シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11620115 

△環境電磁工学
Electromagnetic Compatibility
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  馬場 𠮷弘

<概要/Course Content Summary>

 比較的近接して置かれた2つ以上の電気電子製品や設備が,それぞれ正常に動作している状態を電磁両立性(EMC: Electromagnetic Compatibility)が保たれた状態といいます。このような電磁環境を実現することが,高度な電力供給システムや有線・無線の通信システムを有する現代社会においては,不可欠となっています。本講義では,電磁両立性を理解するための基礎理論,電磁ノイズの発生源,および各種設備における電磁ノイズと対策について説明します。

<到達目標/Goals,Aims>

受講学生が,電磁両立性の確立のための基礎理論,各種設備における電磁ノイズ問題と対策について理解できるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 電磁両立性(EMC: Electromagnetic Compatibility)とは  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:電磁両立性について調べておくこと(1時間) 
復習:講義ノートを読み返し理解を深めておくこと(0.5時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) EMCを理解するための基礎理論 (1):ベクトル解析  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:ガウスの発散定理,ストークスの定理について理解しておくこと(1時間) 
復習:講義ノートを読み返し理解を深めておくこと(0.5時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) EMCを理解するための基礎理論 (2):マクスウェル方程式  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:アンペアの法則について理解しておくこと(1時間) 
復習:講義ノートを読み返し理解を深めておくこと(0.5時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) EMCを理解するための基礎理論 (3):マクスウェル方程式(続き)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:ファラデーの法則について調べておくこと(1時間) 
復習:講義ノートを読み返し理解を深めておくこと(0.5時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) EMCを理解するための基礎理論 (4):伝送線路  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:水平導体のインダクタンス,キャパシタンスおよび特性インピーダンスについて理解しておくこと(1時間) 
復習:講義ノートを読み返し理解を深めておくこと(0.5時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) EMCを理解するための基礎理論 (5):ディファレンシャルモードとコモンモード  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:コモンモードについて調べておくこと(1時間) 
復習:講義ノートを読み返し理解を深めておくこと(0.5時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 電磁ノイズの発生源 (1):静電気放電パルス,静電界の数値解析基礎(電荷重畳法など)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:静電界計算について理解おくこと(1時間) 
復習:講義ノートを読み返し理解を深めておくこと(0.5時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 第1回から第7回までのまとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:マクスウェル方程式,伝送線路,コモンモード,静電気パルス放電について理解おくこと(1時間) 
復習:講義ノートを読み返し理解を深めておくこと(0.5時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 電磁ノイズの発生源 (2):雷電磁界パルス(LEMP)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:電放電について調べておくこと(1時間) 
復習:講義ノートを読み返し理解を深めておくこと(0.5時間) 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 電磁ノイズの発生源 (2):雷電磁界パルスLEMP(続き)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:電電磁界パルスについて調べておくこと(1時間) 
復習:講義ノートを読み返し理解を深めておくこと(0.5時間) 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 電磁ノイズの発生源 (3):高高度電磁界パルス(HEMP)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:高高度電磁界パルスについて調べておくこと(1時間) 
復習:講義ノートを読み返し理解を深めておくこと(0.5時間) 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 電力供給設備におけるEMC (1):送変電設備  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:送変電設備について調べておくこと(1時間) 
復習:講義ノートを読み返し理解を深めておくこと(0.5時間) 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 電力供給設備におけるEMC (2):配電設備等  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:配電設備について調べておくこと(1時間) 
復習:講義ノートを読み返し理解を深めておくこと(0.5時間) 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 電力利用設備におけるEMC:電気鉄道,ビル電気設備等  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:電気鉄道設備について調べておくこと(1時間) 
復習:講義ノートを読み返し理解を深めておくこと(0.5時間) 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) ホームネットワークにおけるEMC  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:ホームネットワークについて調べておくこと(1時間) 
復習:講義ノートを読み返し理解を深めておくこと(0.5時間) 

受講者の平均的な理解の程度に基づき,上記授業計画を変更する場合があります。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

中間レポート  50%  講義内容の理解度を確認します。 
期末レポート  50%  講義内容の理解度を確認します。 
中間筆記試験    講義内容の理解度を確認します。 
期末筆記試験    講義内容の理解度を確認します。 
特記事項    全講義に出席することを前提とします。 

中間レポート:第1から 7回までの講義内容の理解度を評価。 
期末レポート:第9から15回までの講義内容の理解度を評価。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
139 33.8 33.1 11.5 13.7 7.9 0.0 2.7
 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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