シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11620080 

△コンピュータシステム入門
Introductory Computer Systems
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  長岡 直人

<概要/Course Content Summary>

コンピュータは「極めて賢い機械」と思われがちであるが,実のところ「極めて単純な機械」である。本講義においては極めて単純な素子の組み合せから成っているコンピュータの基本原理について説明を行う。 
また市販されているパーソナルコンピュータのカタログから最近技術を学ぶ。

<到達目標/Goals,Aims>

コンピュータの基礎となる,論理演算と2進整数の四則演算法を習得することは必須である。また,コンピュータの基本構成要素とその連携,特にCPU内の構成要素とその連携を学ぶことにより,最新コンピュータの高速化技術の基礎を習得する。一般消費者を対象としたパーソナルコンピュータのカタログ等に記載されている事項について,その技術的根拠を理解することを通して,一見難解な事項も,極めて単純な素子・技術の組み合わせからなっていることを理解する。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 電子計算機と2進数:電子計算機の概要,2進数と10進数  (授業時間外の学習/ Assignments) 小学校で学習した10進整数四則演算の意味について予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) データの表し方と2進演算:2進整数の四則計算  (授業時間外の学習/ Assignments) 10進整数四則演算の意味について予習・復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) データの表し方と2進演算:論理演算法,論理演算素子  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習。 
以下同様 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 電子計算機の構成:ハードウェアの構成,番地とメモリ  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) コンピュータの動作:中央処理装置,主記憶装置  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) コンピュータの動作:アドレシング,主記憶装置の効率的利用  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) パーソナルコンピュータのカタログを読む  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 同上  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 同上  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 周辺装置:磁気テープ,磁気ディスク(ハードディスク,レキシブルディスク)  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 周辺装置:ディスプレイなど  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) オペレーティングシステム:目的とその機能,プロセス管理  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 同上  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) データ通信システム  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) データ通信システム  (授業時間外の学習/ Assignments)  

本年度使用する最新のパーソナルコンピュータのカタログ記載内容によって,後半の講義内容,順番については変更する場合がある。2進数演算について理解が深まった段階で,これに関する演習を実施する。 
本年度は,Teamsを用いたオンラインリアルタイム双方向講義を基本とするが,他の対面講義受講のため等やむを得ない場合はオンデマンド受講を認める場合がある。第1回講義日までに,オンデマンド講義受講の申請法を本科目DUETにて知らせる。 
講義開始時に期末試験実施時期・方法が確定できないが,最終講義日を試験日とする場合がある。その際は講義内容を一部変更する。また,試験実施困難な場合は,レポートとする。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(演習・レポート)  60%  論理・2進整数四則演算を含む計算問題を理解しているかを問う。 
期末試験(あるいは期末レポート)  40%  コンピューターシステムのハードウェア・OSの基礎知識を問う。 

本講義では,難解な問題を時間をかけて解くのではなく,基礎的な問題を数多く解くことによりトレーニングし,完全な理解を目的としている。また,簡易な事項を組み合わせて複雑・高度な動作するしかけを柔軟な発想で構築できるかを問う。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
183 14.8 13.1 24.0 31.7 16.4 0.0 1.8

<テキスト/Textbook>

浦 昭二・市川照久著  『情報処理システム入門』3版  (サイエンス社、2006) ISBN:978-4-7819-1112-0 

 

 

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