シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11615051-303 

○共創情報学研究室-303
Bachelor Thesis I-303
2単位/Unit  春集中/Spring Intensive  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  大崎 美穂 片桐 滋

<概要/Course Content Summary>

【研究概要】 
本研究室では,人間のより良いコミュニケーション・コラボレーションと生産性の向上を目指し,パターン認識・メディア処理・機械学習・知識発見の基礎研究を行うとともに,基礎研究の成果を遠隔協働支援や福祉医療に展開する応用研究を行っている。基礎研究では,識別学習を中心としたモデル設計法,音声認識・画像認識アルゴリズム,機械学習・知識発見アルゴリズムの理論的基礎を研究している。応用研究では,時空を超えたメディアスペースの実現に向け,実験的な遠隔協働支援システム『t-Room』を開発している。『t-Room』に関して,高品質な画像オブジェクト編集技術の開発や先端的通信ネットワークの応用,知的インタフェースの開発など,高度なマルチメディア情報通信技術研究を行っている。 
 
【研究環境】 
本研究室では,高い同室感の実現を目指す遠隔コラボレーション支援環境『t-Room』の実験装置を2台設置している。この装置を用いた実験研究によって,『t-Room』のための制御ソフトの研究開発のみならず,パターン認識やメディア処理,機械学習や知識発見に関する要素技術の『t-Room』における利用技術の研究も可能となっている。 
 
本研究室の研究環境(実験機器だけではなく,研究開発の姿勢も含む)において,卒業研究・修士研究を行う学生諸君は,従来のディシプリンを超えたトランス・ディシプリナリー・アプローチを強化しながら歩を進められるであろう。『t-Room』の研究開発では,確かな数理的基盤に根ざしたメディア処理技術やパターン認識技術の開発が求められるのと同時に,環境を利用するユーザの作業効率や心象を的確に測定し,技術に反映することが望まれる。 
 
メディア信号処理およびパターン認識に関する研究開発に関する企業勤務経験を有する教員が,メディア理解関連技術の研究実験を指導する。そして,知的システムの数理的設計技法や心理測定法,マルチメディア情報通信技術を幅広く修得し,かつ発想力を強化できるように導く。 
 
【研究テーマ】 
遠隔協働支援システム t-Room 
 (1)t-Room メディア処理 
 (2)t-Room 評価(機能・ユーザビリティの心理測定) 
 (3)t-Room システム開発(機能追加・ユーザビリティ向上のシステム開発) 
 (4)t-Room ネットワーク(遠隔協働に望ましい通信環境の開発) 
 
パターン認識 
 識別学習を中心としたモデル設計法の理論的基盤整備 
 汎用的モデル設計法のソフトウェアライブラリの開発 
 音声認識に普遍的な特徴の分析発見 
 
機械学習と知識発見 
 機械学習・知識発見アルゴリズムの開発 
 知識発見支援システムの開発 
 医療データからの医学知識発見 

研究概要

研究環境

<到達目標/Goals,Aims>

卒業研究の実施により,学生が情報分野の専門知識を身に付け,それを駆使して問題の発見解決ができるようになる。卒業論文の執筆により,専門知識や研究成果を理論的に,かつ,分かりやすく記述できるようになる。 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 毎週月~金  (内容/ Contents) 2~4講時を研究室のコアタイムとする。  (授業時間外の学習/ Assignments) 研究の実施 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

特記事項  100%  ゼミ出席を30%以上怠った場合,あるいはゼミ活動に支障をきたすような怠慢が見られる場合は不合格とする。 

<備考/Remarks>

外部発表などを実施することがある. 
コアタイム外に担当教員に連絡する手段は,居室に来訪,あるいは,email. 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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