<概要/Course Content Summary>
フランス語文献をひとりで読み進められる力の養成を目指して,次の文献の読解に挑戦します。 Vincent Troger, Jean-Claude Ruano-Borbalan, Histoire du systeme educatif, PUF(Que sais-je?), Deuxieme edition corigee, 2010. この授業では,テキストの第7章(最終章)「学校における技術革新」を読み進めます。各自の仏書講読Ⅰでの学習成果を活かして,より早く・多くの量を読めるように目指すだけではなく,むしろ,ひとつひとつの単語の働きや文章の意味を,より深く・良く理解できるように取り組んで欲しいと思います。 仏書講読の課題は,単なる仏文解釈にとどまらず,教育文化研究の知見をテキストから学び取ることにあります。したがって受講生には,毎回の授業に備えて,絶えず辞書を引き文法書も繙くだけではなく,百科事典や参考文献類なども参照して,可能な限り内容の把握に努める十分な予習が求められます。 さらに,わかりやすい翻訳文の作成へ向けた推敲作業を通じて,日本語の力を高めることも目指しましょう。
<到達目標/Goals,Aims>
フランス語文献をひとりで読み進められるようになる。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
1
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(内容/ Contents)
オリエンテーション(授業の進め方,予習の仕方について)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
毎週,授業で読み進めるテキストの予習・復毎習として,授業外に2~3時間を要するリーディング課題が与えられます。
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(実施回/ Week)
2~14
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(内容/ Contents)
テキストの読解・内容検討
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(授業時間外の学習/ Assignments)
同上。
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(実施回/ Week)
15
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(内容/ Contents)
まとめ(総復習,期末レポートについて)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
本科目の学習成果を振り返り,期末レポートを作成すること。
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<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点
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20%
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遅刻せずに出席し,授業にふさわしい積極的な受講態度かを毎回評価します。
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小テスト
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40%
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毎回,前回の内容を理解しているか確認する小テストをします。
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期末筆記試験
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40%
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読解と翻訳の力および内容の理解に関する試験を行います。
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<テキスト/Textbook>
Vincent Troger, Jean-Claude Ruano-Borbalan
, Histoire du systeme educatif
,
Deuxieme edition corigee.
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(PUF(Presses Universitaires de France), 2010)
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コピーを配付しますので,テキストを購入する必要はありません。
<参考文献/Reference Book>
読解と内容理解に関する参考文献を,授業中に随時,紹介します。
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<備考/Remarks>
この科目を履修できる資格は,仏書講読Ⅰの単位を取得していることです。それが必須条件になります。
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