シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11433015 

△ヒトの病理と防御システムⅡ
Human Pathology and Defense Systems II
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  市川 寛 米井 嘉一 坂部 一夫 松田 高幸

<概要/Course Content Summary>

 免疫学は感染症の治療・予防を研究する学問として発展してきた。 このように古典的な意味の免疫系は感染から個体を守るためになくてはならない重要なシステムである。一方現代免疫学から見れば,免疫系は単なる感染防御機構ではなく,生物学的自己・非自己を区別する自己認識機構として,さらにはより高次の自己調節機構として理解される。このように現代免疫学は現在も急速な発展と変貌を繰り返している研究分野である。 
 本講義では,免疫学の基本的な考え方を,主に感染症における免疫系の応答をたどりながら理解し,更には現代免疫学の基礎をも概観してもらうことを目標とする。そのために本講義では,免疫学総論として,免疫系の構造と機能,免疫担当細胞,補体などについて解説しつつ,免疫学の基本的な概念について説明する。また各論として,獲得免疫や自然免疫について細胞間相互作用の分子機構の立場から説明するとともに,癌免疫や腸管免疫,さらには免疫系機能異常に起因する緒疾患,特にアレルギー疾患,自己免疫疾患,免疫不全,移植免疫などについて略説する。 
 講義形式はオムニバス方式/全15回とし,本学教官の他にその分野の専門の研究者に嘱託講師やゲストスピーカーとして講義担当を依頼した。当日の講義の要点をその日の内に各自に覚えてもらうこと目的として,原則として毎回の講義の終わりには小試験を実施する。 
下記のテキストはそのまま講義に使用する訳ではないが,購入して講義の後先に一読を勧めます。 
 担当者は臨床医として,ゲストスピーカーを医師資格を有する免疫系基礎医学の専門家であり,医療現場のニーズの即した病理学・免疫学の講義を行います。

<到達目標/Goals,Aims>

概要を参照

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 米井嘉一 ゲストスピーカー 吉田龍太郎 
「免疫学序論」 
(授業時間外の学習/ Assignments) 関連事項の予習(2時間)・復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 米井嘉一 ゲストスピーカー 吉田龍太郎 
「免疫系の構成:免疫細胞の分化」 
(授業時間外の学習/ Assignments) 関連事項の予習(2時間)・復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 米井嘉一 ゲストスピーカー 吉田龍太郎 
「抗原と抗体」 
(授業時間外の学習/ Assignments) 関連事項の予習(2時間)・復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 米井嘉一 ゲストスピーカー 吉田龍太郎 
「T細胞免疫」   
(授業時間外の学習/ Assignments) 関連事項の予習(2時間)・復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 米井嘉一 ゲストスピーカー 吉田龍太郎 
「主要組織適合抗原と移植免疫」 
(授業時間外の学習/ Assignments) 関連事項の予習(2時間)・復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 米井嘉一 ゲストスピーカー 吉田龍太郎 
「先天免疫」 
(授業時間外の学習/ Assignments) 関連事項の予習(2時間)・復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 米井嘉一 ゲストスピーカー 吉田龍太郎 
「獲得免疫」 
(授業時間外の学習/ Assignments) 関連事項の予習(2時間)・復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 米井嘉一 ゲストスピーカー 吉田龍太郎 
「過敏症」   
(授業時間外の学習/ Assignments) 関連事項の予習(2時間)・復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 米井嘉一 ゲストスピーカー 吉田龍太郎 
「感染と免疫」 
(授業時間外の学習/ Assignments) 関連事項の予習(2時間)・復習(2時間) 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 米井嘉一 ゲストスピーカー 吉田龍太郎 
「癌免疫の基礎と臨床」 
(授業時間外の学習/ Assignments) 関連事項の予習(2時間)・復習(2時間) 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 米井嘉一 ゲストスピーカー 吉田龍太郎 
「腸管免疫」 
(授業時間外の学習/ Assignments) 関連事項の予習(2時間)・復習(2時間) 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 市川 寛 
「炎症とサイトカイン」 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 関連事項の予習(2時間)・復習(2時間) 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 坂部一夫 
「臨床免疫学」 
(授業時間外の学習/ Assignments) 関連事項の予習(2時間)・復習(2時間) 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 松田高幸 
「自己免疫性疾患」 
(授業時間外の学習/ Assignments) 関連事項の予習(2時間)・復習(2時間) 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 米井嘉一 
「総括」 
(授業時間外の学習/ Assignments) 関連事項の予習(2時間)・復習(2時間) 

講義順番や時間の変更は,改めてDUETでアナウンスします。 
視聴覚その他について配慮を希望する場合は連絡ください。対応致します。 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,発表,グループ作業の成果等)  50%  原則として毎回出席ととります。やむを得ない事情は適宜考慮します。 
小テスト  50%  簡潔かつ正確な記述が望ましいです。 

成績評価 
(1)出席を重視する。授業以外の学生生活や社会活動,事故や疾患によるやむを得ない欠席は,事前や事後を問わず理由の届けがあれば考慮する。これらも重要な大学生活と考えるからである。 
(2)講義の終わりに小試験を行う。出席の確認と,学生諸君にその授業における重要項目を反芻して記憶に留めてもらうのが主な目的である。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
62 43.5 33.9 17.7 4.8 0.0 0.0 3.2

<テキスト/Textbook>

吉田龍太郎  『Reasonable 免疫生物学』初版  (中外医学社、2019)

 

<参考文献/Reference Book>

Abul K. Abbas, Andrew H. Lichtman(著),松島綱治,山田幸宏(訳)  『基礎免疫学-免疫システムの機能とその異常-』原著第2版 (エルゼア・ジャパン、2007)ISBN:978-4-86034-869-4 
 

 

 

<備考/Remarks>

講義資料(パワーポイント使用)はe-classより各自事前にダウンロードすること。 
連絡は メールが一番確実: yyonei@mail.doshisha.ac.jp  
研究室の電話番号は内線 6394(外線 0774-65-6394)  
障がいのある方については配慮しますので,遠慮なくご相談下さい。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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