<概要/Course Content Summary>
環境法Ⅰ(特に環境法総論)の理解を踏まえ,土壌汚染対策の法政策と訴訟,廃棄物処理に関する法政策と訴訟,環境影響評価の法政策と訴訟,自然保護の法政策と訴訟,その他の環境法を学ぶ。 環境法は民法(不法行為法)と行政法の応用分野であり,環境法の学習を通じて,民法・行政法の基礎理論の復習を兼ねる。受講生の理解を深めるため,担当者の専門分野であるアメリカ環境法を随時参照する。 環境法Ⅰ・Ⅱで環境法全体につき,じっくりと学ぶ。司法試験の選択科目として環境法を選択する人はもちろん,しない人も歓迎するが,環境法選択者は,環境法Ⅰ・Ⅱ受講後に,総仕上げ科目として環境法総合演習を受講されたい。3科目の受講で,司法試験環境法には十分に対応できる。 なお,時間に余裕があれば,受講者の関心に合わせ,文化財保護や原発規制等も扱いたい。
<到達目標/Goals,Aims>
土壌汚染対策法,廃棄物処理法,容器包装リサイクル法,自然公園法等の基礎知識を習得し,法政策及び訴訟の観点から,具体的な事例における応用能力を養う。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第1週(①②)
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(内容/ Contents)
廃棄物処理の法政策と訴訟(1)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
必要に応じ,随時指示するが,原則として,復習を重視されたい。
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(実施回/ Week)
第2週(③④)
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(内容/ Contents)
廃棄物処理の法政策と訴訟(2) ・容器包装リサイクル法・循環基本法
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第3週(⑤⑥)
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(内容/ Contents)
土壌汚染対策の法政策と訴訟
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第4週(⑦⑧)
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(内容/ Contents)
自然保護の法政策と訴訟(1)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第5週(⑨⑩)
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(内容/ Contents)
自然保護の法政策と訴訟(2)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第6週(⑪⑫)
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(内容/ Contents)
環境影響評価の法政策と訴訟
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第7週(⑬⑭)
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(内容/ Contents)
その他の環境法
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第8週(⑮)
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(内容/ Contents)
レビュー・セッション,まとめ
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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受講者の希望等を踏まえ,授業計画を変更する可能性がある。 予習よりも毎回の復習に力を入れていただきたいが,予習する場合は,毎回テキストに沿って進めるので,シラバス記載のテキスト該当箇所(小文字を除く)を一読されたい。その場合の所要時間は1.5時間程度である。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点
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30%
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クラス参加,リアクション・メール,ミニ課題提出,授業参加態度,欠席状況等
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期末レポート試験・論文
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70%
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授業で扱った法の基礎的理解を確認し,論述力を評価する
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<テキスト/Textbook>
越智敏裕 『環境訴訟法』第2版
(日本評論社、2020)
開講時までに出版予定です。改正法対応。
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毎回テキストを使って授業をしますので必ず持参してください。また,授業で扱う法律の条文を適宜の媒体で持参してください(司法試験用六法がお勧めです)。
<参考文献/Reference Book>
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