シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10952122 

△教育文化学特定研究Ⅱ
Special Issues in Education and Culture II
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  崔 紗華

<概要/Course Content Summary>

現代の国際社会では,人の国際移動がその規模と頻度を増すにつれ,多様な集団の接触の機会が増えてきた。人はなぜ移動するのか。また,国境を越える人の移動に対して,人びとはどのように対応してきたのだろうか。本講義では,受入国と送出国の両方に注目し,人の移動によっていかなる社会変化がもたらされたのかを学際的に考察する。そして,多文化共生時代における人間形成のあり方について検討する。 
 
★重要:オンライン授業の実施形態★ 
リアルタイムの参加が望ましい。リアルタイムで参加できない場合は,第 1 回授業までに相談すること。

<到達目標/Goals,Aims>

(1) 国際関係学,歴史学,社会学の学際的アプローチを学ぶ。 
(2) 人の国際移動によって生じる問題,原因について知見を深める。 
(3) 国際社会の諸問題の解決に貢献する方法を探る。 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) イントロダクション:授業の目的,概要,「人の移動」とは  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の復習,参考文献の読解 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 人の移動と学際的アプローチ  (授業時間外の学習/ Assignments) 難民に関するオンラインシミュレーションゲーム,小レポート 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グループディスカッション(または小レポートの発表) 
移民と難民,移動の諸要因 
(授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の復習,参考文献の読解 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 冷戦と人の移動  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の復習,参考文献の読解 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 冷戦の終焉と人の移動  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の復習,参考文献の読解 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 国際移動者をめぐる管理措置  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の復習,参考文献の読解 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 人の移動と安全保障  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の復習,参考文献の読解 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 受入国と国際移動者(1):国際移動者と社会統合  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の復習,参考文献の読解 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 受入国と国際移動者(2):マジョリティとマイノリティ  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の復習,参考文献の読解 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) ゲストスピーカーによる講演 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の復習,シミュレーションゲーム,小レポート 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) グループワーク,グループ発表(または小レポートの発表)  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の復習,参考文献の読解 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 送出国と国際移動者  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の復習,参考文献の読解 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) ディアスポラ,トランスナショナルなつながり  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の復習,期末レポートのテーマ決め 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 国際移動者とアイデンティティ 
期末レポートのテーマ決め,作成の準備 
(授業時間外の学習/ Assignments) 期末レポートの作成 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 期末レポートの作成 

受講生の関心に応じて,講義内容の部分的な変更,順番の入れ替えの可能性がある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  30%  出席,授業における質疑応答やディスカッションへの参加が求められる。 
小レポート  30%  授業内容に基づいて,自分の考えをまとめる能力を評価する。 
期末レポート試験・論文  40%  授業内容に関わるテーマの期末レポートを課す。自身問題意識に根差した論考を求める。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
39 46.2 25.6 12.8 0.0 15.4 0.0 2.9 *

<テキスト/Textbook>

毎回,授業資料を配布した上で進めていく。メモや書き込みを残すことを推奨する。

<参考文献/Reference Book>

梶田孝道編  『新・国際社会学』(名古屋大学出版、2005年)
 

コーエン,ロビン  『グローバル・ディアスポラ』(明石書店、2012年)
 

バートベック,スティーブン  『トランスナショナリズム』(日本評論社、2014年)
 

平野健一郎  『国際文化論』(東京大学出版会、2000年)
 

S.カースルズ,M.J. ミラー著,関根政美,関根薫監訳  『国際移民の時代 第4版』(名古屋大学出版会、2011年)
 

*その他,授業中に適宜,紹介ないし配布する。

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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