2h)
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（実施回/ Week）
11-15
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（内容/ Contents）
金属組織と再結晶
―金属組織観察の意義と再結晶との関係を述べる
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（授業時間外の学習/ Assignments）
教科書の精読(5h)
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＜成績評価基準/Evaluation Criteria＞
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期末レポート試験・論文
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70%
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金属組織と再結晶，さらには材料の性質への理解を問う
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授業内評価
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30%
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随時，各単元の理解を問う演習を実施する
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＜成績評価結果/Results of assessment＞
成績評価の見方について/Notes for assessment
| 登録者数 |
成績評価（%) |
評点
平均値 |
備考
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| A+ |
A |
B+ |
B |
C+ |
C |
F |
他 |
| 15 |
13.3 |
6.7 |
20.0 |
20.0 |
20.0 |
13.3 |
6.7 |
0.0 |
2.9 |
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＜テキスト/Textbook＞
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古林英一 『再結晶と材料組織－金属の機能性を引きだす－』 (内田老鶴圃、2000)
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