シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


61200222 

△経済法Ⅲ
Economic Law III (Antitrust Law)
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  笠原　宏

＜概要/Course Content Summary＞

　経済法Ⅰ・Ⅱで得た基礎知識を踏まえて，具体的事例の解決能力を涵養することを目的とする。独占禁止法上の事例に即して，受講生に問題点を指摘させ，それに対する解決提案を作成し，受講生間で討議，検討を行うこととする。問題点指摘，解決提案作成及び討議，検討の段階で，教員は適宜指導，解説を行うこととする。

＜到達目標/Goals,Aims＞

　独占禁止法に関する具体的事例問題について，自ら解決できる力を養成することとする。具体的には独占禁止法上の法律問題が生じる事例について，問題の所在を的確に指摘する能力，関係する法令や審判決例・ガイドラインを踏まえた解決を論じる問題解決能力の修得を目指すこととする。

＜授業計画/Schedule＞

（実施回/
Week） 		（内容/
Contents） 		 
（実施回/ Week） 第1回  （内容/ Contents） 不当な取引制限の禁止における事業者性（競争者性）・相互拘束・共同遂行に関する問題　
  		（授業時間外の学習/ Assignments）  
（実施回/ Week） 第2回  （内容/ Contents） 不当な取引制限の禁止における共同性（意思の連絡）の認定に関する問題  （授業時間外の学習/ Assignments）  
（実施回/ Week） 第3回  （内容/ Contents） 入札談合規制に関する問題  （授業時間外の学習/ Assignments）  
（実施回/ Week） 第4回  （内容/ Contents） 事業者団体規制の問題（事業者団体性・意思決定・自主規制）　
  		（授業時間外の学習/ Assignments）  
（実施回/ Week） 第5回  （内容/ Contents） カルテル規制と一定の取引分野における競争の実質的制限に関する問題  （授業時間外の学習/ Assignments）  
（実施回/ Week） 第6回  （内容/ Contents） 私的独占の禁止の問題（略奪型行為による排除行為）　
　  		（授業時間外の学習/ Assignments）  
（実施回/ Week） 第7回  （内容/ Contents） 私的独占の禁止の問題（アクセス拒否，共同行為参加拒否による競争者排除）　
　  		（授業時間外の学習/ Assignments）  
（実施回/ Week） 第8回  （内容/ Contents） 企業結合規制の問題（1）　
　  		（授業時間外の学習/ Assignments）  
（実施回/ Week） 第9回  （内容/ Contents） 企業結合規制の問題（2）  （授業時間外の学習/ Assignments）  
（実施回/ Week） 第10回  （内容/ Contents） 不公正な取引方法の禁止の問題（取引拒絶）　
  		（授業時間外の学習/ Assignments）  
（実施回/ Week） 第11回  （内容/ Contents） 不公正な取引方法の禁止の問題（不当廉売・差別的取扱）　
　  		（授業時間外の学習/ Assignments）  
（実施回/ Week） 第12回  （内容/ Contents） 不公正な取引方法の禁止の問題（抱き合わせ・取引妨害）  （授業時間外の学習/ Assignments）  
（実施回/ Week） 第13回  （内容/ Contents） 不公正な取引方法の禁止の問題（再販売価格維持行為）　
　  		（授業時間外の学習/ Assignments）  
（実施回/ Week） 第14回  （内容/ Contents） 不公正な取引方法の禁止の問題（排他条件付取引・拘束条件付取引）　
　  		（授業時間外の学習/ Assignments）  
（実施回/ Week） 第15回  （内容/ Contents） 不公正な取引方法の禁止の問題（優越的地位の濫用）  （授業時間外の学習/ Assignments）  

授業計画については，受講者と相談の上変更することがある。　
予習の内容　　
　予習該当事例の設問を想定し，解決案を自分なりに準備しておくこと。　
標準的な予習時間　
　2～3時間／週

＜成績評価基準/Evaluation Criteria＞

平常点  20%  授業における発言，発表，欠席状況を基礎に採点する。 
期末試験  80%  適切な問題解決がなされているか，それを適切に示すことができるかをみる。 

＜テキスト/Textbook＞

金井貴嗣・川濱昇・泉水文雄　編  『ケースブック独占禁止法』第4版  (弘文堂、2019)

 

金井貴嗣・泉水文雄・武田邦宣　編  『経済法判例･審決百選』第2版  (有斐閣、2017)

 

川濱昇・武田邦宜・和久井理子　編  『論点解析　経済法』 (商事法務、2016年)

 

大久保直樹・伊永大輔・滝澤紗矢子  『ケーススタディ経済法』 (有斐閣、2015)

 

白石忠志  『独禁法事例集』 (有斐閣、2017)

 

　配付物があるときには教員が配付をする

＜参考文献/Reference Book＞

菅久修一　編  『独占禁止法』第3版 (商事法務、2018)
 

山﨑恒・幕田英雄　編  『論点解説　実務独占禁止法』(商事法務、2017)
 

＜備考/Remarks＞

経済法Ⅰ及び経済法Ⅱを履修済であることが望ましい 
 
お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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