＜概要/Course Content Summary＞
生命科学研究の飛躍的な進歩により，急速に生命現象が解明されている。本講義では，生物の基本単位である細胞とその構成する物質について概説し，次いで，代謝，遺伝，情報伝達，免疫などの生命現象について解説する。4人の講師が，人体にまつわる生物学を中心とした入門的な講義を展開する。企業等で研究経験のある講師が, その経験を活かして生命科学研究に関する実践的, 発展的な内容にも触れる。後の生命科学系専門科目の学習に必要な基礎知識の構築を目標とする。
（高橋美帆／６回）
第1回, 2回, 3回, 7回, 14回, 15回目の講義を担当する。生物の基本的単位である細胞に注目し, その構造と各細胞小器官の機能について, また生体を構成する物質（たんぱく質, 脂質, 糖質）, 非自己から身体を守る免疫のしくみについて, 概説する。
（三田雄一郎／５回）
第4回，5回，12回，14回，15回目の講義を担当する。生体膜の機能とその細胞内での輸送，生命の営みの中心であるエネルギー産生，および自己増殖の基礎である細胞分裂のシステムについて解説する。
（角田伸人／４回）
第6回， 13回， 14回， 15回目の講義を担当する。 酵素をはじめとするタンパク質の機能，生命の維持機構について， 各々概説する。
（和久剛／６回）
第8回から11回目, 14回, 15回目の講義を担当する。遺伝，遺伝子の発現，翻訳，DNA の複製等のメカニズム，現代の生命科学研究を支えるバイオテクノロジー等について各々解説する。
＜到達目標/Goals,Aims＞
生命とは何か？その基本概念について理解する。
生命医科学部における生命科学系の専門講義を理解する上で必要な基礎知識を身につける。
一般的な医学・生命科学関連のニュース，記事について理解し，評価できるようになるために必要最低限な知識を身につける。
＜授業計画/Schedule＞
（実施回/
Week）
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（内容/
Contents）
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（授業時間外の学習/
Assignments）
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（実施回/ Week）
1
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（内容/ Contents）
細胞の構造と機能（高橋美帆）
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（授業時間外の学習/ Assignments）
復習：講義資料の復習(2時間），予習：テキストの関連項目を精読すること（2時間）
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（実施回/ Week）
2
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（内容/ Contents）
生体を構成する物質(I)（高橋美帆）
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（授業時間外の学習/ Assignments）
復習：講義資料の復習(2時間），予習：テキストの関連項目を精読すること（2時間）
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（実施回/ Week）
3
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（内容/ Contents）
生体を構成する物質(II)（高橋美帆）
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（授業時間外の学習/ Assignments）
復習：講義資料の復習(2時間），予習：テキストの関連項目を精読すること（2時間）
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（実施回/ Week）
4
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（内容/ Contents）
生体膜と細胞内輸送（三田雄一郎）
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（授業時間外の学習/ Assignments）
復習：講義資料の復習(2時間），予習：テキストの関連項目を精読すること（2時間）
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（実施回/ Week）
5
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（内容/ Contents）
エネルギーの産生（三田雄一郎）
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（授業時間外の学習/ Assignments）
復習：講義資料の復習(2時間），予習：テキストの関連項目を精読すること（2時間）
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（実施回/ Week）
6
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（内容/ Contents）
酵素と生体の化学反応（角田伸人）
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（授業時間外の学習/ Assignments）
復習：講義資料の復習(2時間），予習：テキストの関連項目を精読すること（2時間）
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（実施回/ Week）
7
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（内容/ Contents）
生体の防御機構（高橋美帆）
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（授業時間外の学習/ Assignments）
復習：講義資料の復習(2時間），予習：テキストの関連項目を精読すること（2時間）
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（実施回/ Week）
8
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（内容/ Contents）
染色体と遺伝子（和久剛）
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（授業時間外の学習/ Assignments）
復習：講義資料の復習(2時間），予習：テキストの関連項目を精読すること（2時間）
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（実施回/ Week）
9
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（内容/ Contents）
遺伝情報とその発現（和久剛）
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（授業時間外の学習/ Assignments）
復習：講義資料の復習(2時間），予習：テキストの関連項目を精読すること（2時間）
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（実施回/ Week）
10
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（内容/ Contents）
バイオテクノロジーとその応用（和久剛）
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（授業時間外の学習/ Assignments）
復習：講義資料の復習(2時間），予習：テキストの関連項目を精読すること（2時間）
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（実施回/ Week）
11
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（内容/ Contents）
生体の情報伝達（和久剛）
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（授業時間外の学習/ Assignments）
復習：講義資料の復習(2時間），予習：テキストの関連項目を精読すること（2時間）
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（実施回/ Week）
12
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（内容/ Contents）
細胞分裂（三田雄一郎）
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（授業時間外の学習/ Assignments）
復習：講義資料の復習(2時間），予習：テキストの関連項目を精読すること（2時間）
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（実施回/ Week）
13
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（内容/ Contents）
生命の維持（角田伸人）
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（授業時間外の学習/ Assignments）
復習：講義資料の復習(2時間），予習：テキストの関連項目を精読すること（2時間）
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（実施回/ Week）
14
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（内容/ Contents）
まとめと講評 (I)（高橋美帆, 三田雄一郎，角田伸人， 和久剛）
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（授業時間外の学習/ Assignments）
第１回〜第６回までのテキストの関連項目，講義資料の十分な復習をすること（4時間）
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（実施回/ Week）
15
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（内容/ Contents）
まとめと講評 (II)（高橋美帆, 三田雄一郎，角田伸人， 和久剛）
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（授業時間外の学習/ Assignments）
第７回〜第１２回までのテキストの関連項目，講義資料の十分な復習をすること（4時間）
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上記の計画は予定であり，進度その他の理由により変更がありうる。
＜成績評価基準/Evaluation Criteria＞
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平常点（出席あるいは小テスト）
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40%
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講義中に出席確認あるいは小テストを行う場合がある。小テストについては，当日の講義あるいは翌週以降の講義にてフィードバックを行う。
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レポート課題
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60%
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各講義内容を理解しているか。
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その他特記事項
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必要に応じてプリント等の資料を配付する。
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出席を兼ねた小テストを行う場合は，その日の講義内容を理解しているか評価する。
レポート課題では，講義内容に関する総合的な理解度をはかる。
＜成績評価結果/Results of assessment＞
成績評価の見方について/Notes for assessment
| 登録者数 |
成績評価（%) |
評点
平均値 |
備考
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| A |
B |
C |
D |
F |
他 |
| 129 |
72.1 |
15.5 |
3.9 |
4.7 |
3.9 |
0.0 |
3.5 |
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＜テキスト/Textbook＞
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中村桂子, 松原謙一 監訳 『Essential細胞生物学』原書第4版
(南江堂、2016)
同志社生協書籍部
ISBN:978-4-524-26199-4
本書を購入することが望ましい。
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林典夫，廣野治子 監修 『シンプル生化学』改訂第6版
(南江堂、2014)
同志社生協書籍部
ISBN:978-4-524-26807-8
本書を購入することが望ましい。
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＜参考文献/Reference Book＞
＜備考/Remarks＞
担当教員連絡先
高橋美帆:mitakaha@mail.doshisha.ac.jp, 三田雄一郎:ymita@mail.doshisha.ac.jp, 角田伸人:nkakuda@mail.doshisha.ac.jp, 和久剛:twaku@mail.doshisha.ac.jp
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