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※学期中に内容が変更になることがあります。 | |||||
2020年度
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<概要/Course Content Summary> 量子力学の一分野である固体量子力学は,半導体物性を理解する上で不可欠であるばかりでなく,新機能を有する電子素子を設計する上で有効な解析手法の基礎 となる。量子電子工学の基礎が確立されることにより,電子のみを扱ってきた旧来の電子工学に加え,光子が情報伝達手段として利用されるようになるに伴い,量子電子工学はIT分野のコア技術として大きく発展している。本講義では電気工学,電子工学,量子力学がどのように量子電子工学に生かされているかについて概説し,素子からシステムを設計する際に必要となる基礎理論を解説する。フェルミの黄金律を用いた遷移率計算から始め,気体レーザーの基本原理を述べたうえで半導体レーザー発振の基本原理について述べる。量子構造素子の動作原理についても触れ,将来技術を展望する。また,現在の技術動向や,量子素子研究開発の実務についても紹介する. <到達目標/Goals,Aims> 一見煩雑に見える式であっても,基礎理論から見れば数個の主要な要素を表す部分に分解され,そこから発生し易い現象,生じ難い状態などの予測を行えるようになることを目指す.大学院科目として「理論体系の構築」がどのようになされるのか,その過程についても理解する. <授業計画/Schedule>
受講生の量子力学の理解度に応じて講義内容を変更する. <成績評価基準/Evaluation Criteria>
理論物理学は大胆な仮説の導入,仮設に基く問題の定式化,実験による検証のプロセスを経て進化してきた.重要なのは,現在学生諸君が取り組んでいる問題に如何に学んだ内容を取り込んで行けるかである.期末レポートの採点においては,自らの修士論文研究テーマへの講義内容の応用についての記載部分を重点的に採点する.
<成績評価結果/Results of assessment> 成績評価の見方について/Notes for assessment
<テキスト/Textbook>
講義で網羅する範囲が広いので毎週,講義内容をプリントにして配布する. <参考文献/Reference Book>
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お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
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