シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△消費者行動論研究
Study on Consumer Behavior
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  永野 光朗

<概要/Course Content Summary>

企業が実施している広告戦略や販売促進活動の実例を取り上げながら,企業が消費者の心理・行動をどのように理解しているのかを心理学理論や実証研究による知見ををベースにしながら考察する。これにより消費者の自己理解と適切な購買行動を促進し,消費者利益を守るための施策を立案するための理論的基盤と手法を身につける。

<到達目標/Goals,Aims>

学生が心理学研究に基づいて消費者の心理と行動についての客観的理解ができることを目標とする。このような理解は自身の消費生活の向上に寄与し,同時に企業人としての能力を高めるであろう。  

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 消費者行動研究の目的と意義・消費者行動とマーケティング   (授業時間外の学習/ Assignments) 企業がすすめるマーケティング活動の実例を確認する(60分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 消費者の購買意思決定過程①(EBMモデルの紹介)   (授業時間外の学習/ Assignments) 自分自身が経験した商品購買のプロセスを振り返り分析する(60分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 消費者の購買意思決定過程②(ブランド選択過程を中心にして)   (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容に基づいて自分自身が経験した商品購買のプロセスを振り返り分析する(60分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 価格の心理学①(価格の心理的機能)   (授業時間外の学習/ Assignments) 商品購買の際に価格がどのように影響するかを考える(60分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 価格の心理学②(心理的財布理論・行動経済学)   (授業時間外の学習/ Assignments) 自分自身が持つ「心理的財布」を明らかにする(60分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 広告の社会心理学①(広告効果モデル・広告の類型)  (授業時間外の学習/ Assignments) 最近の広告で印象に残ったものを客観的に分析する(60分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 広告の社会心理学②(タレント・専門家起用広告)   (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容に基づいて最近の広告で印象に残ったものを客観的に分析する(60分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 広告の社会心理学③(恐怖喚起広告・弱点開示広告・比較広告)   (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容に基づいて最近の広告で印象に残ったものを客観的に分析する(60分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 販売場面における説得のテクニック①(foot in the door techniqueなど)  (授業時間外の学習/ Assignments) 他者に説得された経験を振り返って影響を受けた理由を考える(60分) 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 販売場面における説得のテクニック②(Cialdiniの「影響力の武器」に基づいた考察)   (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容に基づいて他者に説得された経験を振り返って影響を受けた理由を考える(60分) 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 店舗内の消費者行動①(店舗内における行動のコントロール)   (授業時間外の学習/ Assignments) 購買する商品を店頭で決めた経験を自己分析する(60分) 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 店舗内の消費者行動②(店舗内における販売促進の方法)   (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容に基づいて購買する商品を店頭で決めた経験を自己分析する(60分) 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) ブランドと消費者行動   (授業時間外の学習/ Assignments) 「ブランドもの」に自身が惹かれる理由を考える(60分) 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 消費者保護・消費者利益のための消費者行動研究①(消費者の購買意思決定における「誤認」の問題)  (授業時間外の学習/ Assignments) 「誤った購買経験」について想起する(60分) 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 消費者保護・消費者利益のための消費者行動研究②(消費者保護の手法について)  (授業時間外の学習/ Assignments) 「誤った購買経験」を防ぐための方法を立案する(60分) 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  50%  事前準備と授業内容に関する理解が十分であること。  
期末レポート試験・論文  50%  授業内容に対して十分な理解と問題認識をしていること。 

<テキスト/Textbook>

永野光朗(編)  『消費者行動の心理学(産業・組織心理学講座第5巻)-消費者と企業のより良い関係性-』 (北大路書房、2019)

 

 

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