シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△移民教育文化論(2)
Transmigration, Education and Culture (2)
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  吉田 亮

<概要/Course Content Summary>

本授業は,「教育文化(文化が持つ人間形成力・教育力)」として「市民宗教(“『宗教』と呼ばれる文化”から抽出・共有される道徳的統合力・凝集力)」に着目し,移民とホスト社会の交わる際に生じる諸問題について,宗教社会学・社会史(移民史・宗教史)の学際的方法により考察するものです。「多文化共生社会における教育文化による人間形成」へのアプローチを深めるべく,Unit制(全4Unit)を採用し,各Unitは以下のように計画しています。 
     各Unitの1回目:「多文化共生社会アメリカ」を理解するための基礎知識の習得 
     各Unitの2回目:「具体事例:市民宗教モデルによるアメリカ市民形成」の理解 
     各Unitの3回目:各Unitの1回目・2回目で得られた視座の「日本社会」への応用 
                    ※移民教育文化(1)の未受講者は下記「備考」を要参照  
      
               ***授業形態*** 
  ・オンライン(MS Teams/リアルタイム:火曜日10:45~12:15)で実施します。 
       ※授業URLは9月23日にDUET送付します。((1)のURLを再度使用予定) 
  ・リアルタイム受講できない場合には音声データ他を請求してください。 
  
             ***予習クイズ・まとめクイズ***  
  ・予習クイズ      (各Unitの1回目の準備/テキスト・レジュメを基にした記述・穴埋め他)  
  ・まとめクイズ〖I・II〗(各Unitの2回目の確認/米市民宗教についての穴埋め) 
  ・まとめクイズ〖III〗 (各Unitの3回目の準備 /日本市民宗教についての記述)  
      ※提出スケジュールは9月23日にDUETにて送付します。 
      ※Study Group(希望者のみ/オンライン/授業外:土曜19時~/全6回) 
          主に「まとめクイズ(解答)」に向けたディスカッションの場として設けます。 
          他受講生とのコミュニケーションを通じた学びに活用してください。 
   
           ***本シラバスについて確認・質問他のある場合***   
   ・ryoshida@mail.doshisha.ac.jpにメールして下さい。   
       ※クイズ難易・授業形態・コミュニケーション方法他なんでも質問してください。  

<到達目標/Goals,Aims>

知識:「特定宗教/市民宗教」についての基本的な知識習得 
技能:「市民宗教による市民形成(教育文化による人間形成)」を分析する手法の習得 
態度:「特定宗教/市民宗教」に対する偏見を克服し,共感と客観性を併せた異文化/自文化理解習得

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1回  (内容/ Contents) 【Unit1-1:祈り】 
 アイリッシュ:禁酒・セントパトリックデー 
   ・簡単にオリエンテーション 
   ・レクチャー   
(授業時間外の学習/ Assignments) ・予習クイズ解答(1h~) 
(実施回/ Week) 2回  (内容/ Contents) 【Unit1-2】 
   ・予習クイズ    
   ・レクチャー(前回の続き) 
(授業時間外の学習/ Assignments) ・まとめクイズ解答(1h~)         
(実施回/ Week) 3回  (内容/ Contents) 【Unit1-3】    
   ・まとめクイズと解説 
(授業時間外の学習/ Assignments) ・予習クイズ解答(1h~) 
(実施回/ Week) 4回  (内容/ Contents) 【Unit2-1:祈り】 
 公教育:異文化間教育・多文化教育 
   ・予習クイズ/レクチャー      
(授業時間外の学習/ Assignments) ・レジュメ熟読(1h~) 
(実施回/ Week) 5回  (内容/ Contents) 【Unit2-2】    
   ・レクチャー(前回の続き) 
(授業時間外の学習/ Assignments) ・まとめクイズ解答(1h~) 
             
(実施回/ Week) 6回  (内容/ Contents) 【Unit2-3】       
   ・まとめクイズと解説     
(授業時間外の学習/ Assignments) ・予習クイズ解答(1h~) 
(実施回/ Week) 7回  (内容/ Contents) 【Unit3-1:言/ロゴス】 
 メキシコ系:死者の日/二言語教育 
   ・予習クイズレクチャー 
(授業時間外の学習/ Assignments) ・レジュメ熟読(1h~) 
(実施回/ Week) 8回  (内容/ Contents) 【Unit3-2】 
    ・レクチャー(前回の続き)    
   
(授業時間外の学習/ Assignments) ・まとめクイズ解答(1h~) 
(実施回/ Week) 9回  (内容/ Contents) 【Unit3-3】     
    ・まとめクイズと解説 
(授業時間外の学習/ Assignments) ・予習クイズ解答(1h~)  
       
(実施回/ Week) 10回  (内容/ Contents) 【Unit4-1:言/ロゴス】 
 ハワイ:進歩主義教育・ハワイ語 
     ・予習クイズ/レクチャー          
(授業時間外の学習/ Assignments) ・レジュメ熟読(1h~) 
(実施回/ Week) 11回  (内容/ Contents) 【Unit4-2】    
    ・レクチャー(前回の続き)  
(授業時間外の学習/ Assignments) ・まとめクイズ解答(1h~) 
(実施回/ Week) 12回  (内容/ Contents) 【Unit4-3】 
    ・まとめクイズと解説 
(授業時間外の学習/ Assignments) ・全レジュメの確認(1h~) 
(実施回/ Week) 13回  (内容/ Contents) 【期末準備-1】  (授業時間外の学習/ Assignments) ・ドラフト執筆(1h~) 
 
(実施回/ Week) 14回  (内容/ Contents) 【期末準備-2】  (授業時間外の学習/ Assignments) ・ドラフト推敲(1h~) 
(実施回/ Week) 15回  (内容/ Contents) 【総括】  (授業時間外の学習/ Assignments) ・自レポートの完成(1h~) 

・担当者作成のレジュメ(各Unitの学習内容・資料/史料・予習クイズ)をベースに展開します。 
・上記の授業計画は予定です。学生の理解度に応じて,変更がありえます。 
・技能基本基準I,Rに基づいて授業を進めます。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

予習クイズ(10点×4回)  40%  ・資料精読能力(R)として評価します。 
・クイズ終了後に正答を示します。  
まとめクイズ(10点×4回)  40%  ・異文化間理解能力(I)として評価します。 
・クイズ終了後に正答を示します。 
期末レポート  20%  ・異文化理解能力(I)として評価します。 
・評価基準はルーブリックにて示します。 
特記事項    ・各Unitの1回目の授業に欠席の場合,予習クイズの点数はありません。  
・各Unitの2回目の授業に欠席の場合,まとめクイズの点数はありません。  
・各Unitの3回目の授業に欠席の場合,まとめクイズの点数はありません。 
・(1)未受講者で(1)未受講者用オリテに欠席の場合はUnit1の予習クイズ・まとめクイズの点数はありません。 
・事前連絡/各種証明書の提出/特殊事情のある場合は考慮しますので連絡してください。 

尚,授業に臨む姿勢も,評価に加えます。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
75 52.0 8.0 12.0 12.0 16.0 0.0 2.7 *

<テキスト/Textbook>

和田光弘  『大学で学ぶアメリカ史』 (ミネルヴァ書房、2014) 購入する必要はありません。予習クイズの範囲をプリントして適宜配布します。 

 

明石紀雄・飯野正子  『エスニック・アメリカ-多文化社会における共生の模索-』第3版  (有斐閣、2011) 購入する必要はありません。予習クイズの範囲をプリントして適宜配布します。 

 

<参考文献/Reference Book>

ロバート・ベラー  『社会変革と宗教倫理』(未来社、1973)
 

<備考/Remarks>

(履修の要件)  
・第一回目に必ず出席すること。  
・無断欠席の場合はUnit1の予習クイズ・まとめクイズの点数を失います。 
・事前連絡/各種証明書の提出/特殊事情のある場合は考慮しますので連絡してください。 
・多文化共生社会と移民教育文化(1)を履修済みであることが望ましい。 
 
(多文化共生社会と移民教育文化(1)(2))  
・(1:基礎)・(2:応用)として構成しています。できる限り(1)(2)連続での受講をお願いします。  
・(1)は「見た目(ユダヤ系・アフリカ系)」「自然(ドイツ系・日系)」を内容とします。  
・(2)は「祈り(アイリッシュ・公教育)」「言/ロゴス(メキシコ系・ハワイ)」を内容とします。 
 
(多文化共生社会と移民教育文化(1)の未受講者) 
 ・オリエンテーションを行いますので,可能なかぎり参加してください。 
 ・オンライン(MS Teams/9月26日19時~)で行います。 
 ・MS TeamsのURLは9月23日にDUETで送付します。 
 ・欠席は「授業に臨む姿勢(成績評価基準)」において判断します。 
  
(出欠席)   
・三分の一以上の欠席者には単位取得の意志がないと見なします。   
・遅刻は欠席扱いとなります。  
・欠席の場合は欠席届・各種証明書を次週以降に提出して下さい。    
  
(連絡先)  
  何か質問や困ったことのある場合は下記への連絡をお願いします。  
   ・電話(研究室):075-251-3409  
   ・メール    :ryoshida@mail.doshisha.ac.jp  

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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