シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11502034 

△健康科学特論
Health Science for Successful Aging
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  上林 清孝

<概要/Course Content Summary>

トレーニングによって筋力を増強しても,筋収縮を適切な強度やタイミングで制御することができなければ,運動パフォーマンスの向上につながらない。本講義では,ヒトの身体運動を制御するシステムについて,脳や脊髄の神経系を中心に概説する。さらに,反復練習によって身体動作が洗練される運動学習のメカニズムや疾患による運動機能障害についても説明し,スポーツパフォーマンスの向上や病態の理解に関連する情報を提供する。 

<到達目標/Goals,Aims>

骨格筋の収縮に関わる脳領域や脊髄における機能を説明できるようになる。 
運動機能障害が生じるメカニズムを理解できるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ガイダンス,骨格筋  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:生理学や神経科学の書籍から骨格筋の構造や収縮に関する箇所を読んでおく(1時間) 
復習:講義内容の確認(30分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ニューロン  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:神経細胞の構造や情報伝達に関する箇所を読んでおく(1時間) 
復習:講義内容の確認(30分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 脊髄(1):解剖  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:脊髄の構造に関する箇所を読んでおく(1時間) 
復習:講義内容の確認(30分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 脊髄(2):運動単位  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:運動単位に関する箇所を読んでおく(1時間) 
復習:講義内容の確認(30分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 大脳皮質(1):運動野  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:脳の構造に関する箇所を読んでおく(1時間) 
復習:講義内容の確認(30分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 大脳皮質(2):運動関連領野  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:大脳皮質に関する箇所を読んでおく(1時間) 
復習:講義内容の確認(30分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 小脳  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:小脳の構造に関する箇所を読んでおく(1時間) 
復習:講義内容の確認(30分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 大脳基底核  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:大脳基底核の構造に関する箇所を読んでおく(1時間) 
復習:講義内容の確認(30分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 運動学習  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習:講義内容の確認(30分) 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 体性感覚(1):深部感覚  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:深部感覚受容器に関する箇所を読んでおく(1時間) 
復習:講義内容の確認(30分) 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 体性感覚(2):皮膚感覚  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:皮膚受容器に関する箇所を読んでおく(1時間) 
復習:講義内容の確認(30分) 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 疾患による運動機能障害(1):運動単位疾患・脳卒中  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習:講義内容の確認(30分) 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 疾患による運動機能障害(2):脊髄損傷  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習:講義内容の確認(30分) 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) ニューロリハビリテーション  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習:講義内容の確認(30分) 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:これまでの講義内容の確認(1時間) 

講義は計画した内容と順序で進める予定としているが,受講者の理解度等によって変更する可能性があることを承知いただきたい。 
予習として,生理学や神経科学の書籍で講義内容に関連する箇所を読んでおくこと。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

小テスト・小レポート  70%  各講義内容の理解度を評価するため,小テストあるいは小レポートを実施する。 
期末レポート  30%  授業で学習した内容を正しく説明できるか評価する。 

<テキスト/Textbook>

教科書は特に定めず,必要に応じて資料を配布する。

<参考文献/Reference Book>

マーク ベアーら  『神経科学-脳の探究』(西村書店、2007)ISBN:9784890133567 
 

マーク ラタッシュ  『運動神経生理学講義-細胞レベルからリハビリまで-』(大修館書店、2002)ISBN:9784469264845 
 

カールソン  『神経科学テキスト-脳と行動-』(丸善出版、2013)ISBN:9784621086704 
 

<備考/Remarks>

ネット配信授業となる。各講義の資料はe-classにて配布する。担当教員への連絡はe-classを利用すること。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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