<概要/Course Content Summary>
情報システムとは,単にコンピュータ上で動くプログラムを指すのではなく,コンピュータとネットワーク,そしてそれらの上で行われるデータの伝送や加工を経たマルチメディア処理とその利用者をも含む,総合的なシステムである。本科目では,こうした観点と関連技術の習得を目指して,コンピュータ・ネットワークを中核とした情報通信技術(ICT: Information Communication Technology)と,ビジネスシステムや経営管理システムなどの情報システムとの基礎を学ぶ。習得を目指す主な技術は,コンピュータシステムおよびアナログデータ・ディジタルデータの扱い方,情報通信ネットワーク,情報システム開発に伴う設計やプログラミングの考え方などである。 情報通信技術の研究開発に関する企業勤務経験を有する教員が,情報システム関連技術全般を概説する.
<到達目標/Goals,Aims>
・受講者は,各技術に関して,選択肢から回答するような単純な理解ではなく,自らの言葉で説明できるようになることが求められる。 ・受講者は,各技術に関して,単に知識として記憶するのではなく,その成立の背景を説明できるようになることが求められる。「何故か」という問いに答えられるようになることが必要である。 ・本科目は,覚えなくてはならない技術項目が多い。その記憶と理解のためには,教科書の予習復習は必須である。受講者は,毎回の予復習を欠かさない継続的な勉学態度を持つことが求められる。 ・本科目では,指定教科書に加えて英文の技術解説記事の精読を課す。受講者は,情報通信技術関連の初級レベルの英文技術資料が理解できるようになることが求められる。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
1
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(内容/ Contents)
情報と情報量
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の予復習(1時間程度)
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(実施回/ Week)
2
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(内容/ Contents)
情報処理,社会および産業基盤としての情報システム
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の予復習(1時間程度)
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(実施回/ Week)
3
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(内容/ Contents)
コンピュータの構成
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の予復習(1時間程度)
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(実施回/ Week)
4
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(内容/ Contents)
情報の表現,アナログ情報処理とディジタル情報処理
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の予復習(1時間程度)
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(実施回/ Week)
5
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(内容/ Contents)
メディア信号処理の基礎
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の予復習(1時間程度)
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(実施回/ Week)
6
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(内容/ Contents)
アルゴリズムとプログラミング
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の予復習(1時間程度)
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(実施回/ Week)
7
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(内容/ Contents)
ソフトウェア
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の予復習(1時間程度)
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(実施回/ Week)
8
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(内容/ Contents)
情報システムの基礎
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の予復習(1時間程度)
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(実施回/ Week)
9
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(内容/ Contents)
ファイルシステムとデータベース
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の予復習(1時間程度)
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(実施回/ Week)
10
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(内容/ Contents)
通信ネットワークの基礎
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の予復習(1時間程度)
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(実施回/ Week)
11
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(内容/ Contents)
光通信と無線通信
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の予復習(1時間程度)
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(実施回/ Week)
12
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(内容/ Contents)
インターネットの基礎
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の予復習(1時間程度)
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(実施回/ Week)
13
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(内容/ Contents)
システム開発の基礎
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の予復習(1時間程度)
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(実施回/ Week)
14
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(内容/ Contents)
情報通信関連の法制度と標準化
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の予復習(1時間程度)
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(実施回/ Week)
15
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(内容/ Contents)
総括
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の予復習(1時間程度)
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受講者と相談の上,理解状況等を勘案して,授業計画を変更する可能性あり。レポート課題等で英語の技術論文の読解が求められる。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
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予習のまとめを報告する宿題と授業中の発表
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50%
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宿題における問として課す予習の要点を整理・報告することで,自らの理解の確認と深化を目指す.宿題提出の回数は,概ね2週に1度程度とする.
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レポート
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50%
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1,2回のレポート提出を課す.講義内容の理解を確かめると共に,その習得を確認する.また,ノートを的確にとり,自らのことばで説明できるようなレベルまで理解を深めること.
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各項目について,単に定義等を記憶するのではなく,その項目技術が誕生した背景や効果を説明できるようなレベルまで理解を深めること。ノートをとる力を身につけることを重視する。
<成績評価結果/Results of assessment>
成績評価の見方について/Notes for assessment
| 登録者数 |
成績評価(%) |
評点 平均値 |
備考
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| A |
B |
C |
D |
F |
他 |
| 62 |
59.7 |
22.6 |
4.8 |
4.8 |
8.1 |
0.0 |
3.2 |
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<テキスト/Textbook>
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安藤明之 『最新情報処理概論 改訂版』初版
(実教出版、2014)
ISBN:978-4-407-33556-9
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<参考文献/Reference Book>
<備考/Remarks>
英文技術資料や補足資料はe-class等を経由して配布する。 授業時間外に担当教員に連絡する手段は,居室への来訪,e-classあるいはe-mailである。なお来訪に際しては,事前にe-mailを用いて連絡することが望ましい。
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