シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△BioMEMS
BioMEMS
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  山本 浩司

<概要/Course Content Summary>

安全・安心社会の実現のために予防・治療に利用される医用デバイスの開発は重要な課題であり,本講義では開発に必要な知識の修得を目指す。予防・治療を目的としたコンピュータ・ネットワークを利用したPoint of Care,健康診断システム(HMS)および薬送達システム(DDS)の構築を目指して,医用デバイスの開発が進められてきた。医用デバイスは,近年のセンサ・アクチュエータなどの急激な技術発展を背景に,μ-TAS,BioMEMSデバイスを完成させ,生体の細胞・DNAなどのミクロなスケールでの治療も可能にした。本講義では,ナノメディシン,HMS,DDSの基礎学問であるタンパク質分子力学,強誘電体セラミックス工学,生体構造設計論の修得を目指す。

<到達目標/Goals,Aims>

医用デバイスに対する要求機能を理解する.HMS/DDSの技術開発の基本を理解する.Bio-MEMSの応用技術の展開について理解する.

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 医用デバイス概論(HMS/DDS,病変検知システムとMEMS)  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習(1時間以上) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ナノメディシンⅠ:病変検知の原理  (授業時間外の学習/ Assignments) ナノメディシンについての予習・復習(2時間以上) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ナノメディシンⅡ:MEMSとバイオセンサー  (授業時間外の学習/ Assignments) ナノメディシンについての予習・復習(2時間以上) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ナノメディシンⅢ:MEMSとバイオアクチュエータ  (授業時間外の学習/ Assignments) ナノメディシンについての予習・復習(2時間以上) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) HMSⅠ:健康診断システム,MEMSと集積技術  (授業時間外の学習/ Assignments) HMSについての予習・復習(2時間以上) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) HMSⅡ:酵素センサーの創製と作動の原理  (授業時間外の学習/ Assignments) HMSについての予習・復習(2時間以上) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) HMSⅢ:病変マーカー検知のためのマイクロHMS加工技術  (授業時間外の学習/ Assignments) HMSについての予習・復習(2時間以上) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) DDSⅠ:インプランタブルDDSの概要,マイクロポンプによる薬注入システム  (授業時間外の学習/ Assignments) DDSについての予習・復習(2時間以上) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) DDSⅡ:Quantum Dot DDSの概要  (授業時間外の学習/ Assignments) DDSについての予習・復習(2時間以上) 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) DDSⅢ:低侵襲DDSの概要  (授業時間外の学習/ Assignments) DDSについての予習・復習(2時間以上) 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 医用デバイスⅠ:生体組織の位置決め探索と治療用デバイスの設計・製作技術  (授業時間外の学習/ Assignments) 医用デバイスの基礎について復習(2時間以上) 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 医用デバイスⅡ:ガン・糖尿病用HMS/DDS/治療用デバイスの設計・製作技術, 有限要素法1  (授業時間外の学習/ Assignments) 医用デバイスの基礎について復習(2時間以上) 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 医用デバイスⅡ:糖尿病用HMS/DDS/治療用デバイスの設計・製作技術, 有限要素法2  (授業時間外の学習/ Assignments) 医用デバイスの基礎について復習(2時間以上) 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 医用デバイスⅢ:ガン用HMS/DDS/治療用デバイスの設計・製作技術.有限要素法3  (授業時間外の学習/ Assignments) 医用デバイスの基礎について復習(2時間以上) 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめと講評,習熟度判定  (授業時間外の学習/ Assignments) 総復習(1時間以上) 

BioMEMS,メカトロニクス,再生医療に関する基礎知識を習得していること。研究の最前線の情報を得ることを目的とし,講義と共に,レポート提出・プレゼンテーションを必修とする。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

レポート・試験  80%  医用デバイスに関する課題についてレポートを作成し,プレゼンテーションを行う。レポートおよびプレゼンテーションの総合評価を行う。 
その他(具体的に)  20%  講義期間中に適時行う文献調査報告に関する評価を行う。 

医用デバイスの基本要素であるHMS,DDSについて理解する.応用としての医用デバイスの材料および動作原理について理解する. 
評価については講義または講評でフィードバックを行う.

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
60 18.3 21.7 16.7 16.7 26.7 0.0 1.9

<テキスト/Textbook>

藤田博之  『センサ・マイクロマシン工学』 (オーム社、2005) ISBN:4-274-20134-1 

 

<参考文献/Reference Book>

川合 知二  『ナノテク活用技術のすべて』(工業調査会、2002)
 

<備考/Remarks>

補助資料としてプリント配布を行う。 
担当教員連絡先:koyamamo@mail.doshisha.ac.jp 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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