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※学期中に内容が変更になることがあります。 | |||||
2020年度
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<概要/Course Content Summary> 我々の意識や思考,意志,感情といった精神活動,または運動や感覚,さらには意識にすらのぼることのない精密な人体のコントロール,これらはいずれも重さ 1.5 kg 弱の「脳」とそこから広がる神経系によって営まれている。その機能は未知なる領域が多く,世界的規模で無数の研究者がその解明に挑んでいる。また,神経疾患には多くの難治性疾患があり,その発症機構の解明や治療法の開発が求められている。本講義では,人体の組織のなかで最も複雑かつ魅力的ともいえる神経系の解剖とその疾患,およびその解明に向けた挑戦について学ぶ。前半に主要な脳神経解剖に関する一般的知識を修得し,神経科学の基礎を身につける。さらに,現在社会問題ともなっている主要な神経系疾患について,そのメカニズム,診断,治療に向けた研究・開発の現状について解説する。担当者は,株式会社免疫生物研究所においてアミロイドβ測定キットの開発担当としての勤務経験を有し,生体試料中の微量タンパク質定量法の開発および認知症早期診断の重要性について解説する。「生物学」および「人体の構造と機能 I, II 」をともに履修した者の受講が望ましい。
<到達目標/Goals,Aims> 受講生が神経解剖に関する初歩的知識を修得し,神経科学を学び研究に従事するための基礎を身につける。さらに脳神経機構が破綻した状態とも言える主要な神経疾患の基礎知識さらにはその研究手法と疾患研究に潜む問題点について理解する。神経系に留まらず,広く疾患をターゲットとした研究開発において必要な基礎知識を身につける事ができるようになる。 <授業計画/Schedule>
ただし,上記計画は予定であり,変更することがある。また,脳組織形態に関する講義を含むため,適宜視聴覚教材を併用する。 <成績評価基準/Evaluation Criteria>
脳神経解剖学分野に関しては,後の疾患関連の講義で必須な脳神経系の主な構造についての理解を求める。疾患関連の講義については医学研究の手法や問題点とその解決について広い知識と思考力を求める。
<成績評価結果/Results of assessment> 成績評価の見方について/Notes for assessment
<参考文献/Reference Book>
その他必要に応じて講義内で紹介,または配布する。上記他関連資料については宮坂の研究室に常備してあり,閲覧,一部のコピーは可能である。
<備考/Remarks> 担当教員への連絡先 |
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お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
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