シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△環境経済学特別研究
Special Research in Environmental Economics
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  三好 博昭

<概要/Course Content Summary>

授業形態:対面授業 
本講義は,環境問題をテーマに論文を執筆しようとする学生に対し,環境問題の発生要因とその解決策に関する経済理論を解説する。そして,受講生が,この理論を用いて,自身の論文をより理論的に洗練されたものにすることを目標とする。講義は大きく,次の3つのステップで構成される。 
 
1)第1ステップ(第2~3回講義):受講生が,各人の問題意識を発表し全員でディスカションする。 
2)第2ステップ(第4~12回講義):受講生の問題意識を踏まえながら,環境問題の発生要因とその解決策に関する経済理論を解説する。講義は大きく,1)外部性の理論,2)環境政策の手法,3)環境価値の評価手法,の3つの部分で構成される。 
3)第3ステップ(第13~15回講義):受講生が,各人の問題意識を,第2ステップで解説する経済理論を用いて再構成し発表する。

<到達目標/Goals,Aims>

受講生が,環境経済学の理論を習得し,自身の研究に応用することができるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 授業の進め方の解説  (授業時間外の学習/ Assignments) 特になし 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 受講生から自身の関心テーマを10分程度で発表し,全体でディスカション(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 自身の関心テーマを15分程度で発表できるように準備しておくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 受講生から自身の関心テーマを10分程度で発表し,全体でディスカション(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 外部性の理論(1):外部性  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第2章による復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 外部性の理論(2):相互外部性  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第3章,4章による復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 外部性の理論(3):再生可能資源とストック外部性,枯渇性資源と蓄積性廃棄物  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第5章,6章による復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 環境政策の手法(1):直接取引,命令,統制  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第7章,8章による復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 環境政策の手法(2):経済的手段  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第9章による復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 環境政策の手法(3):外部性の相互制御  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第10章による復習 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 環境価値の評価手法(1):費用と便益  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第11章による復習 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 環境価値の評価手法(2):CVM等の環境の評価方法  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第12章による復習 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 環境価値の評価手法(3):リスクと不確実性に対する方策,地球温暖化  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト第13章,14章による復習 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 受講生から環境経済学を自身の研究にどのように応用するかについて20分程度で発表し,全体でディスカション(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 環境経済学を自身の研究にどのように応用するかについて,20分程度で発表できるように準備しておくこと 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 受講生から環境経済学を自身の研究にどのように応用するかについて20分程度で発表し,全体でディスカション(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 受講生から環境経済学を自身の研究にどのように応用するかについて20分程度で発表し,全体でディスカション(3)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 

学生の人数によって,授業計画を変更する可能性がある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  40%  出席状況等で評価 
クラスで発表など  60%  第3ステップでの発表内容を評価する 

平常点については,毎回時間を厳守して出席し,真摯に受講しているかを評価する。クラスでの発表の評価基準は,環境経済理論の自身の論文への応用を,論理性,新規性,説得性等の観点から評価する。

<テキスト/Textbook>

柴田弘文  『環境経済学』 (東洋経済新報社 、2002) ISBN:4-492-31311-7 

 

<参考文献/Reference Book>

適宜紹介する

 

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