シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11501001 

△運動生理学Ⅰ
Physiology of Sports and Exercise I -An Introduction-
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  竹田 正樹

<概要/Course Content Summary>

本講義はスポーツ科学や健康科学を勉強するものにとって,その基礎的知識として必須ともいえる運動生理学について学習するものである.運動生理学は,生理学を親学問として発展した応用的学問である.特に,運動時の生理的応答や運動トレーニングに対する生体の適応過程に関する事柄に焦点を絞って体系的にまとめられた学問といえる。運動生理学は,スポーツ競技におけるトレーニング方法の科学的解明や望ましい健康運動のあり方に関する科学的解明のために,その基礎的知識として大変重要であり,言い換えれば,一過性の外的刺激に対する生体の反応や慢性的刺激に対する生体の適応を分析することが,スポーツや健康を科学的に解明するための大きな柱になるといっても過言ではない. 
本講義は,望ましいスポーツトレーニングや健康運動のあり方を考えるための基礎的知識を得ることを目的として,運動に対する一過性および慢性的適応について,生理学的に概観する.生理学・スポーツ機能解剖学の既履修または同時履修が望ましい. 
授業は次のような内容と順序で進める予定であるが,受講者の理解度等に応じて変更もあり得るのであらかじめ了承願いたい.

<到達目標/Goals,Aims>

受講学生がスポーツ生理学に関する基本的内容を理解でき,知識を習得できるようになることを目標とする.

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 概論(運動生理学とは?),運動と筋肉,骨格筋の種類と働き,骨格筋の運動トレーニングに対する適応  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書を熟読すること(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 運動と神経,筋収縮様式と力の発揮,神経系コントロールによる動きの制御  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書を熟読すること(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 運動と呼吸機能,運動中の呼吸機能   (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書を熟読すること(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 運動と循環,運動中の循環機能  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書を熟読すること(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 運動とエネルギー代謝,基質とエネルギー代謝  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書を熟読すること(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 運動と体温,パフォーマンスに及ぼす環境要因(暑熱・寒冷)  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書を熟読すること(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 運動と内分泌,運動中のホルモン調整  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書を熟読すること(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 運動と消化・吸収  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書を熟読すること(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 運動と免疫,運動と免疫能  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書を熟読すること(1時間) 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 運動と体液  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書を熟読すること(1時間) 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 運動と骨  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書を熟読すること(1時間) 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 運動と栄養・代謝,スポーツと体重・体組成,水分摂取,炭水化物摂取とスポーツパフォーマンス  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書を熟読すること(1時間) 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 運動と酸化ストレス  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書を熟読すること(1時間) 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 環境と運動トレーニング,パフォーマンスに及ぼす環境要因(高圧・低圧低酸素・水中環境)  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業で配付された資料を基に復習をすること(1時間) 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 運動トレーニング  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書を熟読すること(1時間) 

授業の進捗状況によって計画を変更する場合がある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

課題レポート  30%  課題レポートを出席点として考慮する. 
期末評価  70%  期末評価の成績を考慮する. 

課題レポート(30点)・期末評価(70点)の合計100点満点のうち,60点以上を合格とする.期末評価の解説は授業講評で行う.

<テキスト/Textbook>

小山勝弘,安藤大輔 編著  『運動生理学-生理学の基礎から疾病予防まで-』初版第1刷  (三共出版、2013) 同志社大学生協  ISBN:978-4-7827-0687-9  極基本的な内容が網羅されていますので,スポーツ生理学の基礎として,少なくともこの1冊の内容は理解しておくべきです。 

 

教科書がないと資料を手に入れることができないため,復習できません。必ず購入して,熟読してください。

<参考文献/Reference Book>

浅野勝己 編著  『運動生理学概論』第2版 (杏林書院、2013)ISBN:978-4-7644-1143-2 上記テキストでは賄えない内容は,この本から資料を提供していますので,その内容を理解するために,できるだけこの本も購入することが望ましいです。 
 

 

 

<備考/Remarks>

授業は毎回パワーポイントの動画を配信します。資料は配付しませんのでテキストを購入し,学習してください。 
 
生理学,スポーツ機能解剖学を履修することでより深く理解することができます. 
 
担当教員への連絡先:本学ホームページに掲載のメールアドレスを利用して下さい. 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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