シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△機械制御工学特論
Advanced Lectures in Mechanical Control
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  横川 隆一

<概要/Course Content Summary>

ロボットのような複雑な機械システムにおける制御問題を取り扱う。機械系ではシステムの特徴として,力学から有限次元の微分方程式モデルを理論的に導くことができる。このモデルに基づいた制御系設計とその制御問題を取り扱う。

<到達目標/Goals,Aims>

(1)学生が,技術分野における制御の概念を理解できるようになる。 
(2)学生が,機械制御システムを構築する上,必要な基礎知識を学び理解できるようになる。 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) 本講義の概要を説明する。 
「メカニカルシステム制御とは何か?」 
(授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) 第2回  (内容/ Contents) 機械システムの数式モデル1 
動的な制御対象は,一般的には数式モデル(運動方程式)で記述される。その数式モデルを基に,制御対象の入力と出力の関係をより簡単に記述する方法について概説する。 
(授業時間外の学習/ Assignments) 復習と次回講義におけるプレゼンテーションの準備(4時間) 
(実施回/ Week) 第3回  (内容/ Contents) 機械システムの数式モデル2 
状態方程式による表現 
(授業時間外の学習/ Assignments) 復習と次回講義におけるプレゼンテーションの準備(4時間) 
(実施回/ Week) 第4回  (内容/ Contents) フィードバック制御システムの特徴 
モデル化する考えを拡張して,制御システム特性(モデルの不確定さに対する感度,定常偏差,過渡応答特性など)について説明する。 
(授業時間外の学習/ Assignments) 復習と次回講義におけるプレゼンテーションの準備(4時間) 
(実施回/ Week) 第5回  (内容/ Contents) フィードバック制御系の性能 
時間領域でのシステムの仕様について概説する。 
(授業時間外の学習/ Assignments) 復習と次回講義におけるプレゼンテーションの準備(4時間) 
(実施回/ Week) 第6回  (内容/ Contents) 線形フィードバックシステムの安定性 
相対的安定性についての概念,およびその概念を基に安定度を特徴づける方法について概説する。 
(授業時間外の学習/ Assignments) 復習と次回講義におけるプレゼンテーションの準備(4時間) 
(実施回/ Week) 第7回  (内容/ Contents) 根軌跡法 
フィードバックシステムの性能と特性方程式の根の配置との関係を概説する。 
(授業時間外の学習/ Assignments) 復習と次回講義におけるプレゼンテーションの準備(4時間) 
(実施回/ Week) 第8回  (内容/ Contents) 周波数応答法 
システムの帯域幅の概念とともにシステムの周波数応答によっていくつかの時間領域の測度について説明する。 
(授業時間外の学習/ Assignments) 復習と次回講義におけるプレゼンテーションの準備(4時間) 
(実施回/ Week) 第9回  (内容/ Contents) 周波数領域における安定性 
安定性および性能とシステムの時間遅れとの関係について概説する。 
(授業時間外の学習/ Assignments) 復習と次回講義におけるプレゼンテーションの準備(4時間) 
(実施回/ Week) 第10回  (内容/ Contents) フィードバックシステムの設計 
補償器の設計を中心に説明する。 
(授業時間外の学習/ Assignments) 復習と次回講義におけるプレゼンテーションの準備(4時間) 
(実施回/ Week) 第11回  (内容/ Contents) マニピュレータの線形制御 
空間内でマニピュレータの先端の目標運動を実現する関節位置の時間履歴を計算する。この目標動作を実現するために,どのようにマニピュレータを動かせばよいのかについて学ぶ。制御の方法として,線形制御を取り上げる。 
(授業時間外の学習/ Assignments) 復習と次回講義におけるプレゼンテーションの準備(4時間) 
(実施回/ Week) 第12回  (内容/ Contents) マニピュレータの非線形制御 
非線形制御理論の範囲は広いので,ここではマニピュレータの制御に適すると思われるいくつかの方法(計算トルク法など)について学ぶ。リアプノフの方法として知られる非線形システムの安定解析法についても簡単にふれる。 
(授業時間外の学習/ Assignments) 復習と次回講義におけるプレゼンテーションの準備(4時間) 
(実施回/ Week) 第13回  (内容/ Contents) 問題演習  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習と次回講義におけるプレゼンテーションの準備(4時間) 
(実施回/ Week) 第14回  (内容/ Contents) 問題演習  (授業時間外の学習/ Assignments) 問題演習の復習(4時間) 
(実施回/ Week) 第15回  (内容/ Contents) まとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 

授業中に演習課題を課すことがあり,授業時間内に回答の提出が必要である.

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,発表,グループ作業の成果等)  60%  講義出席,プレゼンテーションの内容 
小レポート  40%  レポートの構成,内容により行う。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A+ A B+ B C+ C F
11 18.2 72.7 9.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 4.0

<テキスト/Textbook>

  大学生協 

 

<備考/Remarks>

ryokogaw@mail.doshisha.ac.jp 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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