シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11503213 

△スポーツ指導法実習(ダンス)
Sport Coaching Practicum (dance)
1単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  実習/Practical training

  北島 順子

<概要/Course Content Summary>

 学習指導要領によると,ダンスは,「創作ダンス」,「フォークダンス」,「現代的なリズムのダンス」で構成され,イメージをとらえた表現や踊りを通した交流を通して仲間とのコミュニケーションを豊かにすることを重視する運動で,仲間とともに感じを込めて踊ったり,イメージをとらえて自己を表現したりすることに楽しさや喜びを味わうことのできる運動である。 
 中学校では,イメージをとらえたり深めたりする表現,伝承されてきた踊り,リズムに乗って全身で踊ることや,これらの踊りを通した交流や発表ができるようにすることをねらいとしており,高等学校では,これまでの学習を踏まえて,「感じを込めて踊ったり,仲間と自由に踊ったりする楽しさや喜びを味わい,それぞれ特有の表現や踊りを高めて交流や発表ができるようにする」ことが求められる。 
 本授業では,主に,「現代的なリズムのダンス」や「創作ダンス」の指導法を学び,将来,教育現場等のダンス指導において応用的に生かすことを目的とする。

<到達目標/Goals,Aims>

(1)次の運動について,感じを込めて踊ったり,仲間と自由に踊ったりする楽しさや喜びを味わい,それぞれ特有の表現や踊りを高めて交流や発表ができるように指導することができる。 
ア.現代的なリズムのダンスでは,リズムの特徴を強調して全身で自由に踊ったり,変化とまとまりを付けて仲間と対応したりして踊ること。 
イ.創作ダンスでは,表したいテーマにふさわしいイメージをとらえ,個や群で,対極の動きや空間の使い方で変化を付けて即興的に表現したり,イメージを強調した作品にまとめたりして踊ること。 
(2)ダンスに主体的に取り組むとともに,互いに共感し高め合おうとすること,役割を積極的に引き受け自己の責任を 
果たそうとすること,合意形成に貢献しようとすることなどや,健康・安全を確保することができるように指導することができる。 
(3)ダンスの名称や用語,文化的背景と表現の仕方,体力の高め方,課題解決の方法,交流や発表の仕方などを理解し,グループや自己の課題に応じた運動を継続するための取り組み方を工夫できるように指導することができる。 
(高等学校学習指導要領参照)

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ガイダンス  (授業時間外の学習/ Assignments) 様々なジャンルのダンス作品鑑賞。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 現代的なリズムのダンス指導法① 
創作法①身近な生活や日常動作 
即興①:ミラーリング 
グループ作品創作① 
(授業時間外の学習/ Assignments) ダンス教育・ダンスに関する文献や視聴覚教材による学習。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 現代的なリズムのダンス指導法② 
創作法②対極の動きの連続 
即興②:シャドーイング 
グループ作品創作② 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 現代的なリズムのダンス指導法③ 
創作法③多様な感じ 
即興③:模倣から即興へ 
グループ作品創作③ 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 現代的なリズムのダンス指導法④ 
創作法④シェイプ:粘土と彫刻家,シェイプチェーン 
グループ作品創作④ 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 現代的なリズムのダンス指導法⑤ 
創作法⑤群(集団)の動き(ユニゾン,カノン),空間の使い方 
グループ作品創作⑤ 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 現代的なリズムのダンス指導法⑥ 
創作法⑥もの(小道具)を使う 
グループ作品創作⑥ 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 現代的なリズムのダンス指導法⑦ 
コミュニケーションワーク①:伝承遊びによるアプローチ 
グループ作品創作⑦ 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 現代的なリズムのダンス指導法⑧ 
コミュニケーションワーク②:ダンス・ムーブメントによるアプローチ 
グループ作品創作⑧ 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 現代的なリズムのダンス指導法⑨ 
グループ作品創作⑨  
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 現代的なリズムのダンス指導法⑩ 
中間発表 
グループ作品創作⑩ 
(授業時間外の学習/ Assignments) 発表準備 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) グループ作品手直し,グループ作品踊り込み①  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) グループ作品踊り込み②  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) グループ作品発表,ビデオ撮影  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめ 作品鑑賞と評価  (授業時間外の学習/ Assignments) 記録ノートを読みなおし,学習した内容の復習。 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  50%  出席状況,授業内レポートの他,授業への取り組みを加味する。 
授業内発表  30%  作品評価の他,グループ作品創作活動への参加意欲を加味する。 
記録ノート提出  20%  内容と分量の他,わかりやすいノートのまとめ方の工夫が評価のポイントになる。 

<テキスト/Textbook>

  必要に応じて資料を配布する。 

 

<参考文献/Reference Book>

大沼幸子・崎山ゆかり・町田章一・松原豊  『ダンスセラピーの理論と実践-からだと心へのヒーリング・アート-』(ジアース教育新社、2012)その他,必要に応じて紹介する。 
 

<備考/Remarks>

同種目のスポーツ方法実習を履修済みであることが条件。 
大学が実施する学生定期健康診断を受診していない学生は受講できない。 
【服装】第1回は,着替え不要。第2回以降は,ダンスに適したウエアを着用すること。ダンスシューズ(体育館シューズ)は任意。毎回,筆記用具が必要。 
問い合わせ先:メールアドレス:kitajima@otemae.ac.jp 
【追記】新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,授業計画や授業の進め方,及び成績評価基準に変更が生じる可能性があります。また更衣室の混雑を避ける必要がありますので,可能な限り自宅で運動着に着替えて来てください。同様の理由で,授業を早めに終了することがあります。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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