2020年度

＜概要/Course Content Summary＞

本講義ではJIS規格に基づく機械製図法の基本を習得し，機械設計ならびに部品製作に必要な図面を正しく作成する能力を養うとともに，機械部品同士の相互関連性，構造および機能を十分に理解することを目標とする。具体的には，小型スターリングエンジンを対象課題とし，それらのスケッチと製図，設計，組立を通して，以下の学習項目の習得を目指す。また，製造販売しているメーカの工場見学と併せて学内にて装置の組立と発電の実験を実施し，レポートとして提出する。それらの結果を踏まえて，全員の前でプレゼンテーションを実施する。　
〔学習項目〕　
（1）機械部品のスケッチを通して，測定器具および工具の使い方を習得する。また，装置内における部品の構造および機能を十分に理解する。　
（2）部品図および組立図を書くことにより，それぞれの図面の意味を理解する。　
（3）寸法，寸法公差，表面性状の書き方，また，ボルト，ナット，ベアリングなど規格部品の略記法など，「製図学」で学んだ機械製図法の基礎を再確認する。　
（4）幾何公差，溶接記号について学び，課題を通してその書き方を習得する。　
（5）装置の分解・組立作業を通して，実際の機械がさまざまな機能を持つ多部品から構成されていることを知り，機械設計のイメージと応用力を養う。

＜到達目標/Goals,Aims＞

小型スターリングエンジンの分解，スケッチおよび製図を通じて，機械製図の基本を理解した上で図面作成ができるようになるとともに，エネルギーに関連する機械の構造および原理が理解できるようになる。

＜授業計画/Schedule＞

スケッチあるいは製図の時間に近隣の工場へ社会見学のため出向く場合がある．

＜成績評価基準/Evaluation Criteria＞

図面は設計者が製造者に意思を伝える道具であり，提出作品の内容が十分それらを満足しているかがポイントになる。

＜成績評価結果/Results of assessment＞   成績評価の見方について/Notes for assessment

＜テキスト/Textbook＞

＜参考文献/Reference Book＞