シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△生物センシング工学
Biosensing Engineering
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  飛龍 志津子

<概要/Course Content Summary>

我々ヒトを含む生物は,様々な物理量センサを機能させ,自身や外界の情報を取得している.また生物の中には,特殊にそのセンサ機能を進化させたものも少なくない.本講義ではまず,コウモリを例に,音によるセンシングに関する古典から最新の研究トピックについて概説する.その後,様々な生物が行うユニークで優れたセンシングの仕組みやその行動戦略を学ぶとともに,現存する各種センシング素子や計測手法との違いを知る.生物の面白さやその工学的利用価値等について議論する.

<到達目標/Goals,Aims>

センシングに必要となる基本的な物理法則および信号処理理論等を理解する.また各種物理量を計測するための仕組みを,生体システムと人工システム(素子)の両側面から学ぶことで,その違いや優位性を理解する. 
またプレゼンテーションを通じて,テクニカルな内容を十分に理解し,その内容を効果的に人に伝える方法についても学ぶ.

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 生物によるセンシングとは・ロボットや身の回りのセンシング技術  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習及び翌週の内容に関する予習 (4時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 音によるアクティブセンシング(コウモリのエコーロケーションの基礎)  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習及び翌週の内容に関する予習 (4時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 赤外線によるセンシング(ヘビのピット気管)をテーマにグループによるプレゼンテーションを行う予定である  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習及び翌週の内容に関する予習 (4時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 磁気センシング(ハト,走磁性細菌)をテーマにグループによるプレゼンテーションを行う予定である  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習及び翌週の内容に関する予習 (4時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 光のセンシング(昆虫の複眼)をテーマにグループによるプレゼンテーションを行う予定である  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習及び翌週の内容に関する予習 (4時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 匂いのセンシング(蛾のフェロモン受容器)をテーマにグループによるプレゼンテーションを行う予定である  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習及び翌週の内容に関する予習 (4時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 音による物体定位(フクロウのパッシブソナー)をテーマにグループによるプレゼンテーションを行う予定である  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習及び翌週の内容に関する予習 (4時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 電気による物体定位(電気魚のエレクトロロケーション)をテーマにグループによるプレゼンテーションを行う予定である  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習及び翌週の内容に関する予習 (4時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 重力のセンシング(ハエのジョンストン器官,ヒトの三半規管)をテーマにグループによるプレゼンテーションを行う予定である  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習及び翌週の内容に関する予習 (4時間) 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 生物によるナビゲーション①(アリの帰巣戦略,経路積分機能)をテーマにグループによるプレゼンテーションを行う予定である  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習及び翌週の内容に関する予習 (4時間) 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 生物によるナビゲーション②(ハチの偏光による定位,生物の情報伝達手段)をテーマにグループによるプレゼンテーションを行う予定である  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習及び翌週の内容に関する予習 (4時間) 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 生物によるナビゲーション③(集団行動)をテーマにグループによるプレゼンテーションを行う予定である  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習及び翌週の内容に関する予習 (4時間) 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 上記テーマに関する継続の議論,宿題の発表等  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習及び翌週の内容に関する予習 (4時間) 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 上記テーマに関する継続の議論,宿題の発表等  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習及び翌週の内容に関する予習 (4時間) 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習(2時間) 

1回目,2回目は通常の講義形式で進める.それ以降は受講生による論文(または著書)紹介のプレゼンテーション形式で進める(内容については変更する可能性が有る).3-4名程度のグループにて担当の内容を議論し,講義中に発表を行う.また聴講者からの質問に対して次週にその調査結果を発表し,継続してディスカッションを行う.

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加)  20%  プレゼンテーションの内容や理解度,また聴講時におけるディスカッション等によって評価する. 
期末レポート試験  40%  講義内容の理解度を評価する. 
クラスで発表など  40%  トピックの内容の理解やプレゼンテーションの準備状況や発表の仕方,また聴講者からの質問に対する対応等などをもとに総合的に評価する. 

点数配分は講義の進捗具合や理解度等の状況に応じて調整する場合もある.

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
16 37.5 37.5 6.3 0.0 18.8 0.0 2.8

<テキスト/Textbook>

参考文献や資料については講義中に別途指示をする

<備考/Remarks>

e-mail: shiryu@mail.doshisha.ac.jp (担当者 飛龍) 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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