シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


31103007-007 

△研究第2演習-7 (ソーシャル・イノベーションの理論と実践)
Sub-Seminar-7 -Theory and Practice of Social Innovation-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  今里 滋

<概要/Course Content Summary>

このゼミは,主として総合政策科学専攻ソーシャル・イノベーションコースの学生を対象に,幅広い問題関心に応えて,実りある研究が実現するように努めることを目的とします。これまでの演習参加者のテーマは,消費税制,商店街の活性化,農村振興,動物福祉,動物介在教育,獣害対策,ソーシャル・キャピタル論,パワー・エリート論,食育政策,行政改革等,多岐にわたります。指導教員として,できるだけ守備範囲を広くして多様な研究テーマに対応していく所存ですので,気軽にご参加ください。

<到達目標/Goals,Aims>

●ゼミ生が,総合政策科学専攻の大学院生として研究を進めていくのに必要な基礎的研究方法論を体得できるようになる。 
●ゼミ生が,文献収集の方法や解読法,データとしての保存法,フィールド・ワークの手法等について,基礎的知識や技法を体得できるようになる。 
●総合政策科学的アプローチに必要な政策学,法学,経済学,社会学等の基礎的知識を修得することができるようになる。 
●ゼミ生が,論文執筆上重要な文献について,適確にその要旨を把握し,整理して,発表できるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) 2020年度秋学期演習開始に当たって打ち合わせ  (授業時間外の学習/ Assignments) 90分以上をかけて,指定した参考文献,資料,WEBサイト等を事前に閲覧しておくこと。 
(実施回/ Week) 第2回  (内容/ Contents) 盛山和夫他(編)公共社会学(1)リスク・市民社会・公共性 を課題図書として議論する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 90分以上をかけて,指定した参考文献,資料,WEBサイト等を事前に閲覧しておくこと。また,ゼミ終了後は,この日取り上げた参考文献に関する議論を振り返り,その要点について90分以上をかけてまとめて,フィードバックしておくこと。 
(実施回/ Week) 第3回  (内容/ Contents) 盛山和夫他(編)公共社会学(2)少子高齢社会の公共性を課題図書として議論する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第4回  (内容/ Contents) 新雅史 商店街はなぜ滅びるのか――社会・政治・経済史から探る再生の道 を課題図書として議論する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第5回  (内容/ Contents) 江崎禎英 社会は変えられる――世界が憧れる日本へ を課題図書として議論する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第6回  (内容/ Contents) ストロー 社会変革のためのシステム思考実践ガイド を課題図書として議論する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第7回  (内容/ Contents) 薬師寺哲郎編著 超高齢社会における食料品アクセス問題~買物難民 を課題図書として議論する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第8回  (内容/ Contents) 森重昌之(2014)観光による地域社会の再生~オープン・プラットフォームの形成に向けて を課題図書として議論する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第9回  (内容/ Contents) 渡邊奈々 社会起業家という仕事――チェンジメーカーⅡ を課題図書として議論する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第10回  (内容/ Contents) 廣田裕之 社会的連帯経済入門――みんなが幸せに生活できる経済システムとは を課題図書として議論する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第11回  (内容/ Contents) ジョン・エルキントン/パメラ・ハーティガン クレイジーパワー 社会起業家――新たな市場を切り拓く人々 を課題図書として議論する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第12回  (内容/ Contents) 野村康 社会科学の考え方~認識論,リサーチデザイン,手法 を課題図書として議論する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第13回  (内容/ Contents) 中野民夫 みんなの楽しい修行――より納得できる人生と社会のために を課題図書として議論する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第14回  (内容/ Contents) 本田由紀 教育の職業的意義――若者,学校,社会をつなぐ を課題図書として議論する。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第15回  (内容/ Contents) 今学期演習の総括と自己評価  (授業時間外の学習/ Assignments) 今学期の演習を振り返り,各自の学びの成果を少なくとも90分以上かけて考察し,報告すること。 

今学期は,指定した文献につき,その書評と自分の研究にとっての必要性について発表と議論を行う。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  40%  8割以上の出席を期待する。 
クラスで発表など  30%  割り当てられた課題の達成度を中心に評価する。 
クラスへの貢献度  30%  双方向型授業構築への貢献度を中心に評価する。 

<参考文献/Reference Book>

盛山和夫・上野千鶴子・武川正吾  『公共社会学1-リスク・市民社会・公共性-』(東京大学出版会委、2012)
 

盛山和夫・上野千鶴子・武川正吾  『公共社会学2-少子高齢社会の公共性-』(東京大学出版会委、2012)
 

新 雅史  『商店街はなぜ滅びるのか-社会・政治・経済史から探る再生の道-』(光文社、2012)
 

江崎禎英  『社会は変えられる-世界が憧れる日本へ-』(国書刊行会、2018)
 

デイヴイツド・ピーター・ストロー(小田理一郎監訳)  『社会変革のためのシステム思考実践ガイド-共に解決策を見出し,コレクティプ・インパクトを創造する-』(英治出版、2018)
 

薬師寺哲郎  『超高齢社会における食料品アクセス問題-買い物難民,買い物弱者,フードデザート問題の解決に向けて-』(ハーベスト社、2015)
 

森重昌之  『観光による地域社会の再生-オープン・プラットフォームの形成に向けて-』(現代図書、2014)
 

渡邊奈々  『社会起業家という仕事-チェンジメーカーⅠ&Ⅱ-』(日経BP社、2007)
 

廣田裕之  『社会的連帯経済入門-みんなが幸せに生活できる経済システム-』(集広舎、2016)
 

ジョン・エルキントン/パメラ・ハーティガン(関根智美訳)  『クレイジーパワー-社会起業家――新たな市場を切り拓く人々-』(英治出版、2008)
 

野村康   『社会科学の考え方』(名古屋大学出版会、2017)
 

中野民夫   『みんなの楽しい修行-より納得できる人生と社会のために-』(春秋社、2014)
 

本田由紀   『教育の職業的意義-若者,学校,社会をつなぐ-』第10刷 (筑摩書房、2018)
 

 

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