シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11503301-005 

△スポーツ健康科学応用演習-5 (運動によって生じる変化を分子レベルで検討する実験方法を学ぶ)
Applied Seminar for Health and Sports Science-5
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  演習/Seminar

  井澤 鉄也 髙倉 久志

<概要/Course Content Summary>

 本応用演習においては,組織や細胞を対象とした実験方法を体験し,習得することを目的とする。また,実験によって取得できたデータを用いて,運動によって生体に生じる応答や適応をミクロな視点から検証・考察することを学ぶ。

<到達目標/Goals,Aims>

・運動によって組織や細胞内で生じる変化を分子レベルで検討する実験方法を実践できるようになる 
・取得したデータを理解でき,その理解に基づいた考察ができるようになる。 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ガイダンス  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習: 実施予定の実験内容の確認(30分) 
(実施回/ Week) 2-3  (内容/ Contents) RNAの抽出  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習: RNA抽出の実験過程の確認(30分) 
復習: RNA抽出の実験過程の復習(30分) 
(実施回/ Week) 4-5  (内容/ Contents) アガロースゲル電気泳動およびreal time-PCR法によるmRNA発現量の測定  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習: アガロース電気泳動及びreal-time PCR法の実験過程の確認(1時間) 
復習: アガロース電気泳動及びreal-time PCR法の実験過程の復習(1時間) 
(実施回/ Week) 6-7  (内容/ Contents) 動物組織切片の作成と蛍光顕微鏡による組織切片の観察  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習: 組織切片の作成方法と観察方法の確認(1時間) 
復習: 組織切片の作成方法と観察方法の復習(1時間) 
(実施回/ Week) 8-9  (内容/ Contents) 取得データの解析およびまとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習: これまで取得したデータの解析方法の確認(1時間) 
復習: これまで取得したデータの解析方法の復習(1時間) 
(実施回/ Week) 10-11  (内容/ Contents) バクテリアを用いた遺伝子組換え実験  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習: 遺伝子組換えに関する実験過程の確認(1時間) 
復習: 遺伝子組換えに関する実験過程の復習(1時間) 
(実施回/ Week) 12-14  (内容/ Contents) Western Blotting法によるタンパク質発現量の測定と解析  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習: タンパク質発現量の測定方法と解析方法の確認(1時間) 
復習: タンパク質発現量の測定方法と解析方法の確認(1時間) 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 取得したデータについてのディスカッションと生化学・分生物学的な実験手法に関するまとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習: これまで取得したデータの整理(1時間) 
復習: これまでの内容についてのレポート作成(3時間) 

9月26日から11月12日までの期間の木曜日4,5講時に基本的には授業を実施する予定である。シラバス記載の内容及び順序で授業を進める計画であるが,受講者数などによって授業計画を変更する可能性がある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  50%  出席状況と受講態度により評価します。 
提出物  50%  実習内容に関するレポートの内容を評価します。 

<テキスト/Textbook>

教科書は定めず,必要に応じて資料を配付します。

<参考文献/Reference Book>

田村隆明  『イラストでみる超基本バイオ実験ノートぜひ覚えておきたい分子生物学実験の準備と基本操作』(羊土社、2005)ISBN:9784897069203 
 

大久保和央  『細胞・組織染色の達人』(羊土社、2018)ISBN:9784758122375 
 

 

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