シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11502042 

△スポーツ人類学
Sport Anthropology
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  渡邉 昌史

<概要/Course Content Summary>

 スポーツ人類学は,最広義に理解されるスポーツ(気晴らし,遊びなどを含む)と身体を文化人類学(民族学,民俗学)の方法によって研究する学問である。 
 スポーツ人類学が対象とするスポーツは時代と地域を問わないが,本講義では民族スポーツが重視される。 
 授業展開はテーマごとに2回の講義をセットとして,(1)映像資料等から民族スポーツのリアリティをつかむ,(2)文化人類学的なアプローチや分析理論を理解する,(3)考察を深めながら発展的に論理を展開する,という段階的形式をとる。

<到達目標/Goals,Aims>

学生がスポーツについて,固定観念や固有の価値観にとらわれることなく,文化人類学的視点から多面的に考えることができるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) イントロダクション  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連文献の読み込みなどを必要条件として求める。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) スポーツの起源と伝播(1) スポーツの起源探し  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連文献の読み込みなどを必要条件として求める。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) スポーツの起源と伝播(2) なぜ同じ遊びが存在するのか  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連文献の読み込みなどを必要条件として求める。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) スポーツと神話・儀礼(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連文献の読み込みなどを必要条件として求める。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) スポーツと神話・儀礼(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連文献の読み込みなどを必要条件として求める。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) スポーツとアイデンティテイ(1) 中国少数民族伝統体育運動会  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連文献の読み込みなどを必要条件として求める。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) スポーツとアイデンティティ(2) WEIO  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連文献の読み込みなどを必要条件として求める。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) スポーツとアイデンティティ(3) ブラジル先住民運動会  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連文献の読み込みなどを必要条件として求める。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) スポーツと文化変化:台湾先住民族の相撲  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連文献の読み込みなどを必要条件として求める。 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) スポーツの文化化(1) イタリアのパリオ  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連文献の読み込みなどを必要条件として求める。 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) スポーツの文化化(2) 武道のもつ文化性とは  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連文献の読み込みなどを必要条件として求める。 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 身体(1) 文化に縛られた身体  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連文献の読み込みなどを必要条件として求める。 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 身体(2) 健康と養生  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連文献の読み込みなどを必要条件として求める。 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 遊びの人類学(1) 遊びを禁止する人々  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連文献の読み込みなどを必要条件として求める。 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 遊びの人類学(2) ホロコーストの子どもたちにみる遊び  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連文献の読み込みなどを必要条件として求める。 

 授業計画はあくまでも予定であり,内容および順序が変更される場合もある。 
 講義はテーマごとに2回がセットとなっているので,欠席を重ねると内容の脈絡がとれなくなることがあるので留意されたい。 
 受講者自らが考えることを奨励するために,適宜「小レポート」の提出を求める。 
 ※出席にあたっては最高学府に学ぶ者としての主体的な態度は不文律として求める

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

適宜実施する小レポート  50%  講義内容について,受講生自らが考えているか。 
期末レポート  50%  講義内容をふまえ,受講生が自らで問題を立て,分析,解釈するなど,考え抜くことができるか。 

受講生自らが「新しい問いを発する」ことによって,ものごとを考え,事象を観察し,構想を重ね,情報を分析することによって創造的な回答に導くことを評価する。 
なお,出席回数が2/3に満たない場合は評価の対象としない。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
10 50.0 10.0 10.0 0.0 30.0 0.0 2.5

<参考文献/Reference Book>

寒川恒夫(編)  『教養としてのスポーツ人類学』(大修館書店、2004)
 

K.ブランチャード,A.チェスカ(著),寒川恒夫(訳)   『スポーツ人類学入門』(大修館書店、1988)
 

寒川恒夫編  『よくわかるスポーツ人類学』(ミネルヴァ書房、2017)
 

<備考/Remarks>

本講義は担当教員と受講生,及び受講生と受講生の協同共同作業によって作り上げてゆくものです。いわば,一つのチームです。よって,積極的に参加しているという態度として見受けられない受講生(例えば遅刻,私語,居眠り,携帯端末の使用など)は次回以降の出席を認めない場合がありますので注意してください。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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