<概要/Course Content Summary>
教育実習は,学生諸君にとっては「実習」であっても,実習校及び諸君の授業を受ける生徒たちにとっては,繰り返しのできない,教育の「実践」そのものである。実習を引き受けてくれる学校及び教員は,教育実習を引き受ける義務は無くまた多忙な教育活動の傍ら,諸君の実習を引き受けていただいているのである。春学期は,中学校及び高等学校での実習のオリエンテーション・学習指導案の作成とミニ模擬授業を予定している。秋学期は,中学校または高等学校における各自の実習体験に基づいた発表・討議,総合的な学習を事例とした教材研究(個別・集団)と発表(集団),ビデオによる授業の検討,口頭試問を兼ねる個別指導を予定している。いずれも,諸君の真摯な参加を期待している(無断欠席の場合,実習の事前・事後を問わず単位を認定しない)。
<到達目標/Goals,Aims>
学生は教育実習にたいする諸注意事項に付いて確認し,レポートにまとめることができる。 学生は,中高いずれかの社会系教科目の学習指導案を作成し,それに基づく授業をすることができる。 学生各自が,教育実習期間中に体験した,授業,ホームルーム,クラブ,生徒指導その他に関して,いくつかポイントを絞ってクラス全員の前で発表し,質疑討論を行う。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
1
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(内容/ Contents)
オリエンテーションⅠ(実習への導入:ミニ授業予定調査) 勝野 田中
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(授業時間外の学習/ Assignments)
心得を読み,各自の所見をレポートにまとめる
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(実施回/ Week)
2
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(内容/ Contents)
学習指導案作成演習 勝野 田中
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(授業時間外の学習/ Assignments)
学習指導案のポイント,学習指導要領等について,振り返り,各自で学習指導案を作成する
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(実施回/ Week)
3〜10
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(内容/ Contents)
模擬授業<課題Ⅱ提出> 勝野 田中
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(授業時間外の学習/ Assignments)
各自で作成した学習指導案をもとに模擬授業を行う。参加者は,口頭および筆記でコメントを加え,各自の授業力向上をはかる
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(実施回/ Week)
11~12
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(内容/ Contents)
教育実習報告/模擬授業<課題Ⅱ提出> 田中
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(授業時間外の学習/ Assignments)
実習の反省を行う。これ以降に実習に赴く学生は,そこから,各自の学び取りを行う
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(実施回/ Week)
13~14
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(内容/ Contents)
教育実報告に基づく指導とコメント 田中
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(授業時間外の学習/ Assignments)
中高・公立私立など,様々な学校で,多様な授業が行われたこと,様々な教育経験をしてきたことを共有し,理解を深める
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(実施回/ Week)
15
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(内容/ Contents)
教育実報告に基づく指導とコメント 勝野 田中
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(授業時間外の学習/ Assignments)
中高・公立私立など,様々な学校で,多様な授業が行われたこと,様々な教育経験をしてきたことを共有し,理解を深める
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回数と順番は登録学生数によって適宜変更することがある。 また,受講生が16名以上となった場合は,クラス分割を行う。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点
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50%
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(春)適切なコメントができるか。実務能力はあるか。(秋)適切なコメントができるか,実務能力はあるか。
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小レポート
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50%
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(課題Ⅰ)10%教育実習の留意点を十分に理解しているか,心構えはできているか。(課題Ⅱ)20%学習指導案の作成のポイントを十分把握しているか。(課題Ⅲ)10%教育実習で各自の課題としたことをレポートにまとめる。
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教育実習に向けて各自の決意を,一定の視点から,論述することで,実習への意欲が喚起できているか。ミニ授業に,教師役または生徒役として積極的に参加し,相互に有効な助言ができたか。指導案が作成できるか。現在の学校の抱える基本的な問題や課題,それを克服する取り組み等を理解しているか。
<成績評価結果/Results of assessment>
成績評価の見方について/Notes for assessment
登録者数 |
成績評価(%) |
評点 平均値 |
備考
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A |
B |
C |
D |
F |
他 |
25 |
100.0 |
0.0 |
0.0 |
0.0 |
0.0 |
0.0 |
4.0 |
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<参考文献/Reference Book>
中学校・高等学校の学習指導要領
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