シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10952124 

△キリスト教教育文化論(2)
Cultural Foundation of Christian Education (2)
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  吉田 亮

<概要/Course Content Summary>

本授業は,「教育文化(文化が持つ人間形成力・教育力)」として「市民宗教(“『宗教』と呼ばれる文化”から抽出・共有される道徳的統合力・凝集力)」に着目し,アメリカ主流派を成す各プロテスタント系集団が交わる際に生じる諸問題について,宗教社会学・社会史(宗教史)の学際的方法により考察しようとするものです。「多文化共生社会における教育文化による人間形成」へのアプローチを深めるべく,Unit制(全4Unit)を採用し,各Unitは以下のように計画しています。    
 各Unitの1回目: 
  「(グローバル社会をコンテキストとする)多文化共生社会アメリカ」を理解するための基礎知識習得 
 各Unitの2回目: 
  「具体事例:American Creed(Family values/Freedom/Faith)によるアメリカ市民形成」の理解 
 各Unitの3回目: 
  各Unitの1回目・2回目で得られた視座の「日本社会」への応用 
                   ※キリスト教教育文化論(1)の未受講者は下記「備考」を要参照 
  
               ***授業形態***  
   ・「諸事情」によりオンライン(MS Teams/リアルタイム:木曜日10:45~12:15)で実施します。 
         ※「諸事情」については9月24日(第一回目の授業)にて説明します。     
         ※授業URLは9月23日にDUET送付します。((1)のURLを再度使用予定)  
   ・リアルタイム受講できない場合には音声データ他を請求してください。  
 
            ***予習クイズ・まとめクイズ***  
   ・予習クイズ      (各Unitの1回目の準備/テキスト・レジュメを基にした記述・穴埋め他)   
   ・まとめクイズ〖I・II〗(各Unitの2回目の確認/米市民宗教についての穴埋め)  
  ・まとめクイズ〖III〗(各Unitの3回目の準備 /日本市民宗教についての記述)   
        ※提出スケジュールは9月23日にDUETにて送付します。  
       ※Study Group(希望者のみ/オンライン/授業外:土曜20時30分~/全6回)  
             主に「まとめクイズ(解答)」に向けたディスカッションの場として設けます。  
             他受講生とのコミュニケーションを通じた学びに活用してください。  
     
         ***本シラバスについて確認・質問他のある場合***    
   ・ryoshida@mail.doshisha.ac.jpにメールして下さい。    
        ※クイズ難易・授業形態・コミュニケーション方法他なんでも質問してください。 

<到達目標/Goals,Aims>

知識:「特定宗教/市民宗教」についての基本的な知識習得 
技能:「市民宗教による市民形成(教育文化による人間形成)」を分析する手法の習得 
態度:「特定宗教/市民宗教」に対する偏見を克服し,共感と客観性を併せた異文化/自文化理解習得

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1回  (内容/ Contents) 【Unit1-1:米国向けFamily Values】 
   チョコレート・主婦 
     ・簡単なオリエンテーション 
     ・予習クイズ/レクチャー 
(授業時間外の学習/ Assignments) 予習クイズ解答(1h~) 
(実施回/ Week) 2回  (内容/ Contents) 【Unit1-2】     
     ・レクチャー(前回の続き) 
(授業時間外の学習/ Assignments) まとめクイズ解答(1h~)      
(実施回/ Week) 3回  (内容/ Contents) 【Unit1-3】  
     ・まとめクイズと解説 
(授業時間外の学習/ Assignments) 予習クイズ解答(1h~) 
(実施回/ Week) 4回  (内容/ Contents) 【Unit2-1:Global向けFreedom】 
   優生学・異文化間教育   
     ・予習クイズ/レクチャー         
(授業時間外の学習/ Assignments) レジュメ熟読(1h~) 
(実施回/ Week) 5回  (内容/ Contents) 【Unit2-2】        
     ・レクチャ―(前回の続き) 
(授業時間外の学習/ Assignments) まとめクイズ解答(1h~) 
(実施回/ Week) 6回  (内容/ Contents) 【Unit2-3】        
     ・まとめクイズと解説     
(授業時間外の学習/ Assignments) 予習クイズ解答(1h~) 
(実施回/ Week) 7回  (内容/ Contents) 【Unit3-1:米国向けFaith】 
   クリスマス・修正第一条    
     ・予習クイズ/レクチャー   
(授業時間外の学習/ Assignments) レジュメ熟読(1h~) 
(実施回/ Week) 8回  (内容/ Contents) 【Unit3-2】       
     ・レクチャ―(前回の続き) 
(授業時間外の学習/ Assignments) まとめクイズ解答(1h~) 
(実施回/ Week) 9回  (内容/ Contents) 【Unit3-3】   
     ・まとめクイズと解説 
(授業時間外の学習/ Assignments) 予習クイズ解答(1h~) 
(実施回/ Week) 10回  (内容/ Contents) 【Unit4-1:Global向けFaith】 
   進化論教育/千年王国 
     ・予習クイズ/レクチャー  
(授業時間外の学習/ Assignments) レジュメ熟読(1~) 
(実施回/ Week) 11回  (内容/ Contents) 【Unit4-2】    
     ・レクチャ―(前回の続き) 
(授業時間外の学習/ Assignments) まとめクイズ解答(1h~) 
(実施回/ Week) 12回  (内容/ Contents) 【Unit4-3】        
     ・まとめクイズと解説 
(授業時間外の学習/ Assignments) 全レジュメ振り返り(1h~)  
(実施回/ Week) 13回  (内容/ Contents) 【期末準備-1】  (授業時間外の学習/ Assignments) ドラフト執筆(1h~) 
(実施回/ Week) 14回  (内容/ Contents) 【期末準備-2】   (授業時間外の学習/ Assignments) ドラフト推敲(1h~) 
(実施回/ Week) 15回  (内容/ Contents) 【総括】  (授業時間外の学習/ Assignments) 期末レポート執筆(1h~) 

・担当者作成のレジュメ(各Unitの学習内容・資料/史料・予習クイズ)をベースに展開します。 
・上記の授業計画は予定です。学生の理解度に応じて,変更がありえます。 
・技能基本基準のR,Iに基づいて授業を進めます。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

予習クイズ(10点×4回)  40%  ・資料精読能力(R)として評価します。  
・クイズ終了後に正答を示します。 
まとめクイズ(10点×4回)  40%  ・異文化間理解能力(I)として評価します。 
・クイズ終了後に正答を示します。 
期末レポート  20%  ・異文化理解能力(I)として評価します。  
・ルーブリックにて評価基準を示します。 
特記事項    ・各Unit1回目の授業に欠席の場合,予習クイズの点数はありません。 
・各Unit2回目の授業に欠席の場合,まとめクイズの点数はありません。  
・各Unit3回目の授業に欠席の場合,まとめクイズの点数はありません。 
・事前連絡・各種証明書の提出・特殊事情のある場合は考慮しますので連絡してください。 

尚,授業に臨む姿勢についても評価に加えます。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
32 56.3 6.3 6.3 9.4 21.9 0.0 2.7

<テキスト/Textbook>

和田光弘   『大学で学ぶアメリカ史』 (ミネルヴァ書房、2014) 購入する必要はありません。予習クイズの範囲をプリントして適宜配布します。 

 

大宮有博  『アメリカのキリスト教がわかる-ピューリタンからブッシュまで-』 (キリスト新聞社、2007) 購入する必要はありません。予習クイズの範囲をプリントして適宜配布します。 

 

<参考文献/Reference Book>

ロバート・ベラー  『社会変革と宗教倫理』(未来社、1973)
 

<備考/Remarks>

(履修の要件)  
・第一回目に必ず出席すること。 
・無断欠席の場合はUnit1の予習クイズ・まとめクイズの点数はありません。 
・事前連絡/各種証明書の提出/特殊事情のある場合は考慮しますので連絡してください。 
・キリスト教教育文化論(1)を履修済みであることが望ましい。 
 
(キリスト教教育文化論(1)(2)) 
・(1:19世紀)(2:20世紀)として構成しています。できる限り(1)(2)連続での受講をお願いします。 
 
(キリスト教教育文化論(1)の未受講者)  
 ・オリエンテーションを行いますので,可能なかぎり参加してください。 
 ・オンライン(MS Teams/9月26日19時~)で行います。 
 ・MS TeamsのURLは9月23日にDUETで送付します。 
 ・欠席は「授業に臨む姿勢」において判断します。 
 
 
(出欠席)   
・三分の一以上の欠席者には単位取得の意志がないと見なします。   
・遅刻は欠席扱いとなります。  
・欠席の場合は欠席届・各種証明書を次週以降に提出して下さい。    
  
  
(連絡先)  
  何か質問や困ったことのある場合は下記への連絡をお願いします。  
   ・電話(研究室):075-251-3409  
   ・メール    :ryoshida@mail.doshisha.ac.jp    

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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