シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


11411019-002 

△医工学応用実験-2
Applied Experiments for Biomedical Engineering-2
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  実験/Experiment

田中 和人 積際 徹 大島 裕子 剣持 貴弘
塚原 ゆり 松本 寿一 奥村 直毅 木村 照夫
横川 隆一 多田 幸生 川口 正隆

<概要/Course Content Summary>

本実験科目は,講義科目と連携し,実際に”もの”に接し講義で得た知識を検証することで医工学の理解を深めることを目的とする。本科目は,4つの実験テーマ(筋電位計測,細胞培養,構造力学試験,データ計測実験)を1グループ4,5人程度で4グループに分け,各テーマを3週にわたって行う。一連の実験を通して,下記内容の修得をめざす。実験A:筋電位の発生メカニズムについて理解し,増幅回路を用いた筋電位計測方法を習得する。実験B:細胞培養に関する基本的事項を学び,様々な素材の細胞に対する毒性試験を通じて理解を深める。実験C:はりの曲げ試験から,たわみや表面ひずみを測定して,縦弾性係数を算出するとともに,はり理論についての理解を深める.また,有限要素法によるたわみ 解析や応力解析を行い,有限要素法の使用法を習得する。実験D:確率・統計の基礎理論を学び,データおよび誤差を解析する方法を習得する。また,ガイダンスと安全講習において,実験における安全・危険予知,レポートの書き方についても学ぶ。 
担当者は臨床経験を有する医師であり,その経験を活かした実験指導を行う。

<到達目標/Goals,Aims>

4つの実験テーマ(筋電位計測,細胞培養,構造力学試験,データ計測実験)を通して,学生が他の講義で得た知識を検証し,それらを活用して新しい”もの”の創造・開発ができるようになるよう力を養う。そのために実験レポートは書き方,まとめ方,論理の展開の仕方など,厳しく指導を行う。したがって,欠席・遅刻は基本的に認めない。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 医工学応用実験ガイダンス,レポートの書き方  (授業時間外の学習/ Assignments) ガイダンス内容を整理するとともに,レポートの書き方についての文献を調べておく(1時間以). 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 安全講習:実験を行う上で必要な安全に関する知識を習得する  (授業時間外の学習/ Assignments) 安全講習内容の復習(1時間以上). 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 実験A:表面筋電位計測Ⅰ(筋電位計測のための電子回路作成)  (授業時間外の学習/ Assignments) 電子回路についての復習(1時間以上). 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 実験A:表面筋電位計測Ⅱ(生体アンプを用いた筋電位計測)  (授業時間外の学習/ Assignments) 筋電位発生の仕組みの理解(1時間以上). 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 実験A:表面筋電位計測Ⅲ(レポート提出・質疑応答)  (授業時間外の学習/ Assignments) 実験結果の考察とレポート作成(1時間以上). 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 実験B:生体材料の細胞毒性評価Ⅰ(細胞毒性評および細胞の染色観察価試験)  (授業時間外の学習/ Assignments) 細胞の培養方法と染色方法についての復習(1時間以上). 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 実験B:生体材料の細胞毒性評価Ⅱ(細胞形態観察)  (授業時間外の学習/ Assignments) 細胞の倍化時間および相対細胞増殖率の計算方法の理解(1時間以上). 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 実験B:生体材料の細胞毒性評価Ⅲ(レポート提出・質疑応答)  (授業時間外の学習/ Assignments) 実験結果の考察とレポート作成(1時間以上). 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 実験C:構造力学試験Ⅰ(はり実験装置によるはりとたわみの測定)  (授業時間外の学習/ Assignments) ひずみゲージ理論の復習(1時間以上). 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 実験C:構造力学試験Ⅱ(有限要素解析)  (授業時間外の学習/ Assignments) 有限要素解析法の理解(1時間以上). 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 実験C:構造力学試験Ⅲ(レポート提出・質疑応答)  (授業時間外の学習/ Assignments) 実験結果の考察とレポート作成(1時間以上). 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 実験D:計測システムによるデータ計測実験ならびに誤差解析Ⅰ(確率・統計理論と測定装置の説明)  (授業時間外の学習/ Assignments) 計測工学ならびに確率・統計理論の復習(1時間以上). 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 実験D:計測システムによるデータ計測実験ならびに誤差解析Ⅱ(確率論に基づくデータ解析)  (授業時間外の学習/ Assignments) データ解析法および誤差解析法の理解(1時間以上). 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 実験D:計測システムによるデータ計測実験ならびに誤差解析Ⅲ(レポート提出・質疑応答)  (授業時間外の学習/ Assignments) 実験結果の考察とレポート作成(1時間以上). 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 最終レポートチェック  (授業時間外の学習/ Assignments) 各実験レポートを完成させる(1時間以上). 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

実習評価・レポート  100%  4テーマ(A,B,C,D)各25%:提出された実験レポートとプレゼンテーションにより,成績評価を行う. 

提出された実験レポートとプレゼンテーションによって評価する.特に,実験内容の理解,まとめ方,論理の展開の仕方,考察内容が評価のポイントとなる.

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
45 28.9 40.0 24.4 0.0 6.7 0.0 2.8

<備考/Remarks>

担当者e-mailアドレス一覧 
実験A 剣持 貴弘:tkenmots 
実験B 奥村 直毅:nokumura 
実験C 田中 和人:ktanaka 
実験D 横川 隆一:ryokogaw, 積際 徹 :ttsumugi 
e-mailアドレスは,上記の最長8文字の英字に続けて@mail.doshisha.ac.jpを入力すること. 
 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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