シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11610231 

△情報システム実習
Information System Exercise
1単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  片桐 滋 下原 勝憲 井田 明男 井本 桂右

<概要/Course Content Summary>

 情報システムとは,企業における業務支援システムから官公庁のデータ管理システム,交通機関の制御システム,金融システム,さらには多種多様な家電システムに至る,コンピュータと利用者が協働することによって新たな価値を創造する広範な価値創造の仕組みのことである。本科目では,そうした情報システムの役割や機能,設計開発における考え方などの基礎を,実習を交えて学習する。情報システムが扱う多種多様な情報や機能に対応して,科目では,音声や映像,テキストなどのメディア情報の処理法や,AI(人工知能)の基礎である機械学習,広く社会で繰り広げられる人間の活動に伴う社会情報の処理法などを,網羅的に扱う。また,利用者が望む情報処理要件をシステムとして具体化していく過程の実習などを通して,単にコンピュータを操作する技能を身につけるのではなく,コンピュータを用いて価値を創造する情報システムという存在の本質を理解することを目指す。 
 企業において研究開発あるいは情報システム開発の実務経験を有する教員が,高校生などの初学者向け教育にも適した水準の実習を行う。

<到達目標/Goals,Aims>

この科目の達成目標として,具体的に次のような項目をあげられる。 
(1)現代社会に不可欠な情報システムの役割とその機能の実現法の基礎を修得する。 
(2)メディア情報を扱う情報システムの能力とその実現法の基礎を修得する。 
(3)AI(人工知能)の基礎である機械学習の基礎を修得する。 
(3)人の社会活動に伴って生じる社会情報を扱う情報システムの能力とその実現法の基礎を修得する。 
(4)情報システム利用者の要望をシステム開発に反映する方法論を修得する。 
(5)グループワークを通してシステム開発を行う方法論を修得する。 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1回目  (内容/ Contents) 情報システムデザインの概要(担当:片桐滋)  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習(1時間程度) 
(実施回/ Week) 2回目  (内容/ Contents) 社会情報システムの基礎(担当:下原勝憲)  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習(1時間程度) 
(実施回/ Week) 3回目  (内容/ Contents) 社会情報システムの方法論(担当:下原勝憲)  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習(1時間程度) 
(実施回/ Week) 4回目  (内容/ Contents) 社会情報システム実習(担当:下原勝憲)  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習(1時間程度) 
(実施回/ Week) 5回目  (内容/ Contents) 企業情報システムの構築基礎演習:ビジネスユースケースとプロセスモデリング編(担当:井田明男)  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習(1時間程度) 
(実施回/ Week) 6回目  (内容/ Contents) 企業情報システムの構築基礎演習:ビジネスデータモデリング編(担当:井田明男)  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習(1時間程度) 
(実施回/ Week) 7回目  (内容/ Contents) 企業情報システムの構築基礎演習:システムユースケースモデリング編(担当:井田明男)  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習(1時間程度) 
(実施回/ Week) 8回目  (内容/ Contents) 企業情報システムの構築基礎演習:ユースケース実現のモデリング編(担当:井田明男)  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習(1時間程度) 
(実施回/ Week) 9回目  (内容/ Contents) 機械学習の基礎(担当:井本桂右)  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習(1時間程度) 
(実施回/ Week) 10回目  (内容/ Contents) 機械学習によるメディア処理の基礎(担当:井本桂右)  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習(1時間程度) 
(実施回/ Week) 11回目  (内容/ Contents) 機械学習によるメディア分析実習(担当:井本桂右)  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習(1時間程度) 
(実施回/ Week) 12回目  (内容/ Contents) 時系列信号処理の実習(担当:片桐滋)  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習(1時間程度) 
(実施回/ Week) 13回目  (内容/ Contents) 画像信号処理の実習(担当:片桐滋)  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習(1時間程度) 
(実施回/ Week) 14回目  (内容/ Contents) アルゴリズム実習(担当:片桐滋)   (授業時間外の学習/ Assignments) 復習(1時間程度) 
(実施回/ Week) 15回目  (内容/ Contents) シミュレーション実習および総括(担当:片桐滋)  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習(1時間程度) 

理解度の確認あるいは実習進捗などを踏まえて,授業計画を変更することがある。毎回,簡単なプログラミングおよびそれに準ずるコンピュータ操作が必要となる。また,実習中にグループ討議とその成果の発表を行うことがある.

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

実習およびレポート  80%  各回ごとに課題を実施し,授業内容の理解度を確認する。なお,実習中にレポート課題が出されることがある。 
平常点  20%  原則として全回出席すること。正当な理由のない遅刻あるいは欠席は減点対象とする。 

評価は上記の2項目に基づいて行われるが,加えて,実習時における作業態度(積極性及び協調性の有無)やクラス参加態度(質疑等への積極性)が厳しく問われる。これらの点に不足がみられる場合は,実習レポートが受理されないことがあるので注意すること。また,プログラミングあるいはそれに準ずるコンピュータ操作,さらにはグループ討議の成果が実習には必須である点に注意すること。

<参考文献/Reference Book>

坂巻佳壽美  『見てわかるディジタル信号処理』(工業調査会、1998年)ISBN:4-7693-1162-1 
 

<備考/Remarks>

授業時間外に担当教員に連絡する手段は,居室への来訪,e-classあるいはe-mailである。なお来訪に際しては,事前にe-mailを用いて連絡することが望ましい。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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