シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11615090 

△情報システムと文化
Culture and Information Systems
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  坂東 大輔

<概要/Course Content Summary>

文化の裏側には情報システムの発展があった。個人事業主(フリーランス)のITコンサルタントである講師が様々な観点から「情報システムの技術(左脳の世界)」と「人間の文化(右脳の世界)」の関わり合いについて学生達と共に議論していく。 
 
本講座で議論するテーマは,講師の専門分野である「IoT」「AI」「システム外注」のテーマを主とする。それらに加えて,熾烈な就職活動を控える学生達の今後のキャリアも考えて,講師自身の「キャリア論」も解説する。 
 
●「キャリア論」・・・「人生100年現役時代」に生き残るためのキャリアを論ずる。 
●「IoT」・・・「ハードウェアのソフトウェア化」や「製造業のサービス化」といった21世紀のものづくりの背景にあるIoTに関して基本的な技術知識を学ぶ。 
●「AI」・・・「文系出身」の講師ならではの解説で,IoTとセットで語られることが多いAI(人工知能)に関して基本的な技術知識を学ぶ。 
●「システム外注」・・・システム開発の外注において「良き発注者」あるいは「良き受託者(ベンダー)」となれるように,システム外注で紛争を起こさないための心構えや方法論を学ぶ。

本講義のカバー範囲

<到達目標/Goals,Aims>

● 自己分析をしっかり行い,己の「キャリア」を考えて,就職活動を行えるようにする。 
● 「What IoT? (IoTの概要)」「How IoT? (IoTの技術論)」だけでなく「Why IoT? (IoTの目的)」「How much IoT? (IoTの儲け方)」も考えられるようになる。 
● 難解な数学理論に終始しがちな「AI」を,「文系の素人」が理解できるように噛み砕いて説明できるようにする。 
● 発注者とベンダー間の紛争を避けて,「システム外注」(あるいは「受注したシステム開発」)を成功できるようにする。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 講師の「キャリア」紹介  (授業時間外の学習/ Assignments) 就職活動に備えて,自己分析を行い,己の「キャリア」を考える。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 【IoT】「IoT 開発の基本と企画」  (授業時間外の学習/ Assignments) IoT開発の概要を理解する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 【IoT】「IoT デバイスとセンサ」  (授業時間外の学習/ Assignments) IoTのハードウェアに関する基礎知識を理解する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 【IoT】「通信技術とネットワーク環境」  (授業時間外の学習/ Assignments) IoTのネットワークに関する基礎知識を理解する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 【IoT】「IoT データの処理と活用」  (授業時間外の学習/ Assignments) ビッグデータ処理に関する基礎知識を理解する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 【IoT】「クラウドの活用」  (授業時間外の学習/ Assignments) クラウドコンピューティングに関する基礎知識を理解する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 【IoT】「IoT 開発の実務」  (授業時間外の学習/ Assignments) IoT開発の実務のイメージを掴む。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 【AI】「電気羊は人工知能の夢を見るか?」  (授業時間外の学習/ Assignments) AIの基礎知識を理解し,「文系の素人」に説明する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「IoT&AI」の演習  (授業時間外の学習/ Assignments) IoT&AIを活用したビジネス(システム)を企画立案して,チーム別に発表する。 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 【システム外注】「システム外注の基本的な考え方を知る」  (授業時間外の学習/ Assignments) システム外注に関する基礎知識を理解する。 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 【システム外注】「発注者とベンダーのすれ違いを防ぐ」  (授業時間外の学習/ Assignments) 発注者として重要な心構えを理解する。 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 【システム外注】「発注者が主体的に行うべき仕事をおさえる」  (授業時間外の学習/ Assignments) 発注者が行うべき仕事の内容を理解する。 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 「システム外注」の演習  (授業時間外の学習/ Assignments) 発注者が作成すべき成果物を作成して,チーム別に発表する。 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) (予備日) 講師の著作の紹介「UX (User Experience)」「技術英語」  (授業時間外の学習/ Assignments) 「UX (User Experience)」と「技術英語」に関する基礎知識を習得する。 
(実施回/ Week) 15 
 
(内容/ Contents) 本講義のまとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 本講義で学んだことを,己の「キャリア」に活用する。 

学生の様子,理解度,意見等を踏まえて,授業の進捗や内容が変更される可能性はある。また,講師の判断で,他の社会人を招聘した授業を行う可能性もある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  15%  授業ごとに出席を調べる。レポートを課すことがある。 
演習  25%  講義内容の理解を深めるために演習を課す。演習課題を仕上げて,チーム別で発表を行う。 
課題レポート  60%  講義内容の理解度を調べる。 

本講義で扱うIoT等のトピックの変化は早いので,新聞,雑誌,単行本,ウェブ情報を数多く読み,広く社会の問題に興味を持つこと。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
64 70.3 17.2 7.8 3.1 1.6 0.0 3.5

<テキスト/Textbook>

坂東大輔  『IoT本 (仮称)』 (2020) Kindle電子書籍あり 

 

坂東大輔  『中小企業の「システム外注」はじめに読む本』 (すばる舎、2018) ISBN:978-4799107485  Kindle電子書籍あり 

 

<参考文献/Reference Book>

坂東大輔  『UX(ユーザー・エクスペリエンス)虎の巻-ユーザー満足度を向上する設計開発テクニック-』(日刊工業新聞社、2017)ISBN:978-4526077425 
 

坂東大輔  『英語嫌いのエンジニアのための技術英語』(日刊工業新聞社、2019)ISBN:978-4526079313 
 

秋元英郎 (著, 編集), 坂東大輔 他 (著)  『技術屋さん独立の教科書-独立して成功する人が持つ5つの資質と7つの力 : ~成功しているサムライ(独立技術士)の実例公開~-』(Amazon Services International, Inc.、2019)Kindle電子書籍のみ 
 

<参照URL/URL>

坂東技術士事務所 
当事務所のWebサイト 

<備考/Remarks>

講師のメールアドレスは以下の通りである。 
daisuke@bando-ipeo.com 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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