シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△計算機ハードウェア
Computer Hardware
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  奥田 正浩

<概要/Course Content Summary>

 本講義では,コンピュータを構成する各ハードウェア構成要素とその役割について,部品・装置の視点から理解を深める.このため,トランジスタ・電気回路への初歩的な理解を要求される(必要な知識は講義で紹介する).最終的に,受講生は,計算機の中で何が起こっているかを頭の中でイメージしてシミュレーションできるようになってほしい.このため,本科目では,基本的な物理学の知識と,情報数学の基礎は前提とする.講義の進捗については,シラバス通りには進まない場合があるので了解されたい.

<到達目標/Goals,Aims>

計算機の中で何が起こっているかを頭の中でイメージしてシミュレーションできる.

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 計算機の歴史とトランジスタ  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と自主的な演習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) CPUについて  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と自主的な演習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 電子回路の基本  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と自主的な演習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) FET(電界効果トランジスタ)とフラッシュメモリ  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と自主的な演習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ミニテスト1回目+その他総括  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と自主的な演習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 電力線について  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と自主的な演習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 文字コード  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と自主的な演習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 文字コード(続き)  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と自主的な演習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) HDD(ハードディスク装置)とSSD(ソリッドステートドライブ)  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と自主的な演習 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) ミニテスト2回目+その他総括  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と自主的な演習 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 光ディスク装置  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と自主的な演習 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 半導体プロセスとはどの様なものか  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と自主的な演習 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) カルノー図と論理の最小化  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と自主的な演習 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) FF(フリップ・フロップ)  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と自主的な演習 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 総括的議論及び評価(出席必須です)  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と自主的な演習 

講義の進捗は変更されることがあります.ハードウェアの世界は,一種の「雑学」です.専門用語が分からないからといって講義に出席しないと,全く分からないままに終わります.ハードウェアの知識は(多くの皆さんが,就職後に,担当することになる)「組み込みソフト」の世界では,その知識・興味・理解が必須です。ハードウェアは,最初はとっつきにくい所もあるかもしれません.しかし,聞いているうちに,ハードウェアのイメージができると思います.分かってしまえば,内容的に難しいことは講義していません.過去問に依存して,講義に出てこないような受講方法では,雑学は身につきません.

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(クラス参加,発表,グループ作業の成果等)    出席は取りません.ただし,出席せず(話しを聞かず)に,単にミニテストや定期試験を受けているだけでは,成績的に単位は難しいと考えてください. 
小テスト  50%  授業時間中に2回のミニテストを予定しています.今年度は遠隔講義のため,レポート形式で実施します. 
期末筆記レポート試験  50%  7~8割はミニテストの出題範囲及びその後の講義内容から出題します.今年度は遠隔講義のため,レポート形式で実施します. 

「さらっとPPTのレジュメを眺めて,あと,過去問をしらべておく」というのは,大学生として,まともな勉強法ではありません.本当は,参考文献とした「コンピュータ概論」のようなテキストがあり,講義を聞いたあと,自宅・下宿で,テキストにより講義内容を理解したり,あるいは,演習問題を解くなどの「手に覚えさえる」ことが理解には必須だからです.

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
84 15.5 23.8 27.4 25.0 8.3 0.0 2.1

<テキスト/Textbook>

  レジュメを配布します. 

 

講義の資料はレジュメを配布します.

<参考文献/Reference Book>

デイビッド・A・パターソン(著),ジョン・L・ヘネシー(著)  『コンピュータの構成と設計−ハードウェアとソフトウェアのインタフェース・(上)(第5版)-情報システム入門 -』第5版 (日経BP社、2014)
 

魚田勝臣  『コンピュータ概論-情報システム入門-』第7版 (共立出版、2017)ISBN:978-4320124042 専修大学で作成されたコンピュータ概論ですが,すでに,第7版をかぞえ,関西でも,複数の大学でテキストに採用されています.計算機ハードウェアの話しを聞いて,自分があまりコンピュータは得意ではないと感じている学生さんにお勧めします.自宅で,じっくりと読み込んでください. 
 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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